技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

リアクティブプロセシング (反応押出し) に向けた二軸押出機の基礎と応用

リアクティブプロセシング (反応押出し) に向けた二軸押出機の基礎と応用

~ポリマー改質 / アロイ化のための二軸スクリュ押出機活用技術~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、二軸押出機の反応装置として活用した新規ポリマーアロイの開発、市販のポリマーに対する改質技術、各種プラスチックのケミカルリサイクル技術などについて解説致します。

開催日

  • 2015年11月16日(月) 10時30分16時30分

受講対象者

  • 押出成形・押出加工に関連する製品の技術者、研究者、品質担当者
    • プラスチック製品
    • 自動車
    • 家電
    • 包装
    • 建材
    • 医療部品
    • 日用品
    • プラスチック材料
    • コンパウンド
    • 押出機、成形加工装置 など
  • 押出成形で課題を抱えている方

修得知識

  • 押出成形の基礎
  • 各種成形技術
  • 二軸押出機の基礎
  • 二軸押出機を混練・コンパウンディングだけでなく「反応装置」「後処理装置」として活用する方法

プログラム

 本講演では、二軸押出機を反応装置として活用した新規ポリマーアロイの開発技術、市販のポリマーに対する改質技術、アロイ化技術、使用済みポリマーのケミカルリサイクル技術について、その基本から適用例に至る知識を得られるよう総合的な解説を行う。一般に二軸押出機は微細な無機充填剤や繊維強化剤などのコンパウンディングに広く用いられているが、この機能を化学反応装置、後処理装置として充分に活用するためには機械面からばかりでなく、材料面との相乗的なメカニズムをよく理解することが不可欠となる。本セミナーでは二軸押出機を用いたリアクティブプロセシング (反応押出し) 技術に関する基本的な知識から実際に応用展開するための具体的な知見を学ぶことが出来る。

  1. リアクティブプロセシングの優位点とその適用分野
  2. リアクティブプロセシングに用いられる反応・混合装置
  3. 反応・混練装置としての二軸押出機の特徴とその概要
  4. 反応装置としての二軸押出機の構造と各種スクリュエレメントの使い方
  5. 二軸スクリュにおける混合・混練とリアクティブプロセシングとの関連
  6. 二軸押出機における滞留時間制御およびポリマー温度制御
  7. リアクティブプロセシングに適用する二軸スクリュの構成
  8. 流動と混合に対するシミュレーション技術のリアクティブプロセシングへの適用
  9. 二軸押出機内におけるポリマーアロイのモルフォロジー形成過程
  10. 二軸押出機の溶融機構とモルフォロジー形成との関連
  11. 相溶化剤の作用機構とその使い方
  12. 動的加硫プロセスの機構と制御技術
  13. ナノスケールを有するポリマーアロイのモルフォロジー形成機構
  14. リアクティブプロセシング技術の適用例
    1. バルク重合への適用例
    2. グラフト重合など化学改質反応への適用例
    3. ポリマーの分子量制御への適用例
    4. リアクティブポリマーブレンドへの適用例
    5. ケミカルリサイクルへの適用例
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 酒井 忠基
    静岡大学 イノベーション社会連携推進機構
    客員教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第1特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/8/21 押出機内の樹脂挙動および混練の基礎と最適化 オンライン
2025/8/21 ヒートシールの基礎と材料設計および品質管理・不具合対策 東京都 会場・オンライン
2025/8/21 流動場での、高分子の結晶化挙動の基礎と成形プロセス中の結晶化解析事例 オンライン
2025/8/21 部分放電から学ぶ絶縁材料の劣化機構とオンライン診断技術 オンライン
2025/8/22 ポリイミドフィルムの特性、技術動向と加工、応用 オンライン
2025/8/22 部分放電から学ぶ絶縁材料の劣化機構とオンライン診断技術 オンライン
2025/8/22 高分子難燃化・不燃化の基礎と難燃性評価およびその規制動向 オンライン
2025/8/25 自動車用防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 オンライン
2025/8/26 エポキシ樹脂 2日間総合セミナー オンライン
2025/8/26 ポリマーブレンド・アロイの基礎と評価方法 オンライン
2025/8/26 二軸押出機のスクリューデザイン 超入門 オンライン
2025/8/27 ゴム・プラスチック材料のトラブル解決 2コースセット 東京都 会場
2025/8/27 ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法 東京都 会場
2025/8/27 自動車用防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 オンライン
2025/8/27 攪拌プロセスの予測・計算の進め方、その応用 オンライン
2025/8/27 熱伝導材料・放熱材料の設計ノウハウと特性評価 オンライン
2025/8/27 射出成形におけるボイド・ヒケの発生メカニズムと予測技術 東京都 会場
2025/8/28 EV電動化モビリティの高電圧絶縁評価技術の基礎と実例 オンライン
2025/8/28 プラスチック発泡体の気泡構造制御と成形条件最適化、トラブル対策 オンライン
2025/8/28 ポリマーアロイ・ブレンドの基礎とモルフォロジー・物性の制御 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用
2021/7/28 プラスチックリサイクル
2021/6/29 UV硬化樹脂の開発動向と応用展開
2021/5/31 高分子材料の劣化・変色対策
2021/5/31 重合開始剤、硬化剤、架橋剤の選び方、使い方とその事例
2021/4/30 建築・住宅用高分子材料の要求特性とその開発、性能評価
2021/2/16 ポリマーアロイ/ブレンドにおける相溶性・分散条件の最適設計、評価応用の最新技術
2021/1/29 高分子材料の絶縁破壊・劣化メカニズムとその対策
2020/11/30 高分子の成分・添加剤分析
2020/11/30 高分子の延伸による分子配向・結晶化メカニズムと評価方法
2020/10/30 ポリウレタンを上手に使うための合成・構造制御・トラブル対策及び応用技術
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2020/3/31 自己修復材料、自己組織化、形状記憶材料の開発と応用事例
2020/1/31 添加剤の最適使用法
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上
2019/10/31 UV硬化技術の基礎と硬化不良対策
2019/1/31 マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集