技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

アクリレートの基礎化学、合成・重合と工業化技術

アクリレートの基礎化学、合成・重合と工業化技術

~直面する課題克服のための基礎知識と対策、最新の重合手法まで~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、アクリレートの基礎化学 (モノマー、オリゴマーの構造と分子特性等) 、最近の合成・重合法の進展、今後の課題からアクリルポリマーの合成法まで分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2015年12月8日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • アクリレートに関わる研究者

修得知識

  • 高分子化学の基礎事項
  • アクリレートの合成と分子特性
  • ラジカル重合の基礎理論、リビング重合、立体構造制御重合
  • アクリルポリマーに関係する工学的事項

予備知識

  • 大学初年度程度の有機化学 あるいは高分子化学

プログラム

 アクリレートのラジカル重合では、少し環境が変わっただけで、あるいは僅かに条件を変えただけで全く違った性質、形状のポリマーが生成することがある。また、従来品を改質したいが、どこから手を付けてよいか迷うことがある。これら直面する課題解決に本講が少しでも役立てば幸いである。また最近、分子量、立体構造を制御することがラジカル重合でも可能になってきた。その原理、手法、課題、今後の展開についても具体的に述べる。新規研究計画、新しい材料設計の一助になれば幸いである。

  1. モノマーの種類と特徴
    1. モノマーの種類
    2. 新しい高機能性モノマー
    3. バイオ由来モノマー
    4. モノマーの立体構造
    5. モノマーの極性・共鳴因子
  2. 重合の基礎と応用
    1. 基本用語
    2. 重合の方法と選択
    3. ラジカル重合の素反応と課題、課題克服の工夫
    4. 重合速度とポリマー分子量、その経時変化
    5. 酸素、禁止剤の重合への影響
    6. ポリマーの着色・耐候性
    7. 共重合・速度論
    8. 共重合・モノマーの反応性と工業化の課題
  3. リビングラジカル重合による分子量の制御
    1. リビング重合の原理
    2. 重合の具体例と課題
    3. 重合方法の選択
    4. 機能性ポリマー・オリゴマーの合成
    5. リビング重合の新展開
  4. 立体構造の制御
    1. 高分子立体化学の用語
    2. ポリマーの立体規則性と材料特性
    3. 重合の立体化学
    4. 立体特異性ラジカル重合とラセンポリマーの合成
    • 質疑応答

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第1講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/15 各樹脂別の難燃化技術と難燃剤のブリードアウト、その対策 オンライン
2024/11/19 光硬化型材料の基礎と応用のポイント オンライン
2024/11/19 粘着・剥離のメカニズムとその制御 オンライン
2024/11/21 二軸スクリュ押出機を用いたリアクティブプロセシング技術の基礎から応用へ 東京都 会場・オンライン
2024/11/21 架橋技術によるポリマーの性能向上と物性・特性改良方法 オンライン
2024/11/21 高分子結晶化の基礎と解析技術および結晶成長 オンライン
2024/11/22 マレイン酸変性による樹脂複合材料の界面密着性向上とその構造分析 オンライン
2024/11/22 プラスチック射出成形の基礎知識とトラブルシューティング オンライン
2024/11/22 押出混練機内の樹脂挙動と混練評価、最適化技術 東京都 オンライン
2024/11/22 高分子結晶化のトポロジー的メカニズムとその制御 オンライン
2024/11/25 バイオマスフィラーの樹脂への分散、複合化技術 オンライン
2024/11/26 光学用透明樹脂の基礎、屈折率制御および光吸収・散乱メカニズムと高透明化 オンライン
2024/11/26 ポリマー・高分子材料のモノマー化・解重合技術の基礎とケミカルリサイクルの技術動向 オンライン
2024/11/27 光硬化型材料の基礎と応用のポイント オンライン
2024/11/27 ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法 東京都 会場
2024/11/27 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術 オンライン
2024/11/27 プラスチックのマテリアルリサイクル技術入門 オンライン
2024/11/27 加速する国内外のプラスチック規制の動向とリサイクルの最新事情 オンライン
2024/11/27 粘着・剥離のメカニズムとその制御 オンライン
2024/11/28 固体高分子材料の動的粘弾性測定 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用