技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

乾癬治療における生物学的製剤の薬剤選定と新薬上市のインパクト

生物学的製剤で満たされないニーズはどこにあるのか

乾癬治療における生物学的製剤の薬剤選定と新薬上市のインパクト

~中等度~重度患者治療に対する薬剤ポジショニングの行方はどうなるのか~
東京都 開催 会場 開催

概要

本講演では、生物学的製剤の有効性と安全性の基礎から解説し、乾癬治療薬の価値を薬剤経済学的に評価し、医療経済評価の基本的な用語および考え方について解説いたします。

開催日

  • 2016年3月29日(火) 12時45分 16時00分

修得知識

  • 生物学的製剤の有効性
  • 乾癬治療薬の評価

プログラム

第1部. 腎性貧血の治療の実際と問題点 求められる新薬像

(2016年3月29日 12:45〜14:15)

 皮膚科領域において乾癬に対する治療の重要度はきわめて高い。2010年から本邦では生物学的製剤による治療が行われている。現在4種類の製剤が使用可能である。本講演では、生物学的製剤の有効性と安全性について解説する。さらに自験例を含めた治療における選択基準と、皮膚科医が生物学的製剤に対して求めているものについて述べたい。

  1. 乾癬の疫学と病態
    1. 乾癬の疫学
    2. 乾癬の病態
    3. 乾癬の臨床症状と病型
    4. 乾癬のQOL
  2. 乾癬における生物学的製剤
    1. 作用メカニズム
    2. 適応
    3. 使用ガイドライン
    4. 治療効果と副作用
  3. 薬剤の選択における皮膚科医師の考えかた
    1. 他の薬剤との比較
    2. 作用メカニズムと治療効果
    3. 副作用
    4. 投与方法、特に自己注射
    5. 自己負担と高額医療
    6. 二次無効とバイオスイッチ
    7. 治療の中断と再開
  4. 生物学的製剤使用における問題点
    1. 費用対効果
    2. 病診連携
    3. 長期間の使用の問題点
    4. 今後予定されている新規薬剤
    5. 患者のニーズ
    • 質疑応答

第2部. 【セクキヌマブ】、【イキセキズマブ】等の新規乾癬治療のインパクト

(2016年3月29日 14:30〜16:00)

 乾癬は海外では人口の2~3%、国内では数百人に一人の割合でみつかる疾患として知られている。皮疹が人目につくという、その外観から患者の生活の質 (Quality of life;QOL) を低下させる疾患であり、また、重症関節炎を併発した症例では関節変形、機能障害を残しうる。この乾癬に対して近年、TNF阻害剤、IL – 12/23p40阻害剤といった生物学的製剤が高い治療効果をもたらすことがわかり、既存の全身療法抵抗性の重症例に使用されている。2014年12月に、新たにIL – 17抗体阻害剤、セクキヌマブが本邦で乾癬への適応承認を得た。現在、IL – 17A抗体阻害剤、イキセキズマブが製造販売承認中である。
 本講座ではこの2剤の乾癬治療での生物学的製剤の選択に与えるインパクトを考えてみたい。

  1. 乾癬という皮膚疾患
  2. 乾癬の病態とサイトカイン
  3. 乾癬治療での生物学的製剤の位置づけ
  4. セクキヌマブの皮疹への効果
  5. セクキヌマブの関節炎への効果
  6. セクキヌマブの安全性
  7. セクキヌマブと抗薬剤抗体
  8. 乾癬治療でのセクキヌマブのインパクト
  9. イキセキズマブの皮疹への効果
  10. 乾癬治療でのイキセキズマブのインパクト
    • 質疑応答

講師

  • 川田 暁
    近畿大学 医学部 皮膚科学研究室
    主任教授
  • 多田 弥生
    帝京大学 医学部 皮膚科学講座
    主任教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/10/25 バイオ/抗体医薬品における品質試験/安定性試験と品質規格設定のポイント オンライン
2024/10/25 バイオ医薬品原薬工場建設プロセスおよびバリデーションのポイント オンライン
2024/10/25 非GLP試験における信頼性確保 東京都 会場・オンライン
2024/10/28 ICH M7変異原性不純物/ニトロソアミン不純物対応コース オンライン
2024/10/28 ICH M7 (変異原性不純物) ガイドラインとエキスパートレビューにおける変異原性評価・判断の考え方 オンライン
2024/10/28 医療データ (RWD) 活用時の100の落とし穴 オンライン
2024/10/28 GMP・DIガイドラインに沿った製造/試験記録の作成・運用とその監査 オンライン
2024/10/28 CSV (コンピュータ化システムバリデーション) 実務入門講座 オンライン
2024/10/28 意思決定にむけたターゲットプロダクトプロファイルの設定 オンライン
2024/10/29 承認申請プロセスに関わるPMDA提出資料 (CTD/照会事項回答) 作成のポイント オンライン
2024/10/29 実験室における高薬理活性物質の取り扱い/封じ込め対応と区分による要求レベル オンライン
2024/10/29 ニトロソアミン不純物/NDSRI分析・評価手法と留意点 オンライン
2024/10/30 安定性試験のための統計解析 オンライン
2024/10/30 GMP対応工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (全2コース) オンライン
2024/10/30 GMP対応工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン
2024/10/30 GMP対応工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン
2024/10/30 GMPにおける逸脱・不備・不整合からのCAPA運用・手順・管理と逸脱防止対策 オンライン
2024/10/30 責任役員 (上級経営陣) にむけたGMP、GQP教育訓練と法令順守体制の整備 オンライン
2024/10/30 GMP入門講座 オンライン
2024/10/30 再生医療等製品のGCTP対応の基礎をふまえた適格性評価およびバリデーションのポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理