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ジェネリック医薬品のこれからの情報提供とプロモーション戦略

ジェネリック医薬品のこれからの情報提供とプロモーション戦略

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年10月17日(月) 10時30分17時00分

プログラム

第1部. 地域連携時代におけるジェネリック医薬品のプロモーション戦略

(2016年10月17日 10:30〜12:30)

 国は団塊世代が75歳以上となる2025年を目標に地域包括ケアシステム構築の実現を目指している。患者の流れが変わることでMRも地域連携・多職種連携を意識したプロモーション活動にシフトしていく必要がある。
 一方、加速するジェネリック医薬品 (GE) 使用促進は、従来の企業戦略を根本から見直す状況となっている。
 これまでと次元の異なる環境の中で、来るべき地域連携時代におけるジェネリック医薬品のプロモーション戦略はどうあるべきか、私見を述べる。

  1. 業界を取り巻く環境変化
    1. 社会保障の動向
    2. 医療介護制度の動き
    3. 16年度診療報酬・薬価制度改革 (まとめ)
  2. GEのプロモーションのあり方
    1. プレイヤーを巡る動き
    2. 従来型プロモーションのあり方
    3. 医療機関が求める情報 (調剤薬局/病院)
  3. 地域連携とMR活動
    1. 地域連携の企業の理解度
    2. 地域連携に対する企業の取り組み
    3. MR活動と地域連携パス
  4. さらなるGE使用促進のKey point
    1. 次期診療報酬制度・薬価制度改革の予測
    2. 新たな薬価制度の動き
    3. 医療機関/保険者の動き
  5. まとめ
    • 質疑応答

第2部. 保険薬局が望むジェネリック医薬品促進のための情報提供

(2016年10月17日 13:15〜14:45)

 ジェネリック医薬品の使用促進は、医療保険財政の改善に不可欠なものである。ジェネリック医薬品使用後調査の結果を紹介し、保険薬局が望む情報提供について解説する。

  1. 保険薬局におけるジェネリック医薬品使用促進目標と現状
    1. ジェネリック医薬品使用促進目標
    2. ジェネリック医薬品使用の現状
    3. ジェネリック医薬品使用促進のための調剤報酬制度
  2. ジェネリック医薬品使用促進に必要な情報
    1. 薬剤師の質向上と情報
    2. ジェネリック医薬品変更率の把握
    3. 医療機関への情報提供
  3. ジェネリック医薬品使用後調査結果と情報提供
    1. ジェネリック医薬品使用後調査
    2. ジェネリック医薬品使用後調査、報告の実例
    3. 保険薬局に必要な情報と患者への情報提供
    • 質疑応答

第3部. ジェネリック医薬品の数量ベース80%達成、その後を考える

~新薬評価とフォーミュラリーがGEメーカーに与える影響~

(2016年10月17日 15:00〜17:00)

2015年度の経済財政諮問会議で、ジェネリック医薬品の更なる使用促進が議論され、最終的に骨太の方針において、2017年央に数量ベースで70%以上に、2018年度から2020年度末までのなるべく早い時期に80%以上という目標が設定されました。 ジェネリック医薬品80%時代は、ジェネリック医薬品において、設備投資が必須になる一方で、わが国のジェネリック医薬品市場が成熟期に達することも視野に入れなければならない。 DPC病院においては、ジェネリック医薬品数量ベースは、Ⅱ群、Ⅲ群では、ジェネリック指数60%以上が、それぞれ84.3%、80.3%、そして、Ⅰ群では、46.9%であり、急速に使用量が拡大しています。しかし、ジェネリック医薬品の数量ベースの使用量は、拡大したにもかかわらず、医薬品購入費の削減効果は、実感できないのが現状です。 この要因の一つとして、DPC病院においては、同種同効薬の新薬が市販されたならば、ジェネリック医薬品を置き換わる傾向があり、ジェネリック医薬品の効率的な活用が行われていないことが考えられます。アメリカやイギリスなどの先進国では、医薬品の使用を経営的に管理するために、薬剤師を中心とした新薬評価とフォーミュラリーが運用されています。 当院では、2014年4月より、薬剤部が中心となり新薬評価とフォーミュラリーを開始し、現在、9つのファーミュラリーを運用し、年間約1,300万円の削減効果を挙げています。 ジェネリック医薬品80%時代は、医薬品産業の将来を大きく変革するといわれています。政府は同時に「医薬品産業強化総合戦略」を発表し、必須医薬品 (基礎的医薬品) の価格維持の仕組みを導入されました。ジェネリック医薬品メーカーは、海外進出も視野に入れながら、この必須医薬品についても考慮しなくてはなりません。 製造する側と使用する側という立場は違いますが、この必須医薬品はフォーミュラリーとつながるものと考えます。新薬評価とフォーミュラリーがジェネリック医薬品メーカーに与える影響について考えてみたい。
  1. 骨太の方針など医療環境について
  2. DPCとジェネリック医薬品が薬物治療を変える
  3. ジェネリック医薬品の更なる効率的な活用の必要性
  4. 聖マリアンナ医科大学病院における新薬評価とその情報入手方法
  5. 先進諸外国のフォーミュラリーについて
    • イギリスとアメリカのフォーミュラリー
  6. 聖マリアンナ医科大学病院におけるフォーミュラリーについて
  7. フォーミュラリーがジェネリック医薬品メーカーに与える影響
    • 質疑応答

講師

  • 塚前 昌利
    株式会社ベルシステム24 CRM第1事業本部 医薬開発事業部
    シニアプロフェッショナル
  • 正能 佳子
    クオール株式会社 関東第二薬局事業本部 関東第五事業部
    事業部長
  • 増原 慶壮
    聖マリアンナ医科大学病院 薬剤部
    参与

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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