技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

薬剤を再生・復活するドラッグリポジショニングおよび医薬品のライフサイクル延長の各社戦略事例検討

研究・開発,事業開発,知財関係者のための

薬剤を再生・復活するドラッグリポジショニングおよび医薬品のライフサイクル延長の各社戦略事例検討

~DR / LCMに適用する薬剤,適応症選択・その他の復活/延長の具体的手法と効果~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーは、研究・開発,事業開発,知財関係者がライフサイクル延長や新しい医薬品につながるドラッグリポジショニングやLCM戦略を「自ら発想し,提案できる力」を養うセミナーです。

開催日

  • 2015年8月31日(月) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 各社のドラッグリポジショニング/LCM戦略事例検討
    • 特許戦略と係争事例に学ぶ~成功例、失敗例その原因分析に学ぶ
    • 実際の先発メーカー各社のドラッグリポジショニング/LCM戦略~先発メーカー各社の医薬品の実例とその裏側
    • ジェネリックメーカーの智慧に学ぶ
    • バイオ関連特許の判例とドラッグリポジショニング/LCM戦略
  • 研究面から見たリポジショニング/LCM戦略
  • ドラッグリポジショニング/LCM戦略に対する発想と気づき

プログラム

 今まで市場に出ることのなかった薬剤、また市場から撤退した医薬品をドラッグリポジショニング (DR) で再生することは、投資効率の良さから、注目されています。また、医薬品のライフサイクルマネジメント (LCM) 、ライフサイクル延長戦略は、企業戦略として大きな位置づけを占めているといってよいでしょう。
 先発メーカーによるDR/LCMを意識した賢い戦略事例があり、逆に後発メーカーによる先発メーカーの戦略網の不備を巧みに突いた事例も見られます。その中でたった一つのことばの不備が巨額の損失につながり、研究者の素晴らしい研究が「一瞬にして徒労に帰す」ことも現実のものとなっています。どうしてこんなことが起こるのでしょうか。研究者は、自分の研究がいかに「活かされるか、実際に役に立つか」について最後まで責任を持つこと、が出来ていません。そして、それは何も対応しないと必ず再発します。もう他社の出来事では済まされないのです。
 ドラッグリポジショニングやLCMの成功のためには、潜在的な競争に勝つことが必要となります。したがって、たとえばDR/LCMに適用する薬剤とその適応症を選択するには、知的財産の存続期間や再審査期間を考慮した慎重かつ戦略的な検討が必要です。これは、知的財産戦略のみで可能なわけではなく、綿密な研究開発戦略、事業開発戦略と相まって達成されるものです。
 ある論文を読んだとき、その論文をDR/LCMに活かせる発想ができるか?他社の事例を自社の例や別の医薬品に応用できるか?本セミナーは、研究・開発、事業開発、知財関係者がライフサイクル延長や新しい医薬品につながるドラッグリポジショニングやLCM戦略を「自ら発想し、提案できる力」を養うセミナーです。

