技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

自動車用樹脂材料と成形・加工

自動車用樹脂材料と成形・加工

~自動車用内外装製品のありたい姿を目指して~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、自動車用樹脂ユーザーサイドの考え方、成形・加工技術を詳解いたします。

開催日

  • 2015年5月26日(火) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 自動車の樹脂材料・表皮材、塗装、防錆の品質課題と今後の動向
  • 自動車の樹脂成形加工・粘接着加工の高機能化と新加工技術

プログラム

第1部:自動車の樹脂材料・表皮材、塗装、防錆の品質課題と今後の動向

(2015年5月26日 10:30〜13:50) ※途中昼食は12:00~12:50

環境保護と燃費節減のため、自動車の軽量化への要求はますます高まり、特に樹脂の果たす役割は大きくなっている。また、使用に当たって剛性や耐熱性を要求される部品などには求められている特性に応じて適材適所に樹脂材料が選ばれる。特に、自動車メーカーのような樹脂のユーザーサイドの技術者としては、樹脂の選択にあたって、樹脂の性格とその性格がなぜ生まれるのかを熟知しておかなければ、樹脂の有効な活用と選択はできない。講義では自動車の樹脂材料・表皮材、塗装、防錆の品質課題と今後の動向を解説する。
  1. 樹脂材料とは?
    1. 樹脂材料の分類
    2. 金属材料との比較
  2. 樹脂材料の特性
    1. 結晶性とガラス状態
    2. 分子構造と粘弾性挙動
  3. 樹脂材料の改質・表面処理
    1. 表面処理による意匠性向上
    2. 高機能化
  4. 樹脂材料の劣化
    1. 劣化機構と対策
  5. サビ・塗装の市場問題
  6. 自動車部品への使用例
    • 質疑応答・名刺交換

第2部:自動車の樹脂成形加工・粘接着加工の高機能化と新加工技術

(2015年5月26日 14:00〜16:30)

自動車のモジュール化に対応して、樹脂成形加工が変遷している。よりよい製品を作るためには樹脂特性・加工特性を把握し、最適な成形加工法を選択し、高機能化あるいは低コスト化を付与する加工機が求められている。成形加工の課題と加工成形の動向を説明する。
  1. 樹脂成形基礎技術
    1. 押出成形
    2. 射出成形
    3. 中空 (ブロー) 成形
  2. 押出・射出成形応用技術
    1. 肉厚押出成形
    2. 射出成形ブロー (高速成形)
    3. 多層ブロー (化粧瓶)
    4. 押出 (射出) -圧縮成形 (射出成形でできない大型成形品)
  3. 金型技術 (現場を主に)
    1. 低コストカセット金型、段取り時間短縮化技術
    2. 次加工技術
    3. 樹脂メッキ (生産性向上への注意点)
    4. 接着 (樹脂と他材料との接着)
    5. 成形加工におけるトラブル対策
  4. 高機能化への新成形加工・新材料
    1. ハニカム構造形成加工 (高強度、軽量)
    2. カーボン繊維、カーボンナノチューブの樹脂への適用
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

ゆうぽうと

5F たちばな

東京都 品川区 西五反田8-4-13
ゆうぽうとの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/30 ナノ触診原子間力顕微鏡 (AFM) による高分子材料の解析技術 オンライン
2024/5/1 エポキシ樹脂の基礎と硬化剤の選定、変性・配合改質および複合材料用途の動向 オンライン
2024/5/1 結晶性高分子における力学物性と高次構造の関係 オンライン
2024/5/1 静的・動的光散乱法を中心とした粒径計測の基礎と応用 オンライン
2024/5/2 樹脂材料のEV駆動モータ/パワーデバイスへの実装に向けた高電圧絶縁特性の基礎と評価法 オンライン
2024/5/7 ペロブスカイト太陽電池における塗工・乾燥のスケールアップ オンライン
2024/5/8 高分子の接着性改善と表面処理、界面の構造評価技術 オンライン
2024/5/8 ソニー・ホンダモビリティ、Tesla、BYDのEV開発戦略 東京都 オンライン
2024/5/8 自動車の電動化に向けた半導体封止樹脂の設計と評価 オンライン
2024/5/9 ファインセラミックス成形プロセスにおける高分子の役割とバインダー設計 オンライン
2024/5/9 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) における変色劣化の機構とその防止技術 オンライン
2024/5/10 エポキシ樹脂用硬化剤の種類、反応機構、選び方、使い方 オンライン
2024/5/10 熱分析の基礎と測定・解析技術 オンライン
2024/5/10 熱分析による高分子材料 (プラスチック・ゴム・複合材料) の測定・解析の基礎とノウハウ オンライン
2024/5/10 高分子材料の粘弾性の基礎と応力/ひずみの発生メカニズムとその制御・評価技術 オンライン
2024/5/13 高分子材料のトライボロジー: トライボロジーの基礎から摩耗・摩擦低減技術の手法と特徴まで オンライン
2024/5/13 車載用プラスチックの基礎と最新動向 オンライン
2024/5/13 欧州のサーキュラーエコノミー政策動向とELV (廃自動車) 規則案 東京都 会場・オンライン
2024/5/14 人間-機械 (自動車) インターフェイス製品の人間工学の考え方とその評価 オンライン
2024/5/14 ポリマーアロイの基本、構造・物性および新規ポリマーアロイの材料設計の必須 & 実践知識 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/4/15 無人配送車・システム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/15 無人配送車・システム 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/8 自動車車内の音静粛化技術 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/8 自動車車内の音静粛化技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2024/1/31 車室内空間の快適性向上と最適設計技術
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢)
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢) [書籍 + PDF版]
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望 [書籍 + PDF版]
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題) [書籍 + PDF版]
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題)
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/12/31 容器包装材料の環境対応とリサイクル技術
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術