技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

イオン交換樹脂の上手な選定と活用による分離・精製プロセスのスキルアップ

イオン交換樹脂の上手な選定と活用による分離・精製プロセスのスキルアップ

~イオン交換樹脂の選定の仕方から各種分野での実験操作、量産操作におけるポイントまで~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、イオン交換樹脂の基礎から解説し、目的にあったイオン交換樹脂の選定から実験方法、実用化までを詳解いたします。

開催日

  • 2014年5月16日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • イオン交換樹脂の応用分野・応用が見込まれる分野の技術者、開発者、研究者
    • 水処理・廃水処理・浄水
    • 化学プロセス
    • 金属の生成・回収
    • 触媒
    • 医薬品・食品 など

修得知識

  • イオン交換樹脂の基礎知識
  • イオン交換樹脂の取り扱いと操作
  • イオン交換樹脂の応用例
    • 水処理・廃水処理・浄水
    • 化学プロセス
    • 金属の生成・回収
    • 触媒
    • 医薬品・食品 など

プログラム

 水処理だけでなく、機能性食品・飲料の分離精製プロセス、高純度薬品や電子材料の高品質化、金属の回収精製、触媒としての活用などイオン交換樹脂は幅広いプロセスに応用されており、品質向上、プロセスの効率化に貢献しています。上手な活用のために必要な基礎知識と、イオン交換樹脂の選定から実験・実用化までの実践知識を、多彩な応用例を交えながらに分かりやすく解説する。

  1. イオン交換樹脂における吸着・分離のメカニズム
    1. イオン交換体の用途と分類
    2. イオン交換のメカニズム
      1. イオン交換反応
      2. イオン交換選択性
      3. イオン交換速度
  2. イオン交換樹脂の性質
    1. イオン交換樹脂の構造
      1. 化学的構造 (官能基・高分子母体)
      2. 物理的構造 (細孔構造)
      3. 架橋度と性質
    2. イオン交換樹脂の種類と特徴
      1. 陽イオン交換樹脂
      2. 陰イオン交換樹脂
      3. キレート樹脂
      4. 合成吸着剤
      5. 触媒用イオン交換樹脂
    3. イオン交換樹脂の反応と性質
      1. 物理的性質
        • 水分保有能力
        • 耐熱性
        • 物理的強度
        • 膨潤収縮
      2. 化学的性質
        • イオン交換反応
        • 選択性
        • 再生
  3. イオン交換樹脂の取り扱いと操作
    1. イオン交換樹脂の実験方法と基本操作
      1. 原液の適用範囲
      2. イオン交換樹脂の選定方法
      3. 実験方法と解析
        • 処理液質
        • 実用的交換容量
        • 再生実験
      4. スケールアップ
    2. イオン交換樹脂の取り扱い方
      1. イオン交換樹脂の性能低下
        • 熱分解
        • 化学的分解
        • 有機物による汚染
        • 破砕
      2. 性能劣化の管理と対策
      3. イオン交換樹脂の再生方法と再生剤
        • 再生方法と水質の関係
        • 経済的再生方法
  4. イオン交換樹脂の利用・応用のポイント
    1. 水処理への利用
      1. 用水処理
        • 純水/超純水
      2. 環境対策
        • 排水処理
        • 回収
        • リサイクル 有害物質の除去
      3. 飲料水処理、浄水器
        • 飲料水中の硝酸イオン
        • ホウ素
        • 塩素酸の除去
        • 浄水器・軟水器用イオン交換樹脂
    2. 化学プロセスへの利用
      1. 電子材料の精製
        • 微量金属除去
        • 触媒除去
        • 溶媒・薬品の高純度化
        • リサイクル
      2. 金属の回収・精製への応用
        • 金属回収
        • 金属の精製
        • メッキ浴の回生
      3. 新エネルギー分野への応用
        • バイオディーゼル
        • 燃料電池
      4. 触媒としての利用
        • 固体触媒としての利点と用途例
    3. 医薬・食品産業への利用
      1. 食品工業への応用
        • 機能性食品の分離精製
        • 糖類の精製
        • アミノ酸の精製
        • 食品の風味改善 (酒類・果汁など)
      2. 医薬の精製分離
        • 合成吸着剤を用いた分離精製
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 伊藤 美和
    オルガノ 株式会社 開発センター 機能材グループ
    グループリーダー

会場

大田区産業プラザ PiO

6F C会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名同時申込みで1名分無料
    • 1名あたり定価半額の22,500円(税別) / 24,300円 (税込)
    • 2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
    • 同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
    • 3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
    • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
    • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
      申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
    • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/14 QA業務 (GMP監査・自己点検) 入門講座 オンライン
2025/1/14 GMP省令対応:医薬製造所における製品品質照査と品質システムの構築 (PQS) オンライン
2025/1/15 ファージセラピーの最新開発動向と次世代耐性菌対策への展望 オンライン
2025/1/15 体外診断用医薬品における承認申請書作成ノウハウおよびPMDA相談のポイント オンライン
2025/1/17 遺伝子治療薬の開発・薬事戦略と承認取得 オンライン
2025/1/17 洗浄バリデーションでの洗浄方法選択、残留限度値とホールドタイム設定 オンライン
2025/1/17 グローバル開発における承認申請のための医薬英語/英文ライティング入門 オンライン
2025/1/20 半導体製造用薬液の不純物対策 オンライン
2025/1/20 GMP業務の前に最低限知るべき12の重要事項 オンライン
2025/1/21 不具合発生の可能性を予測し、未然に原因を排除するための変更管理・逸脱管理 (リスクのクラス分類と運用の留意点) 東京都 オンライン
2025/1/21 原薬GMP基礎講座 オンライン
2025/1/21 相場観をふまえた医薬品ライセンス契約とライセンスフィー設定の課題 オンライン
2025/1/21 ポリフェニレンサルファイド (PPS) 樹脂の基本特性と製造・加工技術および高機能化 オンライン
2025/1/22 高効率を目的としたGVPにおける情報収集と自己点検、教育訓練 オンライン
2025/1/22 欧州連合 (EU) の食品包装規制と安全問題の最新動向 オンライン
2025/1/22 洗浄バリデーションの基礎と残留許容値、回収率設定の科学的根拠の示し方 オンライン
2025/1/22 無菌医薬品の滅菌選択順位の考え方と無菌性保証における無菌試験の限界、並びにパラメトリックリリースの推奨 オンライン
2025/1/23 気体・ガスの吸着・脱着の基礎と効果的な活用法 オンライン
2025/1/24 GMP対応工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (2日間) オンライン
2025/1/24 GMP対応工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/5/30 自動車用プラスチック部品のメーカー分析と需要予測
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/15 エポキシ樹脂市場の徹底分析
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/29 無機イオン交換体
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/8/1 水処理業界18社 技術開発実態分析調査報告書
2010/6/1 森永乳業、雪印メグミルク、明治乳業3社 技術開発実態分析調査報告書
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2010/3/1 シリコーン製品市場の徹底分析
2010/2/19 MBR(膜分離活性汚泥法)による水活用技術