技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品QC/QA担当者エキスパート養成講座

医薬品QC/QA担当者エキスパート養成講座

~コース1,2 (全6コース)~
東京都 開催 会場 開催
  • コース1: PICS-GMPガイド&6つのギャップを理解し、現場での実施の課題と対策を学ぶ
  • コース2: 一変申請・軽微変更届の判断事例と変更管理 (委託先含む) の適切な現場処理を学び、判断ミスを防ぐ

開催日

  • 2015年11月26日(木) 10時30分 16時30分
  • 2015年11月27日(金) 10時30分 16時30分

プログラム

2015年11月26日 コース1 PICS-GMPガイド&6つのギャップを理解し、現場での実施の課題と対策を学ぶ

 PIC/Sに加盟したことにより、PIC/SのGMPガイドへの対応が必要になった。要求事項になった6つのギャップの対応策を紹介する。PIC/SのGMPガイドを学び、全梱の同一性確認の対応について具体策を提案し一緒に考えて行くかつ、EUで要求されているGDPの要求事項について知り、今後の対応を考える。

  1. PIC/S-GMPガイドを知る
    1. つのギャップと実施上の課題とその対策を学ぶ
  2. 全梱包からの同一性確認の対策を学ぶ
  3. 安定性試験25℃×65%実施時の規格外の対策
  4. GDPの対応 (偽造薬対応)
  5. PIC/S GMPガイドについて
    1. PIC/S GMPガイドの位置づけ
    2. GMP施行通知に6つのギャップを反映
  6. PIC/S GMPガイドを知ろう
    1. CHAPTER6 品質
    2. アネックス8「原料及び包材のサンプリング」
    3. アネックス19「参考品及び保存サンプル」
  7. GMP省令の施行通知の6つのギャップ
    1. リスクマネイジメント
    2. 参考品/保存品/原料/資材の保管
    3. 年次安定性試験
    4. 原料・資材メーカーの管理
    5. 製品品質照査 6) バリデーション
  8. PIC/S GMPガイドの同一性確認 (全梱包の確認試験実施について)
    1. PIC/S GMPガイドラインで求めること
    2. PIC/S GMPガイドラインの同一性確認のバリデーションの考え方
  9. 全梱包の同一性確認
    1. 相手先製造所の品質保証体制の確認
    2. 均質性の確認
    3. 流通段階の確認
    4. 受け入れ時の保証
  10. 均質性の確認
    1. 原料/製剤の均質性評価
    2. 受け入れ時のロット毎の均質性確認
    3. 縮分による均質性の確認
  11. 確認試験の簡便法
    1. ラマン分光
    2. 近赤外
    3. ラマン分光と近赤外の比較
    4. 種々の問題点への対応 (アルミ包装/先行サンプル/添付サンプル)
  12. PIC/Sのサンプリング数増加対応への具体策
    1. 具体策の作成 (計画)
    2. 実施
    3. 省略
  13. サンプリング室の管理
    1. ハード面
    2. ソフト面
  14. サンプリングの取り方
    1. サンプリングのSOP
    2. サンプリング者の研修
    3. サンプリングの記録
    4. 試料の縮分
    5. サンプリングを製造現場に任せる場合
  15. 保管方法 (必要によりミニチュアの作成)
    1. 保管量の確認とSOP化
    2. ミニチュアの作成
    3. 保管場所の確保
  16. 安定性モニタリングの実施と問題点
    1. 要求事項 (GMP施行通知)
    2. 室温なりゆきと25℃×60%の対応違い
    3. 安定性モニタリングで規格外の場合の対応 (25℃×60%)
  17. 原料及び資材メーカーの管理
    1. 選定基準と評価 (新規・変更時・日常)
    2. 取り決め事項
    3. 原料及び資材メーカーの監査
  18. 製品品質照査
    1. 試験結果の活用
    2. 試験結果の統計量 (工程能力指数) について
    3. リスク要因の洗い出し (具体的な事例)
      • 溶出試験の対応
      • 粒度バラツキの大きい製品
      • 含量の低い製品 (原薬)
  19. 当局の指摘事項
    • 質疑応答・名刺交換

コース2 11月27日 一変申請・軽微変更届の判断事例と変更管理 (委託先含む) の適切な現場処理を学び、判断ミスを防ぐ

 2005年の改正薬事法での製造方法欄に製造場所や詳細な製造方法を記載することになり、一変申請・軽微変更は製造販売業者にとって大きな課題になっている。判断ミスが最悪の場合、製品回収・改善命令に繋がる。多くの事例を学ぶことにより、より適切な判断ができることを目指す。

