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プラスチック中添加剤の分析法ノウハウ【前期】

プラスチック中添加剤の分析法ノウハウ【前期】

~前期 (2月) ・後期 (9月) に分けて、より理解が深まる講座~
東京都 開催 会場 開催

本セミナーは、約5年前から、ほぼ同じ内容で毎年開催しており、受講の皆様からは高いご評価をいただいております。もっと時間をかけて欲しいというご希望もいただいていることから、内容を充実させ、前期と後期の2回開催するように企画しました。
前期:従来とほぼ同じ内容。「分析目的別」、および、「分析手法別」の分析ガイド
後期:「分析対象別」:主要添加剤別、および、主要樹脂別の分析ガイド
後期は、2013年9月頃の開催を考えております。前期と後期の両方の聴講をお勧めしますが、いずれか単独の聴講も歓迎します。尚、前期を聴講された方には割引料金を適用させていただきます。

概要

本セミナーでは、スペクトルの読み方のコツ、面倒な添加剤分析の基礎から実際のコツまでを解説いたします。

開催日

  • 2013年2月27日(水) 10時00分 17時00分

受講対象者

  • プラスチック製品・樹脂開発に携わる技術者、開発者、品質担当者
  • プラスチック製品の劣化を防止したい技術者、品質担当者
    • 酸化防止
    • 光安定 など
  • プラスチック製品に機能を付与したい技術者、開発者
    • 耐熱
    • 耐衝撃
    • 帯電防止
    • 難燃性
    • 透明性向上 など
  • フィルム成形や射出成形など二次加工に従事している技術者

プログラム

 一般に分析法の解説の観点には以下の3種類がある。

  • 分析目的別
  • 測定技術別
  • 分析対象別

 本セミナーでは、新構想に基づき、前期では①と②の観点、後期は③の観点に立ち、項目を整理して、面倒な添加剤分析の基礎から実際のコツまでを解説する。

  • 「分析目的」の中では、最も重要と考えられる「他社品の分析」を重要視する。
  • 「測定技術」については、各分析目的ごとに適した手法を解説。最新鋭の装置も紹介するが、むしろ、普通の装置での分析法や泥臭い分析法の紹介に注力する。
  • 定性の代表的手法である赤外法については、スペクトルの読み方のコツを解説する。
  • 「分析対象別」の説明は後期であるが、分析が難しい添加剤の代表であるHALSやリン系酸化防止剤、カルボン酸塩については前期でも説明する。

  1. 序:添加剤分析の意義・目的
  2. 添加剤の種類:効用&タイプ
    1. プラスチック用添加剤の種類と効用
    2. 新しい添加剤および最近の傾向
    3. ゴム用添加剤
  3. 目的別分析指針
    1. 既知試料中の特定添加剤の定量 (target analysis)
    2. 未知試料中の全添加剤の定性分析 (non-target analysis)
    3. 添加剤の作用機構の解析
    4. 添加剤に由来する品質トラブルの解析
    5. 新規添加剤のPL申請 (食品包装)
  4. 既知試料中の特定添加剤の定量分析
    1. 分析法選択の考え方
    2. 手法別各論 (1) :赤外
    3. 手法別各論 (2) :紫外吸収
    4. 手法別各論 (3) :1H NMR
    5. 手法別各論 (4) :GC
    6. 手法別各論 (5) :熱脱着GC
    7. 手法別各論 (6) :HPLC・GPC
    8. 手法別各論 (7) :脱離型MS:MALDI MS, DART MS, イオン付着MS
    9. 手法別各論 (8) :元素分析
    10. 手法別各論 (9) :比色法
    11. 手法別各論 (10) :間接法
  5. 未知試料中の全添加剤の定性分析 (1) :基礎編
    1. 分析法選択の考え方
    2. 手法別各論 (1) :前処理:基材からの分離
    3. 手法別各論 (2) :前処理:成分のグループ分け
    4. 手法別各論 (3) :HPLC/IR
    5. 手法別各論 (4) :HPLC/MS
    6. 手法別各論 (5) :TLC/IR,TLC/MS
    7. 手法別各論 (6) :GC/MS,PyGC/MS, 多段熱サンプリングGC/MS
  6. 添加剤分析のための赤外吸収スペクトルの読み方
    1. 主要添加剤の赤外吸収スペクトルの特徴
    2. 各赤外領域に現れる特性吸収
    3. 有用なゴールデンピーク
  7. 分析が難しい添加剤の分析指針
    1. HALS
    2. リン系酸化防止剤
    3. カルボン酸塩・リン酸塩
  8. 未知試料中の全添加剤の定性分析 (2) :実践編
    1. 未知試料中の添加剤分析の難しさ、および、分析のコツ
    2. 推奨される分析フロー:スクリーニング分析の勧め、グループ分け・多段分離の勧め
    3. 分析例
  9. 成形品における添加剤の作用機構の解析
    1. 表面濃度:ブリード・ブルームの分析
    2. 存在状態・相互作用の分析
  10. 添加剤に由来する品質トラブルの分析
    1. ブリード・ブルーム
    2. 変色
    3. 臭い
  • 質疑応答・名刺交換

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 第2研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

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