技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

治験での過剰なQCへの効率化

治験での過剰なQCへの効率化

~スピード/コスト面での無駄をなくすために~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年1月28日(木) 10時00分 17時10分

プログラム

第1部. データマネジメント業務からみたQCの効率化

(2016年1月28日 10:00〜11:30)

臨床試験を実施する際、データマネジメントの立場からデータの品質管理の取組み方を紹介します。

  • 無駄だと思うこと
  • 何故、無駄なことをするのか?
  • ミスの原因は何なのか?
  • 品質管理の考え方
  • 品質管理って何?
  • 品質基準をどこに置くのか?
  • 必要十分な品質とは何か?
  • 原因による対処方法の違いを理解しているか?
  • データマネジメントとしての対応
  • 臨床試験の基盤整備
  • 各種ライブラリーの整備
  • 共通と特殊
  • 臨床試験の実施
  • EDC (CRF) 設計
  • チェック規定の設計と運用
  • CRF記入ルール/データ入力ルール
  • 電子データの活用
  • 体制の変更
  • 質疑応答

第2部. CROでの業務経験から見る治験のQC業務に関する考察

(2016年1月28日 11:45〜13:15)

Risk Based Approach for Monitoringの導入 で、日本国内で実施する治験は品質向上を目指し、かつ、効率的に (品質の目標値の設定必須です) できるのでしょうか。また、モニターの役割はどう変化するのでしょうか? 新たなモニタリング手法の検討も必要な時です。

  1. 品質保証・品質管理システム
    1. 治験における品質
    2. Corrective Action & Preventive Action1の考え
    3. QC活動
    4. 品質保証・品質管理システムの構築
  2. 品質維持・向上
    1. モニタリング活動
    2. QC担当者の活動
    3. 教育について
  3. リスク管理いついて
    • サンプリングSDV
    • 中央モニタリング
    • 組織・プロジェクトチームの体制はどうしますか
    • 質疑応答

第3部. モニタリング業務におけるQC実施と無駄の削減

(2016年1月28日 13:55〜15:25)

ICH-GCPの次回改正においても盛り込まれようとしている「臨床試験の効率化」をキーワードに、いかに質を確保したままでモニタリング業務を効率化するかについて、実務の経験から、途中グループワークも交え講義を行う。

  1. 臨床試験の品質
    1. 品質の基準
    2. GCPにおける臨床試験の品質
    3. 目標とする臨床試験の品質とQC
  2. モニタリング業務におけるQC
    1. モニタリングの質の確保の重要性
    2. オーバーリアクションとQCの効率化
    3. ミスが起こらない環境づくり ~担当者の教育
    4. 他部門との連携について
    5. 臨床研究のQC
  3. 臨床試験の効率化
    1. 効率化できるポイント ~スピード面とコスト面から
    2. より効率的なモニタリングの運用
      1. CRAの効率的な活用
      2. 外部委託による効率的な運用
  4. CROとのコラボレーション
    1. 外部委託のポイント ~スピード面とコスト面から
    2. CROとの協業における留意点
  5. アジアン試験QCについて
    1. アジアン試験の実施体制
    2. アジアン試験のコントロール
    3. アジアン試験におけるCROとのコラボレーション
    • 質疑応答

第4部. 臨床医の立場からみる無駄なQCと効率化のために企業に求めるQC対策

(2016年1月28日 15:40〜17:10)

治験を実施する立場から、依頼者との対応において業務上煩雑になっていることや無駄に感じる事項について紹介し、より効率化するために考察を加えながら紹介したい。

  1. 治験開始前
    1. 機器精度管理
    2. 各種トレーニング (事前認証)
    3. 検査キットなどの保管、管理
  2. 治験実施
    1. 被験者の病歴聴取
      • 既往歴
      • 合併症
      • 併用薬
    2. 被験者の選択
    3. 実施の許容範囲
    4. 院内電子カルテとの齟齬
  3. 有害事象
    1. 検査値の判断
    2. 有害事象の判断
      • 発症、終了時期の決定
      • 転帰の決定
  4. 報告書
    1. 有害事象の報告
      • 報告のタイミング
      • 作成上の問題
    2. CRF
  5. その他
    1. 安全性報告に対する対応
    2. EDCの弊害
    • 質疑応答

講師

  • 森 幹雄
    第一三共 株式会社 データサイエンス部 データマネジメントグループ
    グループ長
  • 篠崎 英孝
    株式会社 ワールドインテック R&D事業本部 臨床開発部
    部長
  • 小林 裕直
    塩野義製薬 株式会社 グローバル医薬開発本部 臨床開発部
  • 蓮沼 智子
    北里大学 北里研究所病院 研究部 臨床試験センター
    センター長 / 教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 59,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 118,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 178,200円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/17 これからGMP監査及び自己点検などQA業務に携わる初級者のための入門講座 オンライン
2024/6/17 希少疾患におけるアンメットニーズ: ペイシェントジャーニーによる掘り起こしと分析、マーケティングや事業性評価への活用 オンライン
2024/6/17 新規モダリティ医薬事業価値最大化のための薬価戦略・事業化戦略策定のポイント オンライン
2024/6/18 海外当局によるGMP査察への準備と対応 オンライン
2024/6/18 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (基礎編 + 実践編) オンライン
2024/6/18 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (基礎編) オンライン
2024/6/18 治験薬GMPの基本要件と実践のポイント オンライン
2024/6/18 医薬品QA業務 実務講座 オンライン
2024/6/19 ASEAN各国の医薬品申請のための薬事制度と申請資料作成方法 オンライン
2024/6/20 ザ・治験薬のGMP2024 東京都 会場・オンライン
2024/6/20 QA部門のためのGMP文書・記録類の照査のポイント オンライン
2024/6/20 医薬品の知財制度と特許戦略 入門講座 オンライン
2024/6/20 経皮吸収製剤における評価と生物学的同等性試験のポイント オンライン
2024/6/20 事例を交えて学ぶ共同研究契約・共同出願契約等に関するポイントと実践的対処方法 オンライン
2024/6/21 試験検査室管理におけるGMP対応の重点チェックポイント オンライン
2024/6/21 GMP/GQP-QAが行うべき逸脱管理とCAPAの適切性の評価とチェックリストの活用 オンライン
2024/6/21 非臨床試験QC/QAの留意点とGLP品質マネジメントシステムから学ぶ非臨床試験の信頼性保証 オンライン
2024/6/21 GMP省令改正における原材料供給者管理への対応と原薬・原料・資材各々の取決め事例 オンライン
2024/6/21 ICH Q3D/日局をふまえた元素不純物管理 (新薬・既存薬) のための分析・試験法設定のポイント オンライン
2024/6/24 リスクマネジメント/ワーストケースアプローチに基づく洗浄バリデーション実施 (残留限度値・DHT/CHT設定など) と残留物の評価法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2013/11/28 正しいALCOA原則・実践から治験Quality Managementと適合性調査
2013/9/27 PMDA要求「EDC管理シート」記載方法と適合性調査対応 (ebook版)
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書