技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

金属疲労による破壊メカニズムの解明と強度設計法

金属疲労による破壊メカニズムの解明と強度設計法

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2012年4月20日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 金属疲労に関連する技術者、設計者、管理者、品質・信頼性保証担当者
    • 金属製品
    • 機械
    • 自動車
    • 航空機
    • 船舶
    • 重機
    • 各種車両
    • 設備
    • 建築・建設
    • アトラクション など
  • 金属破壊・破損の解析に携わる技術者、現場技術者

持参品

演習のため四則演算が可能な電卓、携帯電話などを持参ください。

修得知識

  • 歴史的な事故の破損モードと得られた教訓
  • 疲労破壊のメカニズムと各種因子の影響
  • 代表的な構造要素の疲労強度と予防保全、寿命増大法、強度改善構造例
    • 溶接継手
    • ボルト締結部
    • はんだ接続部など
  • 破壊力学の基礎
  • 破壊力学の設計への適用例
  • 応力集中部や溶接継手についての疲労寿命設計基準

プログラム

 製品破損の原因はほとんどが金属疲労ですので、疲労のメカニズムを良く理解して適切な裕度を与えて設計すれば、信頼性と経済性を兼ね備えた製品を開発することができます。
 そのため、本セミナーでは金属疲労の基礎から最新の疲労強度設計技術までを平易に解説しますので、実務にすぐ役立てることができます。

  1. 事故に学ぶ材料強度
    1. 破損事故防止の考え方
    2. 機器・プラントの破壊事故例とその原因・対策
      • 脆性破壊
      • 応力腐食割れ
      • 高サイクル疲労
      • 低サイクル疲労
      • 振動
      • 製造法
  2. 構造物の疲労寿命
    1. 金属疲労破壊のメカニズム
    2. 疲労限度
    3. 各種因子の影響
      • 材料の強度
      • 平均応力
      • 組合せ応力
      • 変動負荷
      • 腐食
    4. 構造部品の疲労強度
      • 溶接継手
      • ボルト締結部
      • フレッティング疲労
      • 低サイクル疲労
      • はんだ接続部の熱疲労
      • 疲労強度増大法
  3. 疲労強度改善構造
    1. トラス、ラーメン構造で曲げを防止する方法
    2. 力の流れを滑らかにする構造
    3. 各部の荷重負担を均一にする構造
    4. 形状不連続部の曲率半径Rを大きくする方法
    5. 応力集中部を高応力域に設置しない方法
    6. 板へ面外力が作用する場合の構造
    7. 熱応力・座屈を防止する構造
  4. 破壊力学の入門と応用
    1. 強度設計における破壊力学
    2. 応力拡大係数の値
    3. 疲労き裂進展速度と進展下限界値
    4. 溶接継手不溶着ルート部の疲労強度
    5. 微小欠陥を有する部材の疲労強度
  5. 構造強度設計基準
    1. 構造強度設計の体系
    2. ASME Codeの疲労設計基準
    3. IIWの溶接継手疲労設計指針
    4. 高温強度設計基準
  6. 例題・演習と解答
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 宇佐美 三郎
    株式会社 日立製作所 日立事業所 研究開発グループ

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第1講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。