  1. GMP/GQPの変更管理の仕組みを知る。
  2. 一変申請・軽微変更の規制を知る。
  3. 製造販売承認書との齟齬対応 (事例紹介)
  4. 変更時の一変・軽微の判断 (事例紹介)
  5. 製造時の一変事項・軽微変更逸脱時の対応 (事例紹介)
  6. 改正薬事法の一変申請・軽微変更
    1. 関係する通知/事務連絡
    2. 迅速一変申請
    3. 医療用医薬品等の承認申請等に関する質疑応答集 (Q&A)
    4. 一変申請すべきところを軽微変更届による製品回収
    5. 欧米変更管理
    6. PMDAによるディシジョンツリー
  7. 製造販売承認書の記載方法
    1. 原薬/製剤の製造所/試験/保管場所の記載
    2. 製造方法の記載 (一変/軽微事項)
    3. 一変申請事項と軽微変更届の記載の混乱
    4. 医療用医薬品の承認審査から見た課題 (PMDA)
  8. 一変申請・軽微変更届の変更管理
    1. 薬事対応 (一変/軽微) の判断
    2. 一変申請・軽微変更届時のデータ準備
    3. 一変判断に迷った時の対応
    4. 海外変更が伴う場合
    5. 会社買収に伴う変更と入荷 (海外の場合) の注意事項
    6. 変更実施後の評価とフォロー
    7. 試験方法の変更 (日局対応含む)
  9. 製造所と製造販売業者の関係 (GMP⇔GQP)
    1. 変更管理/連絡の関係
    2. 取決事項
    3. GMP査察での確認
  10. 一変申請・軽微変更届でのミスに伴う対応
    1. 製造販売承認書記載事項との齟齬発見時の対応
    2. MF業者の薬事対応のミスに伴う製造販売業者の対応
    3. 一変申請・軽微変更の失念/判断ミスの対応
    4. 当局に提出する顛末書記載等について
  11. 迅速一変申請での製造所追加
    1. 迅速一変申請の条件
    2. 製造プロセス、製造装置が同じかどうかの判断
    3. 軽微変更&軽微変更による、一変事項代替
  12. 製造時の一変事項逸脱時の対応事例
    1. 当局の査察による指摘事項
    2. 品質の評価/根拠データ収集
    3. 当局対応
  13. 一変申請・軽微変更届の失念/判断ミスの事例
    1. 保管場所の掲載漏れ
    2. MF業者のMF変更判断ミスに伴う製造販売業者の対応
    3. 一変申請失念に伴う変更管理不備の対応
  14. 一変承認時の新旧製品切り替え
    1. 通知
    2. Q&A
    3. 日局変更・新規収載時
  15. 変更管理において重大なミスをなくすために
    1. 変更管理担当者並びに品責の教育/訓練
    2. 製造方法記載の手引き (SOP兼研修資料)
    3. 製造所の変更管理の確認 (特に海外製造所)
    4. 変更提案のフォロー管理 (PDCA)
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 脇坂 盛雄
    株式会社 ミノファーゲン製薬
    顧問

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第3講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 76,000円 (税別) / 82,080円 (税込)
複数名
: 40,000円 (税別) / 43,200円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 40,000円(税別) / 43,200円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 76,000円(税別) / 82,080円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 86,400円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 129,600円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/5 (薬物) 国内治験と国際共同治験のモニタリング業務の差異と実務対応力の習得 オンライン
2025/3/5 無菌製剤・再生医療等製品の工場における査察対応とGMP改善業務 オンライン
2025/3/7 リスク分析をした洗浄バリデーションの実施方法と残留許容限度値の設定 オンライン
2025/3/7 PMDA審査官から高評価が得られる非臨床領域のメディカルライティング オンライン
2025/3/7 マイクロバイオームの実用化にむけた課題と現状 オンライン
2025/3/10 GMPにおける (製造・試験) 外部委託業者管理・監査の留意点とチェック項目 オンライン
2025/3/12 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2025/3/12 データインテグリティの重要性とGMP文書への落とし込み方 オンライン
2025/3/13 製造設備のバリデーション実施項目・各段階の様式例と適合性調査にむけた文書作成管理 オンライン
2025/3/13 Excelスプレッドシートを運用した効率的なCSVとデータインテグリティ オンライン
2025/3/13 日本特有の要求対応をふまえた海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料 (日本申請用) 作成 オンライン
2025/3/14 薬物の消化管吸収について - 評価・予測 オンライン
2025/3/14 信頼性基準適用試験における運用への落とし込み・記録の残し方と (国内外) 委託時の信頼性保証 オンライン
2025/3/14 アクティブターゲティング型DDSの現状と展望 オンライン
2025/3/14 各種製剤におけるヒト経口吸収予測法と品質規格の設定 オンライン
2025/3/17 FDA/EMAの早期審査・早期承認制度の課題と対応 オンライン
2025/3/18 GLP省令:施設/試験で押さえるべき信頼性確保と最終報告書・生データの信頼性 オンライン
2025/3/21 リスク分析をした洗浄バリデーションの実施方法と残留許容限度値の設定 オンライン
2025/3/21 CAPAの具体的な実施方法セミナー オンライン
2025/3/24 非経口剤の血漿中濃度推移の解析 オンライン