技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

二軸混練押出機内の樹脂流動挙動可視化、シミュレーション技術

二軸混練押出機内の樹脂流動挙動可視化、シミュレーション技術

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2015年11月13日(金) 10時30分 16時00分

修得知識

  • 二軸押出機におけるスクリュ構成
  • 押出機内の樹脂挙動
  • 押出機内の可視化と解析技術
  • ニ軸押出機内における樹脂流動現象評価

プログラム

1. 二軸押出機におけるスクリュ構成と押出機内の樹脂挙動

(2015年11月13日 10:30〜12:00)

  1. 二軸押出機とは
    1. 押出機の種類
    2. シリンダーブロック及びスクリュー
    3. 各使用例に応じたスクリューの種類と各種メリット・デメリット
    4. 粘度に応じたスクリュ形状
      1. 低粘度溶融樹脂
      2. 中粘度溶融樹脂
      3. 高粘度溶融樹脂
    5. 粘度の違う樹脂を混ぜる方法
  2. 二軸押出機内の樹脂挙動を考える
    1. シリンダー内の樹脂の充満率とパスタイム
      1. スクリュ形状・回転数・トルクの関係
      2. スクリュ形状・回転数・パスタイムの関係
    2. ミキシングスクリューブロックの種類と溶融樹脂の充満率
    3. 写真で見る可視化シリンダー内の樹脂挙動
  3. 高速回転における運転諸条件の例
    1. フィラー添加量に対する樹脂温度の変化と低温混練技術
      1. 超高速型における実施例と最適混練条件「温度・操作・スクリュ形状」
      2. 樹脂を低温で混練するためには
    2. エマルションの例 (粒度分布データをふまえる)
    3. 高フィラー混練の例 (形状組み合わせと温度分布)
  4. 画像による高粘度・低粘度材料の後工程での考察
    1. 中粘度溶融樹脂の後工程の例 (ストランドカットなど)
    2. 低粘度溶融樹脂の後工程の例 (アンダーウオータカットなど)
    3. 高粘度溶融樹脂の後工程の例 (ホットカットなど)
    4. 特殊例 (ミストカットなど) 望
    • 質疑応答

2. 押出機内の可視化と解析技術

(2015年11月13日 12:45〜14:15)

  1. 多層共押出成形トラブルのメカニズムとその対策
    1. 包みこみ現象と対策
    2. 二次流れ (渦) 現象と対策
    3. メルトフラクチャー現象 (界面乱れ) と対策
    4. 樹脂の粘弾性と層比への影響
    5. 目ヤニ、ダイスジ防止対策技術
  2. 押出能力の向上と押出安定化技術
    1. 単軸押出機における混練技術
    2. 単軸スクリューデザインの基礎および特徴と応用
    3. ギャーポンプ装置による押出安定化
    4. 異物除去技術
  3. 単軸・二軸スクリューCAEによる樹脂流動解析
    1. 2次元流動解析
      • Tダイ
      • スパイラル
      • 多層流
    2. 3次元流動解析
      • Tダイ
      • スパイラル
      • 多層流
    3. 粘弾性を考慮した回り込み現象の解析
  4. 次世代可視化解析押出機
    • 質疑応答

3. ニ軸押出機内における樹脂流動現象評価

(2015年11月13日 14:30〜16:00)

  1. 従来の二軸押出機内樹脂流動解析方法
    1. 簡略化モデル
    2. 各種3次元解析モデルの研究報告例
  2. スクリュー押出機内樹脂流動解析の概要
    1. 解析手法 (有限要素法・差分法)
    2. 混錬・分散の評価方法
    3. 滞留時間の評価
    4. 検証解析事例
    5. 解析の現状
  3. 単軸スクリュー押出機 混錬解析事例紹介
    1. ピンによるミキシング効果分析
    2. ピン、ダルメージ、ユニメルト評価
    3. サブフライトスクリュ評価
    4. その他
  4. 二軸スクリュ押出機 混錬・分散解析事例紹介
    1. フルフライトスクリュ評価
    2. ニーディングディスク評価
    3. スケールアップ評価事例
    4. 異方向回転スクリュ評価
    5. その他
    • 質疑応答

講師

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/5/28 高分子材料における難燃化技術と難燃性評価、難燃剤の配合設計・規制動向と実際技術 オンライン
2025/5/28 プラスチック物性の観点から高分子複合材料のメカニカルリサイクルを検討・考察する オンライン
2025/5/28 包装における多層化フィルムの加工技術とリサイクル課題・展望 オンライン
2025/5/29 樹脂のレオロジー特性の考え方、成形加工時における流動解析の進め方 オンライン
2025/5/29 ポリマーにおける相溶性・相分離メカニズムと目的の物性を得るための構造制御および測定・評価 オンライン
2025/5/29 光学用透明樹脂の基礎、屈折率制御および光吸収・散乱メカニズムと高透明化 オンライン
2025/5/29 光学用透明樹脂の基礎と光学特性制御および高機能化 オンライン
2025/5/30 発泡成形のメカニズム、気泡コンロトール、測定、応用 オンライン
2025/5/30 プラスチックの強度・破壊特性と製品の強度設計および割れトラブル原因究明と対策 オンライン
2025/5/30 UV硬化樹脂の硬化度・物性の測定評価と硬化不良・密着不良などのトラブル対策 オンライン
2025/5/30 流動場での、高分子の結晶化挙動の基礎と成形プロセス中の結晶化解析事例 オンライン
2025/5/30 破壊工学の基礎と高分子材料での実践 オンライン
2025/5/30 溶融紡糸の基礎と工業生産技術及び生産管理の実践 オンライン
2025/6/2 射出成形金型・樹脂製品設計の基礎および不良対策 オンライン
2025/6/2 ポリマーアロイ・ブレンドの基礎と構造解析・物性評価 オンライン
2025/6/4 製品設計に役立つゴム材料の勘所と最適設計手法 東京都 会場・オンライン
2025/6/5 樹脂のレオロジー特性の考え方、成形加工時における流動解析の進め方 オンライン
2025/6/5 エポキシ樹脂のフィルム化と接着性の付与技術とその応用 オンライン
2025/6/5 高分子の絶縁破壊メカニズムとその劣化抑制技術 オンライン
2025/6/6 プラスチック製品の強度設計 オンライン

関連する出版物