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自動車内装部品の触感・質感向上とその付与技術

自動車内装部品の触感・質感向上とその付与技術

~喜ばれる自動車内装づくり~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2012年7月13日(金) 10時00分 17時00分

受講対象者

  • 自動車内装品に関連する担当者、管理者

プログラム

第1部 自動車内装触感・質感のトレンドと要求、喜ばれる自動車内装とは (仮)

(2012年7月13日 10:00〜11:30)

日産自動車(株) 内外装技術開発部 橘 学 氏

※プログラム作成中

第2部 最新の触覚技術と自動車内装部品から始まる新しい触感ワールド

(2012年7月13日 11:40〜13:10)

名古屋工業大学 大学院工学研究科機能工学専攻 教授 佐野 明人 氏

 視覚あるいは聴覚と同様に、触覚でもセンサあるいはディスプレイと言った優れた工業製品を生み出すことは、一つの大きな目標である。ここで、できる限り元の触知覚現象に手を加えることなく、簡単な力学的作用で新たな付加価値を生み出すことに多くの関心が寄せられている。特に、自動車内装部品などへの応用の期待が高い。
 触覚応用のヒントは、研究室内のデザインされた実験環境よりも、身近な触覚の世界に隠れている。特に、ものづくりの現場にヒントが多い。そこには、触知覚に関わる原理が隠れている。触覚の本質は能動触である。皮膚、爪および機械受容器の構造には巧妙な触覚情報処理機構が仕組まれており、その特徴は力学で議論することができる。重要なのは、既成概念を取り払い、一見不可能に思えるが実は可能であるかも知れないと信じることである。本講演では、いくつかの事例を紹介する。

  1. 触覚技術のパラダイムシフト
    1. これまでにないものづくり (不可能を可能に)
    2. 第3の触覚製品
  2. 触覚の増強と触覚コンタクトレンズ (ボディの面歪を瞬時に検知)
    1. メリヤス編みの軍手による皮膚変形
    2. 触覚コンタクトレンズ
  3. 触覚の操作と触覚ネイルチップ (官能評価)
    1. 爪変形が触覚に与える影響
    2. 触覚ネイルチップと指先の応力分布
  4. 触感の生成とソフトフィール硬質面 (内装部品に新たな付加価値)
    1. 触覚の錯覚
    2. 剛性 (物理量) とソフト感 (感覚量) を独立設計
    • 質疑応答・名刺交換

第3部 感性工学を用いた自動車内装部品の表面質感向上技術 (仮)

(2012年7月13日 13:50〜15:20)

マツダ(株) 車両開発本部 車両実研部 クラフトマンシップ開発グループ 主幹 福井 信行 氏

※プログラム作成中

第4部 高級感ある外観・触感を与える自動車内装部材の加飾・成形加工技術

(2012年7月13日 15:30〜17:00)

秋元技術士事務所 秋元 英郎 氏

 自動車内装部品のほとんどがプラスチックの成形品である。 本講座ではプラスチック成形品に高級感ある見栄えや触感を与える加飾技術について紹介・解説する。
 特に金属調加飾、ソフトタッチ加飾、三次元加飾高転写成形技術について解説する。

  1. プラスチックの加飾技術 (概論)
    1. 加飾技術の分類
      • 一次加飾と二次加飾
      • 造膜する、塗る、貼る、色をつける、形状を付与する
  2. 金属調加飾
    • めっき
    • 蒸着
    • 銀鏡
    • フィルムインサート
    • メタリック着色
  3. ソフトタッチ加飾
    • 金型内貼り合わせ
    • 金型内発泡ウレタン成形
    • コアバック発泡成形
    • ソフトフィール塗装
  4. 三次元加飾
    • 水圧転写
    • 三次元フィルム貼り合わせ
    • 三次元転写
  5. 高転写成形技術
    • ヒート&クール成形 (ウェルドレス成形)
  6. 今後の展望
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 橘 学
    日産自動車 株式会社
    エキスパートリーダー
  • 佐野 明人
    名古屋工業大学 大学院工学研究科 電気・機械工学専攻
    教授
  • 福井 信行
    マツダ株式会社 車両開発本部 車両実研部 クラフトマンシップ開発グループ
    マネージャ
  • 秋元 英郎
    秋元技術士事務所
    所長

会場

東京ファッションタウンビル

9F 904

東京都 江東区 有明3-6-11
東京ファッションタウンビルの地図

主催

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受講料

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: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
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