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導電性材料・絶縁性材料の抵抗率測定の勘どころと明日から使える測定ノウハウ

導電性材料・絶縁性材料の抵抗率測定の勘どころと明日から使える測定ノウハウ

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、電気抵抗率測定の基礎から解説し、材料に合わせた応用例について詳解いたします。

開催日

  • 2015年1月29日(木) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 導電性フィラー、導電性ペーストに関連する技術者
    • タッチパネル電極
    • プリンテッドエレクトロニクス配線板
    • プリンタブルエレクトロニクス
    • アクチュエータ
    • 有機EL
    • 太陽電池
    • 液晶ディスプレイ
    • プラズマディスプレイ
    • 電子ペーパー など
  • * 導電性フィラー、導電性ペーストで課題を抱えている方

修得知識

  • 電気抵抗の基礎
  • 各種材料特性、形状に合わせた測定のコツ
  • 測定データの解釈の仕方
  • 高温下・低温下での低抵抗測定法 など

プログラム

 金属の電気抵抗は試料の長さに比例し、その断面積に反比例する。その時の比例定数が抵抗率と定義されている。従来はこの定義に則って、柱状の試料を作りその断面に対して一定電流を流し、別途作成した電圧電極間の電位勾配を測り、オームの法則から抵抗値を求めた。更に、上記の定義に基き抵抗率を算出していた。 (4端子法)
 そもそも抵抗率の定義が導かれた時代には、試料 (=材料) は金属が中心で均一組成と考えられていた。しかし、現在では材料技術は飛躍的に進歩し、金属、プラスチック、セラミックスのみならず、それらを複合した材料 (バルク体) や薄膜材料が日進月歩で開発されている。特に、電子材料の分野では、小型電子機器やリチウムイオン電池の発展に伴い、急速な進歩を遂げている。まず、研究開発者にとっては抵抗率を正しく測る事が重要であり、更にその次に各種材料の特性に合わせた測定方法やデータの解釈が必要となってきた。
 本セミナーでは、基本的な測定方法について解説し、材料に合わせた応用例についても説明する。

  1. 抵抗と抵抗率
  2. 低抵抗領域の測定
  3. テスターで測ると何故不安定なのか?
  4. テスターでの測定はダメなのか?
    1. 端子法と2端子法
  5. 接触抵抗とは?
    1. 探針法とは?
    2. 探針法と4端子法の違い
  6. シリコンウエハの抵抗率測定
  7. 表面抵抗率と体積抵抗率の使い分け
  8. 傷が付き易い試料の測り方
  9. 低抵抗薄膜の抵抗率測定
  10. 金属の抵抗率測定
  11. 高抵抗領域の測定
    1. 重リング法とは?
  12. 表面抵抗率と体積抵抗率の測り方は違うのか?
  13. JIS K6911とは?
  14. ガード電極は必要か?
  15. 温度や湿度で抵抗値が変わるのか?
  16. 印加電圧や測定時間はどのように決めるのか?
  17. 高抵抗薄膜の測定
  18. 中間領域の試料は定電流印加法と定電圧印加法のどちらで測るか?
  19. 粉体の抵抗はどうやって測るか?
  20. フィルムの厚み方向の測定
  21. 高温や低温下での低抵抗測定は?
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 西井 俊文
    日東精工アナリテック株式会社 営業推進部
    部長代理

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第1特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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