技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

治験オーバークオリティ問題の根源考察と効率化を促す適切なQC範囲

治験オーバークオリティ問題の根源考察と効率化を促す適切なQC範囲

~GCP適合性調査を踏まえた“スピードと適正品質の追求”~

開催日

  • 2012年8月24日(金) 10時15分 16時45分

受講対象者

  • 治験に関連する担当者、管理者

プログラム

第1部 国内治験におけるオーバークオリティ問題の現状と効率化に向けた考察

(2012年8月24日 10:15〜13:00)

 2年ほど前に「国内治験におけるオーバークオリティ問題」を検討しましたが、それから治験環境は激変し、GCPの改訂やGlobal Studyの普及などを経てきました。
 そうした環境の変化の中で「オーバークオリティ問題」はどのように変化し、また、現在も問題として存在しているのでしょうか?
 「オーバークオリティ問題」の現状把握と、より効率的な治験推進に向けた方策を探り、国内治験の品質の現状や効果的な治験実施に向けて取り組むべき事項などを検討していきたいと思います。

  1. オーバークオリティとは何か? (復習)
    1. オーバークオリティ、オーバーリアクションとは何のことか
    2. 「当局が要求している…」は事実なのか
    3. GCP違反と承認取得の関係
    4. CRA・CRCは何故忙しいのでしょう
    5. ドラッグ・ラグは解消されたか
    6. 国内審査プロセスの現状
    7. 治験費用の現状
    8. 海外 (欧米、アジア諸国) の現状
  2. GCPを見直す
    1. GCPの基本ポリシー
    2. 改正GCPの意味
    3. ICH-GCPとJ-GCPの関係
    4. 医薬品開発における有効性・安全性と信頼性
    5. CRAの仕事とCRCの仕事
    6. 薬事戦略相談とは
  3. オーバークオリティの現状と対策
    1. 被験者の人権、安全および福祉の保護
    2. 「新たな治験活性化5ヵ年計画」の成果
    3. CRAやCRCのマインドセット
    4. 国内の開発期間及び審査期間
    5. 承認手続きの迅速化は進んでいるか
    6. 国内の治験環境には改善の余地がある
    7. アジア諸国との比較
    8. ビジネスとしての医薬品開発
  4. Global Studyへの参画
    1. 国際共同治験の普及度
    2. 医薬品開発の成功確率
    3. リスク・テイキングとは
    4. 第Ⅰ相試験のオートメーション化
    5. 中間解析の有効活用
    6. ダメなものを早く捨てる

第2部 オーバークオリティに陥らない治験QCとその範囲

(2012年8月24日 13:45〜16:45)

 医薬品・医療機器の開発を行う企業にとっては治験のスピードと質の両方を確保することが不可欠な要素になっている。その一翼を担う治験のQC活動においては、開発のスピードを落とすことなく品質の維持・向上が求められている。そこで、スピードを考慮しながら品質を維持するためのポイントについて考察を行いたい。
 また、GCP適合性調査経験をもとに、事例を紹介しながらモニタリング報告書、契約手続き関連資料等のチェックポイントを解説し、オーバークオリティと言われないQC活動についても考察を行いたい。

  1. 品質保証・品質管理システム
    1. 治験における品質
    2. 治験におけるQC活動
    3. 品質保証・品質管理システムの構築
  2. 品質維持・向上
    1. モニタリング活動において
      • QC活動におけるモニターの役割
      • 品質低下の要因と対応策
      • 品質維持・向上のために
    2. QC担当者等の活動において
      • QC活動におけるQC担当者等の役割
      • PDCAサイクル
      • 収集された問題点の活用
      • 品質低下の要因と対応策
    3. CRO活用時において
      • CRO委託時の課題
      • 品質低下の要因と対応策
    4. 教育の実施
      • モニターに対する教育
      • QC担当者に対する教育
  3. GCP適合性調査とオーバークオリティ
    1. GCP適合性調査
    2. オーバークオリティをなくすには…
    3. モニタリング報告書のチェックポイント
    4. 契約手続き関連資料のチェックポイント
    • 質疑応答・名刺交換

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/6/27 インドの医薬品産業の最新規制と知的財産制度 オンライン
2025/6/27 薬物間相互作用の基礎と臨床薬物相互作用試験における評価手法 オンライン
2025/6/27 EU規制をベースにしたPharmacovigilance監査の基礎 オンライン
2025/6/28 ICH-E6 (R3) について(R2) とのGAPと国内実装に向けた対応方針を考える オンライン
2025/6/29 不確実性の高い医薬品の研究開発プロジェクトの事業価値評価に基づく意思決定とポートフォリオマネジメント オンライン
2025/6/30 医薬品の要求品質の明確化と外観検査のポイント 東京都 会場・オンライン
2025/6/30 グローバルGMPをふまえた非無菌医薬品の製造、品質管理における環境モニタリング・空調・製薬用水の管理範囲と必要レベル オンライン
2025/6/30 研究所における医薬品を含む化学物質の管理と管理体制の構築 オンライン
2025/6/30 ゼロから理解したい人のためのCMC安定性試験レギュレーション オンライン
2025/6/30 臨床開発をスムーズに進めるためのTarget Product Profile (TPP) の作成とPMDAとの交渉ポイント オンライン
2025/6/30 医薬品 洗浄バリデーションセミナー オンライン
2025/7/1 GCP適合性調査に対する社内体制の構築及び査察対象資料に関するSOP活用の留意点 オンライン
2025/7/2 試験検査管理で知っておきたい重要項目とその対応策 オンライン
2025/7/2 再生医療等製品における事業性評価の進め方と注意点 オンライン
2025/7/3 注射剤の異物検査の方法と基準設定及び異物低減方法 オンライン
2025/7/3 製造所における無通告査察に対応したデータインテグリティーの準備・強化の具体的なポイント オンライン
2025/7/3 GMP監査・無通告査察実施時の対応ポイントとQA・QCの各対応 オンライン
2025/7/3 HPLC (高速液体クロマトグラフィー) 入門と使用時の留意点及びトラブルシューティング オンライン
2025/7/3 ICH-E6 (R3) に対応したQMS構築とQbD・品質許容限界設定の考え方・逸脱対応 オンライン
2025/7/4 製薬用水入門講座 オンライン