技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品LCM延長戦略事例・判例考察と見落としがちな権利化の穴

特許審査・審判の経験から読み解く

医薬品LCM延長戦略事例・判例考察と見落としがちな権利化の穴

~特許権の存続期間延長を巡る最近の裁判例からLCM戦略を考える / 20年に及ぶこの分野の特許審査・審判経験からわかりやすく解説~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2014年5月29日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品に関連する技術者、知的財産担当者

修得知識

  • 医薬品の収益力を大きく左右するライフサイクルマネジメントの各社戦略
  • 特許権の存続期間の延長に関する最近の裁判例
  • 産業構造審議会の報告 (再生医療等製品に関する特許期間の延長)
  • 欧米における特許権の存続期間延長の実務

プログラム

 医薬品のライフサイクルマネジメントは、企業の経営戦略として重要な役割を担っており、とくに、特許権の存続期間の延長は、医薬品の収益力を大きく左右する重要な観点です。本講演では、特許権の存続期間の延長に関する最近の裁判例と産業構造審議会の報告 (再生医療等製品に関する特許期間の延長) を中心にご紹介し、実務上の留意点について考察します。講演者は、特許庁で20年間、この分野の特許審査・審判を担当しておりますので、経験に基づく分かりやすい講演が行われる予定です。

  1. 特許権の存続期間延長の現状
    1. 改訂基準の策定後から現在に至るまでの傾向
    2. 再生医療等製品に関する特許期間の延長の動き (産業構造審議会報告)
  2. 特許権の存続期間延長を巡る最近の裁判例
    1. 本件処分と特許発明の関係が争われた事例①
      • (パシーフカプセル事件 (差戻後) :知財高判2012年 (行ケ) 第10295号)
    2. 本件処分と特許発明の関係が争われた事例②
      • (免疫グロブリン変異体事件:知財高判2012年 (行ケ) 第10309号)
    3. 医薬品の剤形の変更について
      • (抗ウイルス用医薬組成物事件:知財高判2010年 (行ケ) 第10177号、等)
    4. 医薬品と特許クレームとの関係について
      • (エタネルセプト事件:知財高判2009年 (行ケ) 第10092号、等)
    5. 医薬品の適応症の程度の相違について
      • (アリセプト事件:知財高判2009年 (行ケ) 第10423号、等)
    6. 医薬品特許の延長される期間について
      • (シクロスポリン事件:知財高判2009年 (行ケ) 第10097号)
    7. その他の判決例
  3. 欧米における特許権の存続期間延長の実務
    1. 米国の制度と実務の現状と課題
    2. 欧州の制度と実務の現状と課題
    3. その他 (アジア・アセアンなどの途上国の制度の現状と課題)
  4. 医薬品の特許出願戦略によるLCM
    1. 新規な有効成分または医薬用途に関する特許出願戦略
    2. 医薬品の改良発明に関する特許出願戦略
      • 基本発明の特許出願時における検討
      • 基本発明の出願公開との関係
      • 応用発明の製造販売との関係
  5. 今後の展望
    1. 最近の裁判例の総括と今後の方向性
    2. 審査官の視点から見た今後の注意点
    3. 再生医療等製品に関する特許期間の延長の行方
    • 質疑応答・名刺交換

会場

大田区産業プラザ PiO

6F E会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名同時申込みで1名分無料
    • 1名あたり定価半額の22,500円(税別) / 24,300円 (税込)
    • 2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
    • 同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
    • 3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
    • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
    • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
      申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
    • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/5 ICH Q5A ウイルス安全性評価/品質審査での論点と次世代シーケンシング利用/薬事申請に当たっての留意点 オンライン
2024/12/6 共創の知財戦略による新規事業の創出と実施体制の構築 オンライン
2024/12/6 現場の視点で考える効果的な洗浄バリデーションのポイントと継続的な検証 オンライン
2024/12/6 GMPが空調設備に求める交叉汚染防止要件とその管理 オンライン
2024/12/6 効率的・効果的な監査証跡レビュー対応の考え方 オンライン
2024/12/6 コンピュータシステムバリデーション (CSV) で要求される各規制・ガイドラインの理解 オンライン
2024/12/9 PIC/Sを踏まえた治験薬GMPガイドラインと運用上の注意点および三極 (日米欧) 規制の解説 オンライン
2024/12/9 PIC/S GMPをふまえた医薬品のサンプリング基礎知識 オンライン
2024/12/9 包装工程のバリデーションの重要ポイントと工程トラブル事例 オンライン
2024/12/9 核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2024/12/9 コンプライアンス違反の事例から学ぶGMP現場の改善策 オンライン
2024/12/10 GMP/GDPにおける汚染管理戦略としてのペストコントロールの実態と査察指摘事項 オンライン
2024/12/10 CSR、SDGsを考慮した食品飲料、無菌医薬品、化粧品、医療機器等包装容器の電子線滅菌について オンライン
2024/12/10 再生医療を含めた国際共同治験の進め方と各ステージ毎における対応手法 オンライン
2024/12/10 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン
2024/12/10 QMS構築によるオーバークオリティ判断と治験効率化にむけた活用 オンライン
2024/12/10 医薬品開発段階での処方・製法変更におけるBE試験の考え方と生物学的同等性確保のための開発戦略 オンライン
2024/12/11 医薬品ライセンス基礎講座 2日間講座 オンライン
2024/12/11 開発段階に応じた治験薬GMP対応とICH Q14 (分析法の開発) への取り組み オンライン
2024/12/11 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン

関連する出版物