技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

架橋高分子入門

架橋高分子入門

~架橋系の種類、特徴、選択、反応条件、応用etc.~
大阪府 開催 会場 開催 個別相談付き

概要

本セミナーでは、架橋高分子の分類や架橋反応に利用される化学反応、実用化されている各種機能性架橋高分子の実際、注目のリサイクル可能架橋高分子や可動性架橋高分子まで詳解いたします。

開催日

  • 2013年2月5日(火) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 高分子ゲル,機能性高分子に関連する技術者
  • 架橋剤の種類・選択・反応・適用例について学びたい技術者

修得知識

  • 高分子化学の基礎事項
  • 架橋高分子の化学
  • 重合化学
  • 機能性材料

予備知識

  • 大学初年度程度の有機化学あるいは高分子化学

プログラム

 架橋高分子は、線状高分子鎖同士が化学結合によって結びつけられ、三次元的なネットワーク構造を形成しているものである。
 このような三次元高分子の歴史は古く、フェノール樹脂が工業化されたのは1910年のことである。合成高分子の代表と考えられているナイロンが生産され始めたのが1930年代であることを考えれば、架橋高分子がいかに長い歴史を有しているかがわかる。
 私たちの身の周りを眺めてみても、ゴム、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂などの多くの架橋高分子を見つけることができる。さらに、架橋高分子は、高性能樹脂としてばかりでなく、DDSなどの医療材料を始めとした各種機能ゲルなどの未来材料としても大きな可能性を秘めている高分子素材である。
 本講では、架橋高分子に関する基礎的な事項の習得とともに、未来材料としての架橋高分子の紹介を目的としている。架橋高分子の分類や架橋反応に利用される化学反応の紹介から始まり、現在実用化されている各種機能性架橋高分子の実際を紹介をするとともに、近年注目されているリサイクル可能架橋高分子や可動性架橋高分子についても紹介する。

  1. 架橋高分子の種類と特徴
    1. 高分子の形状
    2. 架橋高分子の構造
    3. 化学架橋と物理架橋
    4. 架橋高分子の性質
  2. 縮合系架橋高分子
    1. 合成
    2. フェノール樹脂
    3. 尿素樹脂およびメラミン樹脂
    4. エポキシ樹脂
    5. その他
  3. 付加系架橋高分子
    1. 架橋剤の化学構造
    2. 合成
    3. 用途
  4. ヒドロゲル
    1. 合成
    2. 機能と性質
  5. 機能性材料としての架橋高分子
    1. シリコーン樹脂
    2. 光レジスト材料
    3. 高吸水性高分子
    4. DDS材料
    5. 刺激応答ゲル
  6. 可動性架橋高分子
    1. 構造と分類
    2. 可動性架橋高分子の合成と応用
    3. 今後の展開
  • 質疑応答・名刺交換・個別相談

会場

ドーンセンター

4F 中会議室2

大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
ドーンセンターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/27 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ オンライン
2025/1/27 増加する廃棄CFRP/CFRTPにおけるリサイクルの課題と炭素繊維回収の最先端およびRCF活用法と産業確立への指針 オンライン
2025/1/27 ポリフェニレンサルファイド (PPS) 樹脂の基本特性と製造・加工技術および高機能化 オンライン
2025/1/27 カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーが求められる次世代自動車とプラスチック オンライン
2025/1/28 車載用プラスチック材料や成形法の基礎から最新活用法まで オンライン
2025/1/28 脱炭素と循環型経済社会の実現に向けたプラスチックリサイクルの課題と展望 オンライン
2025/1/29 高分子の劣化・変色メカニズムと対策技術、評価方法 オンライン
2025/1/29 プラスチック成形部材の劣化・破損・破壊のメカニズムと評価・改善方法、破面の特徴、トラブル対策 オンライン
2025/1/29 ポリウレタン樹脂原料の基礎と最新動向 オンライン
2025/1/30 高分子分散剤の種類、作用機構、取捨選択と効果的な活用方法 オンライン
2025/1/30 フレキシブルプリント基板の樹脂フィルム/ガラスと銅箔の接合技術 オンライン
2025/1/30 ポリウレタンの材料設計と構造・物性の制御と劣化対策 オンライン
2025/1/30 高分子の接着性改善と表面処理、界面の構造評価技術 オンライン
2025/1/30 ヒートシールの基礎、接合のメカニズムと品質管理・不具合対策 オンライン
2025/1/30 熱可塑性エラストマーの総合知識 オンライン
2025/1/30 重合反応の基礎・応用 オンライン
2025/1/30 高分子フィルム・繊維の延伸プロセスにおける分子配向形成、結晶化とその制御 オンライン
2025/1/30 ポリイミドの基礎とポリイミド系材料の低誘電率化・低誘電正接化 オンライン
2025/1/30 プラスチックのケミカルリサイクル技術最新動向 オンライン
2025/1/31 フォトレジスト材料の基本的な構成構造、材料設計および高感度化 オンライン

関連する出版物