技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

FFTによる振動・騒音の解析技術と問題解決のためのFFTの適用のしかたについての技術ノウハウ

FFTによる振動・騒音の解析技術と問題解決のためのFFTの適用のしかたについての技術ノウハウ

~入門~実務へ~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年4月20日(水) 10時00分 17時00分

プログラム

 この分野のセミナーの技術講師をすでに20年以上担当させて頂いておりますが、このセミナーの冒頭で受講者に「FFT (高速フーリエ変換器) を技術的に正しく使いこなしていますか?」と質問しますと、ほとんどの受講者が自信が無いと答えます。
 実はFFTは大変取り扱いが難しい測定器で、技術的に正しく使いこなさないと間違った解析結果を出してしまいます。解析結果が間違っていては、到底振動・騒音対策までたどり着けません。
 FFTを技術的に正しく使いこなすには、理論だけでなく実践的な観点からのディジタル信号処理と呼ばれる技術を習得しなくてはなりません。
 例えば、実時間のオクターブ分析器やFFTなどの周波数分析機器などを使いこなすには、フィルタ技術などについてのディジタル信号処理技術についての知識が必要不可欠です。固有振動数などを技術的に正しく測定すためにもこの技術が必要になります。この他にもいろいろなところで、この技術が必要になります。
 ディジタル信号処理技術は大変難解です。この分野はどちらかというと特殊な分野になりますので、大学や大学院の授業ででこの分野を勉強された方は少ないのではないかと思います。
 また、機械やプラントなどの制御技術分野でもPID (比例・積分・微分) 制御などの分野では、時間領域 (時間を変数とする領域) ではなく周波数領域 (周波数を変数とする領域) で入出力関係を表します。伝達関数や周波数応答関数はその良い例です。
 このあたりの技術を理解するためにも、学問のためのディジタル信号処理技術でなく、実務エンジニアのための実践的なディジタル信号処理技術が必要不可欠になります。
 本セミナーでは、上記技術を実務エンジニアリングの立場から実務エンジニアのために大変わかりやすく解説致します。

  1. アナログフィルタとは?
    1. 理想的なフィルタ
    2. 現実のフィルタ
    3. バンドパスフィルタ (BPF)
    4. ローパスフィルタ (LPF)
    5. ハイパスフィルタ (HPF)
    6. (1/1) リアルタイムオクターブ分析とは?
    7. 1/3リアルタイムオクターブ分析とは?
    8. 1/24リアルタイムオクターブ分析とは?
    9. オールパスとは?
    10. オーバーオールとは?
    11. 1/1、1/3リアルタイムオクターブ分析器を操作してみよう! (講師のみ)
  2. ディジタルフィルタとは?
    1. ディジタルフィルタとは?
    2. ディジタルフィルタに必要になるZ変換とは?
    3. サンプリング定理とは?
    4. 折り返しひずみとは?
    5. FIRフィルタとは?
    6. IIRフィルタとは?
  3. フーリエ級数とは?
    1. フーリエ級数における直流成分とは?交流成分とは?
  4. フーリエ変換とは?
    1. フーリエ変換の公式がやっていることを言葉で説明すると?
    2. 離散フーリエ変換 (DFT) とは?
    3. 高速フーリエ変換 (FFT) とは?
  5. FFTアナライザとは?
    1. 騒音解析によく使用するウィンドウとは?
    2. 振動解析によく使用するウィンドウとは?
    3. ウィンドウの役割を整理
    4. アベレージング回数の決め方とは?
    5. フーリエスペクトルとパワースペクトルの違いは?
    6. パワースペクトル密度 (PSD) とは?
    7. 周波数分解能と時間分解能
    8. FFTのオーバーオール値と騒音計や振動計の測定値は同じか、それとも違うのか?
  6. 時間 – 周波数分析の代表であるウェーブレット解析の効力と活用法とは?
    1. 時間 – 周波数分析とは?
      - 通常の周波数分析とどこが違うのか? br /> どのようなメリットがあるのか? –
    2. ウェーブレット解析とは?
    3. ウェーブレット解析の活用法とは?
  7. LabVIEW (ラボビュー、計測器作成ソフト) の活用による大きなメリットとは?
    本セミナー受講者に、LabVIEW を使用して最初から社内にて成果を出す方法を解説!
    1. LabVIEW とは?
    2. LabVIEW を使用するメリット
    3. トータルコスト削減、時間短縮、標準的な測定器だけでなくカスタム測定器も製作できる!
    4. 実際に LabVIEW を使用して振動解析をしてみよう! (講師のみが実施)
  8. 質疑応答

講師

会場

青山セントラル
東京都 港区 南青山2-2-8 DFビル
青山セントラルの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 36,000円 (税別) / 38,880円 (税込)
複数名
: 31,000円 (税別) / 33,480円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でご参加の場合、2名様目から1名につき 5,000円(税別) / 5,400円(税込) 割引 (同一法人に限ります)

関連する出版物

発行年月
2021/9/30 自動車室内の静粛性向上と、防音・防振技術、材料の開発
2020/7/31 生体情報センシングと人の状態推定への応用
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2018/7/31 遮音・吸音材料の開発、評価と騒音低減技術
2017/7/31 騒音・振動の対策と防音・防振材料の適用
2016/4/28 ドライバ状態の検出、推定技術と自動運転、運転支援システムへの応用
2014/5/10 生体信号処理技術(脳波) 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/5/10 生体信号処理技術(脳波) 技術開発実態分析調査報告書
2013/10/10 クレーン4社 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/10/10 クレーン4社 技術開発実態分析調査報告書
2012/1/15 免震・制震・耐震技術 技術開発実態分析調査報告書
2011/9/2 '12 HDD・関連市場の将来展望
2010/6/3 実戦 ディジタル信号処理
2008/5/25 建設・建築における 免震・耐震・制震技術 技術開発実態分析調査報告書
2008/5/25 建設・建築における 免震・耐震・制震技術 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)
2006/6/16 電気・電子機器の振動と温・湿度複合環境試験
2006/4/14 詳解 高周波通信用フィルタ設計手法
2003/12/10 入門 MATLAB/SimuLinkによる制御系設計手法
2002/7/11 PLLの基礎と応用
2001/9/28 MATLABプログラム事例解説Ⅱ アドバンスド通信路等化