  1. 創薬研究のパラダイムシフト、変化する研究環境
    1. 変化する創薬、開発研究のカルチャーと業界再編
    2. 開発中止理由の変化と研究戦略の変化
    3. 薬事行政の変化、薬価の制度の変化、後発医薬品の承認方針の激変、ほか
  2. ドラッグリポジショニング/LCMに関する基礎知識
    1. 法律と審査基準
    2. 特許制度 (研究者に直接関係する特許法条文)
    3. 医薬再審査制度・データ保護期間
  3. ドラッグリポジショニングのプロセス、分類と知的財産
    1. 既存の医薬品の場合
    2. 臨床開発中の薬剤の場合
    3. 臨床試験で開発中止となった薬剤の場合
    4. 商業的な理由で中止となった薬剤の場合
    5. 緊急な需要で市販された医薬品の場合
    6. 大学および公共研究施設から見出された薬剤の場合ほか
  4. 各社のドラッグリポジショニング/LCM戦略事例検討
    1. 特許期間延長制度
      • 日・米・欧3極の特許期間延長制度
      • 製剤特許、用途特許、用法・用量特許、併用・配合剤の期間延長問題
    2. 特許戦略と係争事例に学ぶ
      • 成功例、失敗例その原因分析に学ぶ
    3. 実際の先発メーカー各社のドラッグリポジショニング/LCM戦略
      • 先発メーカー各社の医薬品の実例とその裏側
      • ドラッグリポジショニング/LCM戦略の中でも製剤特許、塩特許、結晶多形特許、
      • 用法用量特許、用途特許など事例を紹介し、自社医薬品への応用を促す。
      • また、落とし穴から学び、戦略を再度見直す。
    4. ジェネリックメーカーの智慧に学ぶ
      • 先発特許明細書の読み込みポイントと知財洞察力を学び、自社特許の落とし穴を発見する力を養う。
    5. バイオ関連特許の判例とドラッグリポジショニング/LCM戦略
      • バイオシミラーの承認申請とバイオ後発品
      • バイオシミラーと特許事例
      • 生物関連発明の審査基準ほか
  5. 研究面から見たリポジショニング/LCM戦略
    1. 薬理作用面から見たリポジショニング/LCM戦略
    2. 薬物動態面から見たリポジショニング/LCM戦略
    3. 製剤 (投与経路、添加物等を含む) 面から見たリポジショニング/LCM戦略
    4. 配合剤の面から見たリポジショニング/LCM戦略ほか
  6. ドラッグリポジショニング/LCM戦略に対する発想と気づき
    • 研究・開発関係者、事業開発関係者、知的財産関係者の協力から生み出される知恵に学ぶ
    • 論文・他社事例からドラッグリポジショング/LCM戦略に対する発想に結びつけられるか
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 嶋田 薫
    ラクオリア創薬 株式会社
    研究開発エグゼクティブ・ディレクター

会場

ゆうぽうと

5F たちばな

東京都 品川区 西五反田8-4-13
ゆうぽうとの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/4 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Dコース:CMC申請・薬事デザイン編) オンライン
2025/3/4 PMDAから高評価が得られるメディカルライティング中級講座 オンライン
2025/3/4 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発 オンライン
2025/3/5 (薬物) 国内治験と国際共同治験のモニタリング業務の差異と実務対応力の習得 オンライン
2025/3/5 無菌製剤・再生医療等製品の工場における査察対応とGMP改善業務 オンライン
2025/3/7 リスク分析をした洗浄バリデーションの実施方法と残留許容限度値の設定 オンライン
2025/3/7 PMDA審査官から高評価が得られる非臨床領域のメディカルライティング オンライン
2025/3/7 マイクロバイオームの実用化にむけた課題と現状 オンライン
2025/3/10 GMPにおける (製造・試験) 外部委託業者管理・監査の留意点とチェック項目 オンライン
2025/3/12 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2025/3/12 データインテグリティの重要性とGMP文書への落とし込み方 オンライン
2025/3/13 Excelスプレッドシートを運用した効率的なCSVとデータインテグリティ オンライン
2025/3/13 製造設備のバリデーション実施項目・各段階の様式例と適合性調査にむけた文書作成管理 オンライン
2025/3/13 日本特有の要求対応をふまえた海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料 (日本申請用) 作成 オンライン
2025/3/14 薬物の消化管吸収について - 評価・予測 オンライン
2025/3/14 信頼性基準適用試験における運用への落とし込み・記録の残し方と (国内外) 委託時の信頼性保証 オンライン
2025/3/14 アクティブターゲティング型DDSの現状と展望 オンライン
2025/3/14 各種製剤におけるヒト経口吸収予測法と品質規格の設定 オンライン
2025/3/17 FDA/EMAの早期審査・早期承認制度の課題と対応 オンライン
2025/3/18 GLP省令:施設/試験で押さえるべき信頼性確保と最終報告書・生データの信頼性 オンライン