GoogleやAmazonのクラウドがリリースされてから、5年が経過しています。今の時点で、5年の間にクラウドがどのような進化を遂げたのかを確認し、次にこれからどのような進化を遂げるのか、また望ましいのかを、特にPaaS型クラウド (Google App Engine) に焦点を当てて考察・予想します。

1. 現在のPaaSクラウド機能概要
2. クラウドフロントエンド
   1. オフラインファーストとクライアントサイドMVC
   2. リアリタイムWebとTSA (Thin Server Architecture)
   3. BaaS (Backend as a Service) BaaSでどこまでできるのか
   4. モバイルファーストとBaaS
   5. Security…OAuth、生体認証
3. データストア
   1. 規模…地球規模の超巨大データストア Spanner、Colossus
   2. 種類…NoSQLの種類と特性 Cassandra、MongoDB、Neo4j etc
   3. ビッグデータMapReduceとこれからのBigData処理 Dremel
   4. CAP定理、Base理論の修正
4. プラットホーム
   1. 演算処理装置…専用プロセッサ、GPU、FPGA、量子コンピュータ
   2. 記憶装置…新世代不揮発性メモリ、etc
   3. ネットワーク…UDPベース、プロトコル変換、光通信の超高速化
5. Webアプリケーションプラットフォームとしてのクラウド
   1. 巨大クラウドの独自性…プラットホームの非互換
   2. 分散システムアーキテクチャのWeb適用