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ゼータ電位に親しむ講座

ゼータ電位に親しむ講座

~測定への不安や抵抗をなくす / 安定性や物性との関連を学び、指標として使いこなす / 製造工程時間の短縮化 / 製品の長期安定性予測~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年9月15日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 粉体・微粒子分散に関連する技術者
    • 医薬品
    • 食品
    • 化粧品
    • セラミックス
    • トナー
    • 肥料
    • 化学原料
    • 電子材料
    • 金属材料
    • 電池材料
    • 粉末治金 など
  • ゼータ電位に関心のある研究者・技術者・開発部門・技術管理部門

修得知識

  • ゼータ電位 (分散促進因子) とハマカー定数 (凝集促進因子) の理解
  • 電気泳動移動度の測定値からゼータ電位を計算する方法
  • DLVO理論の理解
  • エクセルを用いた微粒子間相互作用のポテンシャル曲線の描き方と利用法
  • 定性マップの描き方

プログラム

 微粒子分散系をいかに安定化させるか、DLVO理論に基づいて基礎から応用まで徹底的に解説する。キーワードはハマカー定数 (凝集促進因子) とゼータ電位 (分散促進因子) である。
 ゼータ電位を与える電気泳動移動度の測定法とその解釈の習得後、分散・凝集を定量的に決定するポテンシャル曲線と安定性のわかる二次元マップの描き方について解説し、分散系安定化のための戦略について述べる。

  1. 微粒子の集団は必ず凝集する
  2. 微粒子間の凝集力は構成分子間に働く分子間力に由来する
  3. ハマカー定数:凝集促進因子
  4. 微粒子のゼータ電位:分散促進因子
  5. 帯電微粒子周囲の拡散電気二重層
  6. 微粒子の表面電荷と表面電位
  7. 微粒子の電気泳動移動度の測定とゼータ電位
  8. 電気泳動移動度とゼータ電位を結びつける式
    1. スモルコフスキーの式 (大きな粒子) と ヒュッケルの式 (非水系)
    2. ヘンリーの式 (任意のサイズの粒子)
    3. 緩和効果を考慮した精度の高い式 (ゼータ電位が高い場合)
  9. 液滴とエマルジョン
  10. 高分子電解質層で覆われた柔らかい粒子
  11. 濃厚系の電気泳動
  12. 振動電場中の電気泳動:動的電気泳動
  13. 濃厚系における動的電気泳動:ESA法とCVP法
  14. 微粒子間の静電反発エネルギー
  15. DLVO理論:コロイド粒子間の相互作用エネルギーの計算
    1. ポテンシャル曲線による凝集・分散の定量的評価
    2. DLVO理論によるシュルツ・ハーディの経験則の解明
    3. 非水系におけるDLVO理論
    4. 柔らかい粒子の場合
  16. エクセルを用いたポテンシャル曲線の描き方
  17. 安定性のわかる安定性マップ
    • 質疑応答

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第1講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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