技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

色素増感太陽電池の現状・課題と材料技術

いまさら聞けない

色素増感太陽電池の現状・課題と材料技術

~基礎・最新動向をふまえて~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2015年1月26日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 色素増感太陽電池の技術者、研究者、開発者

修得知識

  • 色素増感太陽電池の基礎知識
  • 電気化学の基礎知識
  • 色素増感太陽電池の必要材料、部材、製造方法の基礎

プログラム

 低コストで製造できる次世代太陽電池といわれて久しい色素増感太陽電池ではあるが、実用化に向けた課題は何であろうか?さまざまな企業・大学が開発を進める中で、現状の問題点をあぶりだし、色素増感太陽電池の目指す方向についてあらためて整理してみたい。いま、あらためて色素増感太陽電池の研究の歴史と、開発の流れを見直してみることで、現在の材料開発、モジュール開発、アプリケーション開発について解説する。とくに、ロール・ツー・ロールプロセスを目指した、酸化チタン層、触媒層の低温印刷技術と、それらを用いたモジュール試作の現状を紹介し、それらの課題についても、解説する。

  1. 色素増感太陽電池とは?
    1. 色素増感太陽電池の歴史
    2. さまざまな太陽電池と色素増感太陽電池
    3. 色素増感太陽電池の特徴
    4. 有機薄膜太陽電池と色素増感太陽電池の比較
    5. 最近の話題、ペロブスカイト太陽電池
    6. 色素増感太陽電池のアプリケーション
  2. 色素増感太陽電池の発電原理
    1. 光電変換の原理
    2. 光吸収と色素
    3. 植物の光合成と色素増感太陽電池
    4. 酸化物半導体を用いた光電変換
    5. 色素増感太陽電池における酸化還元反応
    6. 量子効率
    7. 光電圧
    8. エネルギー変換効率
  3. 色素増感太陽電池の作り方
    1. 透明導電性基板
    2. 酸化チタンの塗布
    3. 色素吸着
    4. 対極触媒
    5. 組み立て
    6. 電解液の注入
    7. 評価
  4. 透明導電性基板
    1. 透明導電性基板の用途
    2. FTOガラス
    3. ITOプラスチック
  5. 酸化チタンペースト
    1. 酸化チタンナノ粒子の応用
    2. 光触媒用酸化チタン
    3. 色素増感太陽電池に用いられる酸化チタン
    4. 酸化チタンペーストの作り方
    5. 酸化チタンペーストの特性
    6. 低温製膜用酸化チタンペーストの開発
    7. 低温製膜における酸化チタンネッキング
    8. スプレー塗布法
    9. スクリーン印刷法
  6. 増感色素
    1. ルテニウム錯体色素
    2. 有機色素
    3. ポルフィリン系色素
    4. その他の増感色素
    5. 量子ドット、ペロブスカイト
  7. 対向電極用の触媒
    1. 白金
    2. カーボン系
    3. 導電性高分子
    4. その他の触媒
  8. 電解液
    1. 電解液の役割
    2. ヨウ素系電解液
    3. コバルト系電解液
    4. 固体電解質
  9. 封止材料
  10. バリアフィルム
  11. 性能評価
    1. I-V特性
    2. 交流インピーダンス測定
    3. その他
  12. 色素増感太陽電池の実用化と今後の展望
    1. 要求仕様と現在の特性
    2. 屋外での発電
    3. 室内光下での発電
    4. 耐久性評価と課題
  13. 応用展開・用途開発
  14. 最近の開発動向とトピックス
  15. 将来展望
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 池上 和志
    桐蔭横浜大学 医用工学部 臨床工学科
    教授

会場

大田区産業プラザ PiO

6F C会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

関連する出版物

発行年月
2023/9/8 2024年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2023/1/20 2023年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2023/1/16 ペロブスカイト太陽電池〔2023年版〕 (PDF版)
2023/1/16 ペロブスカイト太陽電池〔2023年版〕
2022/7/15 2022年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2022/1/21 2022年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2021/7/16 2021年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2021/1/22 2021年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2020/5/22 2020年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2020/1/24 2020年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2019/4/19 2019年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2019/1/31 マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集
2019/1/25 2019年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2017/3/24 2017年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2017/1/27 2017年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2016/1/29 2016年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2015/6/30 導電性フィラー、導電助剤の分散性向上、評価、応用
2015/3/27 2015年版 再生可能エネルギー市場の実態と将来展望
2015/1/30 2015年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2014/1/25 京セラ〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書