技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

アジアビジネスにおける国際契約知識と交渉、紛争解決、贈賄対応の実務

専門弁護士2名が基礎から応用まで教える

アジアビジネスにおける国際契約知識と交渉、紛争解決、贈賄対応の実務

~全2回~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーは国際契約のセミナーを2テーマセットにしたコースです。
セット受講で特別割引にてご受講いただけます。
通常受講料 : 63,000円(税込) → 割引受講料 50,000円(税込)

開催日

  • 2014年3月24日(月) 14時00分 17時00分
  • 2014年4月23日(水) 14時00分 17時00分

プログラム

 昨今の目覚ましい経済的発展により、アジア諸国の企業は日系企業の重要なビジネスパートナーになっています。アジア諸国の企業と安定的な取引関係を構築・継続するためには、アジアのビジネス法務の常識・背景を理解することは勿論、関係構築のツールである英文契約書実務の理解が欠かせません。
 本セミナー (全2回) では、1英文契約書実務の基礎、2契約書の主要条項の交渉方法、3国際紛争の解決実務、4アジアビジネスに欠かせない法務の常識・背景等を、英文契約書に馴染みの無い方でも理解しやすい順序で丁寧に解説していきます。

2014年3月24日 第1回 (基礎編) アジア・ビジネスにおける英文契約の基礎と紛争解決、贈賄規制の概要

Ⅰ. 英文契約の基礎知識

(2014年3月24日 14:00〜15:25)

ベーカー&マッケンジー法律事務所 弁護士・ニューヨーク州弁護士
本間 正人 (ほんま まさと) 氏

  1. 国内契約との相違とその背景
  2. 英文契約のスタイル
    1. 英文契約の構造とその意義・特徴
    2. 英文契約の書式と使用方法
  3. 外国法に特有の概念、法制度の違いに基づく留意点
    1. 外国法と日本法
    2. 紛争手続の差異
    3. 契約書面作成に関係するルール、実務
    4. 契約の成立
    5. 契約違反
    6. 損害賠償・責任
    7. 外国の会社に関する法制度
    8. 調印手続・副本・翻訳
  4. 契約英語と契約書の作成実務
    1. 契約英語の特徴
    2. 英訳英語に独特の表現
    3. 契約英語の学び方
    4. 雛形の利用
  5. 英文契約書の主要条項の基本的理解
    1. 一般条項の役割
    2. 頻出する一般条項の意義と契約交渉上の留意点
    3. 典型条項:
      • 当事者
      • 前文・後文
      • 定義
      • 前提条件 (Condition Precedents)
      • 期間
      • 表明保証 (Representations & Warranties)
      • 誓約 (Covenants)
      • 損害賠償
      • 補償 (Indemnity)
      • 解除・終了
      • 準拠法・管轄・紛争解決
      • 秘密保持
      • 税金
      • 見出し
      • 副本
      • 存続条項
      • 譲渡
      • 完全合意 (Entire Agreement)
      • 分離可能性
Ⅱ. アジアにおける紛争解決、贈賄規制のポイント

(2014年3月24日 15:35〜17:00)

ベーカー&マッケンジー法律事務所 弁護士・ニューヨーク州弁護士
吉田 武史 (よしだ たけし) 氏

  1. アジア・ビスネスにおける紛争解決の実務
    1. 裁判か、仲裁か、紛争解決方法を選択する基準とは?
    2. アジア現地裁判を選択した場合の留意点・検討すべきポイント
    3. 国際訴訟について、押さえておくべき実務上のポイント
    4. アジア各国における現地訴訟について、押さえておくべき実務上のポイント
    5. アジアにおける仲裁を選択した場合の留意点・検討すべきポイント
    6. 国際仲裁について、押さえておくべき実務上のポイント
    7. アジアにおける国際仲裁について、押さえておくべき実務上のポイント
    8. 投資協定仲裁は、紛争解決オプションとして利用できるか?
  2. アジア・ビジネスにおける贈賄規制
    1. 我が国の外国公務員贈賄罪は、アジア・ビジネスでいかなる場合に適用されるか?
    2. アジア・ビジネスに対する米国FCPA、英国Bribery Actの脅威
    3. アジア各国における贈賄規制の留意点・検討すべきポイント

2014年4月23日 第2回 (応用、交渉編) アジア・ビジネスのための法律実務及び紛争解決対応、贈賄対策

Ⅰ. アジアにおける交渉と進出、撤退の法律実務

(2014年4月23日 14:00〜15:25)

ベーカー&マッケンジー法律事務所 弁護士・ニューヨーク州弁護士
本間 正人 (ほんま まさと) 氏

  1. 交渉の開始
    1. 秘密保持契約 (NDA) の締結
    2. Letter of Intent (LOI) /Memorandum Of Understanding (MOU) に基づく交渉の開始と独占権、デューデリジェンス
  2. アジアビジネスへの進出方法と撤退方法
    1. 事業形態の選択
    2. 進出にあたって確認すべき法制度:
      • 会社法制
      • 不動産
      • 業規制
      • 外為規制
      • 労働規制 等
    3. 撤退時における留意点
  3. アジア各国における外国投資規制
Ⅱ. アジアにおける紛争・贈賄対応、契約交渉

(2014年4月23日 15:35〜17:00)

ベーカー&マッケンジー法律事務所 弁護士・ニューヨーク州弁護士
吉田 武史 (よしだ たけし) 氏

  1. アジア・ビジネスにおける紛争解決対応
    1. 紛争解決条項のドラフト術・交渉術
    2. 平時に導入すべき事件対応策
    3. 訴状、申立書を提出する場合、または受け取った場合、それぞれの初動対応
    4. 訴訟、仲裁手続中の案件管理方法
    5. コスト・パフォーマンスを意識した出口戦略
  2. アジア・ビジネスにおける贈賄対応策
    1. 契約に盛り込むべき反贈賄条項
    2. コストを抑えたコンプライアンス体制の構築
    3. 発覚時の初動対応
    4. 訴追、捜査当局への対応
  3. 現地ビジネス参入に関する契約交渉の具体例・実務
    (JV契約・企業買収契約を中心に)

講師

  • 本間 正人
    ベーカー&マッケンジー法律事務所 弁護士・ニューヨーク州弁護士
  • 吉田 武史
    吉田法務事務所
    代表

会場

SSK セミナールーム
東京都 港区 西新橋2-6-2 ザイマックス西新橋ビル 4F
SSK セミナールームの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,619円 (税別) / 50,000円 (税込)

複数講座同時申込の割引について

本セミナーは終了いたしました。