技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

SP値 / 溶解度パラメータの基礎と高分子相溶性予測への適用

SP値 / 溶解度パラメータの基礎と高分子相溶性予測への適用

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、溶解度パラメータの基礎から解説し、相溶性予測の精度、実用性、実際に計算・推算を行っていく上でのノウハウについて詳解いたします。

開催日

  • 2015年11月24日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 溶解に関連する技術者、開発者、研究者
    • 粉体
    • 高分子
    • 塗料
    • インク
    • 機能性材料
    • 接着剤
    • エラストマー
    • 医薬品
    • 化粧品食品
    • サプリメント など
  • 溶解パラメータの計算を習得したい方、活用したい方

修得知識

  • 溶解パラメータの基礎
  • 溶解パラメータの計算方法・推算方法
  • SP値を用いた高分子材料の相溶性予測
  • 高分子材料の相溶性予測の実用性

プログラム

 SP値/溶解度パラメータの定義、測定法、推算法および基礎的な適用事例などを解説した上で、高分子材料の相溶性予測への適用に関して解説する。
 ポリマー溶液、ポリマーブレンドの相溶性予測、ランダムコポリマーの場合の取り扱い、あるいはブロックコポリマーのミクロ相分離構造予測などに関して、SP値の利用を中心に解説するが、分子シミュレーション、平均場理論の利用など、より進んだ方法論の紹介まで話題を広げたい。さらに、種々の推算・計算機シミュレーションによる相溶性予測の精度、実用性、および実際に計算・推算を行っていく上でのノウハウ的な内容に関しても解説したい。

  1. SP値/溶解度パラメータの基礎
    1. SP値の定義
      1. HildebrandのSP値
      2. 混合の熱力学
      3. HansenのSP値
    2. 測定法
      1. 低分子のSP値測定
      2. 高分子のSP値測定
    3. 適用事例
      1. 耐溶剤性
      2. 相溶性
      3. コンポジット分散性
  2. 高分子材料のSP値の計算・推算方法
    1. 原子団寄与法による推算
      1. 原子団寄与法の特徴
      2. 原子団寄与法によるSP値予測の例
    2. グラフ理論 (Bicerano法) による推算
      1. Bicerano法の概要
      2. Bicerano法の精度
    3. 分子シミュレーションによる推算
      1. 分子シミュレーションの種類
      2. 分子動力学シミュレーションの概要
      3. 高分子非晶モデルによるSP値推算の手順
      4. 高分子非晶モデルによるSP値推算の例
  3. SP値を用いた高分子材料の相溶性予測
    1. Flory – Huggins理論
    2. χパラメータの予測
      1. χパラメータとは
      2. SP値からの予測
      3. 分子シミュレーションからの直接的な予測
    3. 高分子溶液の相溶性予測
    4. 高分子ブレンドの相溶性予測
    5. コポリマーの取り扱い
      1. ランダムコポリマー間のχパラメータ
      2. Miscibilitywindow
      3. ブロックコポリマーのモルフォロジー予測
  4. 高分子材料の相溶性予測の実用性
    1. SP値の精度
      1. 低分子のSP値の例
      2. 高分子のSP値の例
      3. 各種SP値推算法の精度比較
    2. 相溶性予測に求められる精度と現状の予測精度の比較
      1. ポリマーブレンドの相溶性予測
      2. ブロックコポリマーの場合
      3. 高分子材料の相溶性予測の実用性

会場

江東区産業会館

第5展示室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/3 材料開発にレオロジーを活用するための考え方と実践 オンライン
2025/2/3 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ オンライン
2025/2/3 カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーが求められる次世代自動車とプラスチック オンライン
2025/2/6 エポキシ樹脂 2日間総合セミナー オンライン
2025/2/7 バイオマス由来モノマーの開発と応用事例 オンライン
2025/2/7 プラスチック射出成形過程の可視化とソリ変形予測技術 オンライン
2025/2/7 パルスNMRによる高濃度分散体の分散状態および各種材料の「ぬれ性」評価、HSP値評価への応用 オンライン
2025/2/7 カーボンニュートラル時代のプラスチック入門 オンライン
2025/2/7 高分子材料の相溶性・相分離現象の基礎と相容化剤を用いたポリマーブレンド材料およびマテリアルリサイクルへの応用 東京都 会場
2025/2/12 防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 オンライン
2025/2/12 プラスチック加飾技術の最新動向と環境負荷低減に向けた展望 オンライン
2025/2/12 プラスチック材料・製品の耐久性向上、劣化度評価、寿命予測 オンライン
2025/2/13 高分子の (黄変・ピンク変など) 変色・劣化の発生メカニズム、変色箇所の評価、その対策 オンライン
2025/2/13 ポリイミドの基礎・合成・材料設計のポイントおよび応用展開 オンライン
2025/2/13 ゴム材料の分析手法および劣化現象とその分析 オンライン
2025/2/13 プラスチック成形部材の劣化・破損・破壊のメカニズムと評価・改善方法、破面の特徴、トラブル対策 オンライン
2025/2/14 溶解度パラメータ (HSP値、4DSP値) の基礎、溶解性/分散性の制御と評価、材料開発への応用例 オンライン
2025/2/14 高分子材料の物性分析、分子構造解析技術の基礎と材料開発、物性改善への応用 オンライン
2025/2/14 半導体封止材用エポキシ樹脂の種類と特性および解析方法 オンライン
2025/2/14 重合反応の基礎・応用 オンライン

関連する出版物