技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

スマート・メーターの最新動向と今後のビジネス・チャンス

スマート・メーターの最新動向と今後のビジネス・チャンス

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2013年4月22日(月) 13時00分 16時30分

プログラム

 再生可能エネルギー・ビジネスの象徴といえる太陽電池企業の相次ぐ破綻によって、米国オバマ大統領が打ち出したグリーン・ニューディール政策は大きく色褪せたものの、再生可能エネルギー、蓄電池と組み合わせた地球環境に優しいエネルギー供給システムの構築は世界経済の流れとなった。スマート・グリッド (次世代送電網) のコンセプトは具体化途上にあるが、スマート・グリッドの中核は、従来の中央集権型サプライサイドの電力供給システムから、ディマンドサイドも統合したIT技術を用いたスマート・メーター (次世代電力量計) である。
 スマート・メーターは、これまでの電力量計にパソコン機能を加え、光ファイバー等を利用した電力需給の双方向通信を行う電子機器である。
 従来の送電線網に再生可能エネルギーを系統連携させて、IT技術を駆使して、電力の最適需給を達成し、省エネルギーによる地球環境保護を目指す革新的なデバイスといえる。
 特に、2011年3月11日に起こった東日本大震災による電力供給不足、アジア諸国における急激な電力需要増加という状況において、電力の効率的な利用と電力需給の最適化を目指すスマート・メーターの重要性は一段と強まり、ガス需給、水需給も含めた、統合的なスーパー・スマート・メーターに進化している。
 世界各地では、環境配慮型都市 (スマート・コミュニティー) の建設が始まっている。世界の電力量計は17億個に達し、既にその1割以上に相当する2億個はスマート・メーターとなっている。
 米国においては、2013年に5,000万台に達し、日本も7,000万台の電力量計をスマート・メーターに切り替える計画が進められている。東京電力も2023年度までに管内の2,700万世帯すべての電力量計をスマート・メーターに切り替える計画である。スマート・メーターに関連する分野は極めて広く、従来の重電メーカー、電力企業に加えて、送電線メーカー、家電メーカー、スマート・ハウスに関連する建設業界、最先端のIT企業、膨大な通信データを処理するソリューション・ビジネス企業、ガス企業、水処理企業も含まれる。
 世界のスマート・メーター市場は、年間2億個、金額にして2兆円を超える巨大市場が2020年には出現する。世界においては、スマート・メーターの普及が進み、スイスのランディス・ギア、米国のアイトロン、センサスの上位3社が世界シェアの5割を掌握し、日本企業も東芝、大崎電気等の大手4社が、M&A (合併・買収) を進め、世界展開をはかろうとしている。
 こうしたスマート・メーターを巡る最新動向と今後の日本企業にとっての事業機会を第一人者が詳細に解説する。

  1. スマート・メーターの開発動向と今後の技術革新の動き
  2. 米国におけるスマート・メーターの最新動向と今後の可能性
  3. 東日本大震災後のスマート・メーターを巡る日本の現状と今後
  4. スマート・メーターを巡る欧州諸国の現状と今後
  5. スマート・メーターを巡る中東・アジア諸国の現状と今後の可能性
  6. スマート・グリッドとスマート・メーターを巡るビジネスの現状と今後
  7. スマート・シティー、スマート・コミュニティーの現状と今後
  8. スマート・メーターと再生可能エネルギーを巡る最新動向
  9. スマート・メーターと蓄電池を巡る最新動向
  10. スマート・メーター事業を巡る関連企業のM&Aの最新動向と今後の展望
  11. スマート・メーターと日本のIT企業、通信企業の今後
  12. スマート・メーターと日本の都市ガス企業、水ビジネス企業の可能性
  13. スマート・メーター・ビジネスを巡る海外企業の動き
  14. スマート・メーターと日本の電機業界、家電業界
  15. スマート・グリッドと日本の建設業界-スマート・ハウスの可能性
  16. スマート・メーターの米国における市場規模
  17. スマート・メーターの欧州における市場規模
  18. スマート・メーターのアジア諸国における市場規模
  19. 電力不足に直面する日本におけるスマート・メーターの可能性
  20. スマート・メーターを巡る日本企業のビジネスチャンスと経営戦略
  21. スマートメーターにおけるデマンドレスポンスでの効果と欧米の事例

  • 質疑応答・名刺交換

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

第1講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)
複数名
: 31,000円 (税別) / 32,550円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/26 グリーン水素製造のための光触媒を用いた「人工光合成」の基礎と応用、課題、最新動向 オンライン
2024/11/26 水素貯蔵・輸送材料および技術の課題・動向と水素エネルギー社会実現への展望 オンライン
2024/11/28 水電解によるグリーン水素製造への展望 オンライン
2024/12/3 カルノーバッテリー技術とPower to Heat技術に関連する高温蓄熱技術の最新動向 オンライン
2024/12/11 水素吸蔵材料の基礎と様々な水素貯蔵材料とその応用 オンライン
2024/12/12 ペロブスカイト太陽電池の基礎から実用化に向けた課題・今後の展望 オンライン
2024/12/12 水電解によるグリーン水素製造への展望 オンライン
2024/12/13 カーボンニュートラル (CN) 社会における水素の現状と将来および技術動向 オンライン
2024/12/13 メタネーションの要素技術と現状の課題、産業実装への展望 オンライン
2024/12/17 水素吸蔵材料の基礎と様々な水素貯蔵材料とその応用 オンライン
2024/12/17 低濃度CO2の回収・資源化技術の最新動向と今後の展望 オンライン
2024/12/18 ペロブスカイト太陽電池の基礎から実用化に向けた課題・今後の展望 オンライン
2024/12/18 核融合炉の研究開発動向と関連材料の要求特性・課題・開発動向 オンライン
2024/12/23 固体酸化物形燃料電池の材料技術、セル作製と可逆動作セルの開発 オンライン
2025/1/16 FT合成による液体燃料の製造とその触媒技術 オンライン
2025/1/17 アンモニア利用の最新動向と利用技術 オンライン
2025/1/23 カーボンニュートラル (CN) 社会における水素の現状と将来および技術動向 オンライン
2025/1/23 バイオマスとSAF (持続可能な航空燃料) を取り巻く最新動向と今後のビジネス・チャンス オンライン
2025/1/28 二酸化炭素の有効利用技術とその最新動向 会場・オンライン
2025/1/29 カーボンニュートラル (CN) 社会と新しい再生可能エネルギーの技術動向 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/2/25 2024年版 水素エネルギー市場の実態と将来展望
2024/1/26 2024年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2023/11/24 2024年版 脱炭素エネルギー市場・技術と将来展望
2023/9/8 2024年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2023/7/7 2023年版 次世代住宅市場・技術の実態と将来展望
2023/6/9 2023年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2023/5/31 アンモニアの低温・低圧合成と新しい利用技術
2023/4/7 2023年版 脱炭素社会の市場予測・技術と将来展望
2023/3/10 2023年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2023/2/17 2023年版 水素エネルギーの市場予測と将来展望
2023/1/20 2023年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2022/12/28 カーボンニュートラルに向けた水素製造・P2Gと関連技術の最新動向
2022/11/21 海洋エネルギーの活用技術
2022/11/21 海洋エネルギーの活用技術 (CD-ROM版)
2022/11/11 2023年版 スマートグリッド市場の実態と将来展望
2022/9/30 水素の製造とその輸送、貯蔵、利用技術
2022/7/15 2022年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2022/5/20 2022年版 スマートコミュニティ市場の実態と将来展望
2022/2/18 2022年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2022/1/21 2022年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望