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多感覚の相互作用メカニズムと応用展望

多感覚の相互作用メカニズムと応用展望

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2014年9月10日(水) 10時30分 16時00分

プログラム

【第1部】 視覚・体性感覚同時提示デバイスの開発と感覚間相互作用及びその展望

(2014年9月10日 10:30〜12:00)

 視聴覚情報に加えて、触覚や力覚等の体性感覚情報を同時提示するシステムが開発されるようになったが、感覚間相互作用については不明な点も多い。
 ここでは我々が開発している視覚体性感覚情報提示システムと得られた知見を紹介するとともに将来展望について述べる。

  1. はじめに
    1. 情報メディア機器の進歩
    2. 多感覚の利用
  2. 体性感覚への情報提示
    1. 体性感覚
    2. 力覚情報提示
    3. 触覚情報提示
    4. 移動情報提示
  3. 多感覚同時提示
    1. 視覚情報と体性感覚情報同時提示
    2. 視覚情報と移動感覚情報同時提示
  4. ハンドヘルド型視覚・力覚・触覚同時提示デバイスの開発
    1. システムの概要
    2. 感覚間の相互作用
  5. 視覚情報と移動や傾斜感覚の同時提示
    1. 実験システム
    2. 感覚間の相互作用
  6. 今後の展望

【第2部】 メディアシステムの人間中心設計と多感覚インタラクション

(2014年9月10日 12:50〜14:20)

 臨場感の表現を指向するメディアシステムは、新たな時代を迎えようとしている。具体的には、認知的な特性を活用した、従来とは異なるユーザ体験のデザインと、それに伴う産業・文化の創出が期待されている。
 本講演では、講師らによる人間を中心としたメディアシステムの設計アプローチと、そこでの多感覚インタラクションの応用事例について紹介する。

  1. メディアシステムの人間中心設計
  2. 人間工学による立体視映像 (3D) のイノベーション
    1. 3Dは、2Dよりも感動するか
    2. 3Dは、2Dよりも好まれるか
    3. 3Dは、記憶や学習に効果的か
  3. バーチャルリアリティ (VR) の新たなパラダイム
    1. 第1世代から第2世代へ
    2. ラバーハンド錯覚とVRシステム
  4. 多感覚インタラクションの応用事例
    1. 視覚によって芳香の印象が変化するシステム
    2. 身体イメージを操作する安全教育システム
    3. 静止物体から動きが伝わるシステム
    4. 見るだけで触感が伝わるシステム

【第3部】 多感覚情報の統合化技術と応用展望

(2014年9月10日 14:30〜16:00)

 本講演では、視覚・聴覚・体性感覚・嗅覚等、多感覚情報の人の知覚認知メカニズムに関する知見と評価手法、および、立体映像、立体音響、感触、香りを統合して人に自然かつリアルに伝える技術の現状と応用展開について紹介します。

  1. 多感覚情報統合の意義と手法
    1. 人の感覚情報処理と多感覚統合化技術の可能性
    2. 心理・行動・生体情報・脳活動に基づく多感覚評価手法
  2. 空間・質感知覚メカニズムと立体映像・音響制御技術
    1. 人の空間・質感知覚メカニズムの知見と技術課題
    2. 光と音波の制御技術の現状と可能性
  3. 体性感覚メカニズムと感触制御技術
    1. 人の体性感覚メカニズムの知見と技術課題
    2. 力覚・皮膚感覚情報の制御技術の現状と可能性
  4. 嗅覚メカニズムと香り制御技術
    1. 人の嗅覚メカニズムの知見と技術課題
    2. 香り物質の時空間制御技術の現状と可能性
  5. 多感覚統合化技術の応用展開
    1. 多感覚情報の統合化技術の現状と将来
    2. 多感覚統合化技術の応用展望と社会展開

※講師・内容は予告なく変更することがあります。予めご了承ください。

講師

  • 久米 祐一郎
    東京工芸大学 工学部 メディア画像学科
    教授
  • 河合 隆史
    早稲田大学 基幹理工学部 表現工学科
    教授
  • 安藤 広志
    (独)情報通信研究機構 ユニバーサルコミュニケーション研究所 多感覚・評価研究室
    室長

会場

中央大学 駿河台記念館

5階 560会議室

東京都 千代田区 神田駿河台3丁目11−5
中央大学 駿河台記念館の地図

主催

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