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反応性樹脂を利用する易解体性接着材料

反応性樹脂を利用する易解体性接着材料

~易解体性接着剤に求められる「接着性」と「解体性」~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2015年10月14日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 昜解体性接着剤の基礎
  • 昜解体性接着剤の特性向上、安定化

プログラム

 易解体性接着技術は、材料の循環および再利用による省資源化や生産効率の向上によるエネルギーの削減に貢献可能な技術であり、近年、関心を集めている。易解体性接着材料には、使用時の十分な接着強度、および必要に応じて容易に解体が可能な性質が求められる。
 本講演では、易解体性接着材料として機能する反応性樹脂の設計と合成、その高性能・高機能化について紹介する。

  1. 接着の基礎
    1. 接着と粘着
    2. 劣化と解体
    3. 長期安定性と解体
  2. 易解体性接着
    1. 易解体性接着とは
    2. 易解体性接着の用途
    3. 樹脂の物理的変化を利用する易解体性接着
    4. 樹脂の化学的変化を利用する易解体性接着
    5. 解体の方法
    6. 易解体性接着材料に求められる性能・機能
  3. 主鎖分解性ポリマーを利用する易解体性接着
    1. 主鎖分解性ポリマーとは
    2. 主鎖分解性ポリマーの合成
    3. 主鎖分解性ポリマーの機能化
    4. 易解体性接着材料への応用
      1. 加熱による解体
      2. 光による解体
    5. 主鎖分解性ポリマーを利用する易解体性接着材料の課題
  4. 反応性アクリル系ポリマーを利用する易解体性接着
    1. 反応性ポリマーとは
    2. 反応性の制御
    3. 反応性アクリル系ポリマーの精密合成
    4. 易解体性接着材料への応用
      1. 加熱による解体
      2. 光と加熱による解体 – 解体の二段階保護
    5. 高分子量反応性アクリル系ポリマーの精密合成
    6. 易解体性接着材料への応用
      1. 解体の二段階保護
      2. 温水による解体
      3. 樹脂および金属界面で剥離する易解体性接着材料
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 佐藤 絵理子
    大阪市立大学 大学院 工学研究科 化学生物系専攻
    講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第1グループ活動室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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受講料

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: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
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