技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

金属材料の破断面観察の基礎

破損原因を推定するための

金属材料の破断面観察の基礎

オンライン 開催
  • ライブ配信セミナーには、特典としてアーカイブ配信が付きます。
  • アーカイブ配信の視聴期間は2025年5月16日〜22日を予定しております。
  • ライブ配信を受講しない場合は、「アーカイブ配信」をご選択ください。

概要

本セミナーでは、破断面の取扱い方、肉眼で見た時の破面解析の仕方、電子顕微鏡で見た時の破面の様子、破断面から応力を推定する方法、破断面から破損原因を特定する事例について具体的事例を踏まえ、わかりやすく解説いたします。

開催日

  • 2025年5月9日(金) 13時00分17時00分

受講対象者

  • フラクトグラフィ・破断面解析に関連する技術者、設計者、管理者、品質・信頼性保証担当者
    • 金属製品
    • 機械
    • 自動車
    • 航空機
    • 船舶
    • 重機
    • 各種車両
    • 設備
    • 建築・建設
    • アトラクション など
  • 破壊事故の解析に携わる技術者、現場技術者

修得知識

  • フラクトグラフィの基礎
  • 破断面の採取から肉眼による破損原因の推定法
  • 破断面の採取から電子顕微鏡観察による破損原因の推定法

プログラム

 製品、工具などが破損もしくは損傷したとき、「なぜ壊れたのか?」という原因を調べて改善をすることは、とても大切なことです。しかし、壊れた物から原因の推定するためには、ある程度の知識と経験が必要となってきます。このセミナーでは、このような知識と経験が無い方向けに、金属の壊れた部分 (破断面) の解析の仕方について説明をいたします。
 セミナーの内容は、はじめに解析で守るべき破断面の取り扱い方、解析に使用する機器について説明します。次に肉眼で見たときの破面の解析の仕方、電子顕微鏡で見たときの破面の様子について説明します。最後に、破断面から破損原因を特定する事例の紹介をいたします。特にこれから損傷調査を始めようとする方に、わかりやすく解説することを心がけております。多くの方の参加をお待ちしております。 注:本セミナーでは観察のみについて講義を行い、応力、荷重推定など定量的な解析についての話はしませんので、その点をご注意ください。

  1. フラクトグラフィ概論
    1. はじめに
    2. 解析機器
    3. 破断面の取り扱い
      1. 破損部の特徴の把握
      2. 破断面の保護
      3. 破断面の洗浄
  2. マクロ破断面の典型的な例
    1. マクロ破断面の解釈の仕方
    2. 破壊メカニズムごとの典型的なマクロ破断面例の紹介
      1. 脆性
      2. 延性
      3. 疲労
      4. 環境
    3. マクロ破断面の解析事例紹介
  3. ミクロ破断面の典型的な例
    1. ミクロ破断面の解釈の仕方
    2. 破壊メカニズムごとの典型的なミクロ破断面例の紹介
  4. 破損事故解析例
    1. チェーンの疲労破断面
    2. アウトリガーボルトの疲労破壊
    3. 減速機の疲労破壊
    4. 他事例
  5. 質疑・応答

講師

  • 山際 謙太
    独立行政法人 労働安全衛生総合研究所 機械システム安全研究グループ
    主任研究員

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)
複数名
: 35,000円 (税別) / 38,500円 (税込)

受講者の声

  • これまでは破断に関してかかわりは少なかったですが、業務の都合で今後携わる機会が増えると思い今回受講いたしました。事例等を使ってうまく教えていただき、とても理解しやすかったです。ありがとうございました。
  • 多くの事例、破壊の基礎、数値解析の初歩、また現在進行中のAIの活用プロジェクトの紹介もあり、終日、集中して聞けました。誠に有難うございました。
  • 分かりやすいご講義ありがとうございました。破面観察に関する知見がない素人ですが理解することができました。今後の自社での業務に活かしてまいりたいと思います。
  • フラクトグラフィについてほとんど詳しくは知らニア状態での参加だったが、説明が分かりやすく、理解が進んだ。細かく休憩をはさんでいただけるとありがたい。
  • 延性、疲労、脆性、環境の破断特徴がだいぶ掴めました。

複数名同時申込割引について

複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 35,000円(税別) / 38,500円(税込) で受講いただけます。

  • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
  • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 70,000円(税別) / 77,000円(税込)
  • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 105,000円(税別) / 115,500円(税込)

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

  • 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルを配布予定です。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年5月16日〜22日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/8/25 自動車用防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 オンライン
2025/8/27 ゴム・プラスチック材料のトラブル解決 2コースセット 東京都 会場
2025/8/27 ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法 東京都 会場
2025/8/27 自動車用防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 オンライン
2025/8/28 マテリアルズ・インフォマティクスの基礎と実践事例 オンライン
2025/8/29 マテリアルズ・インフォマティクスの基礎と実践事例 オンライン
2025/9/5 ガラスの破壊現象と強度試験法 オンライン
2025/9/9 ガラスの破壊・強度・強化とクラック伝播 (2日間) オンライン
2025/9/9 ガラスの破壊メカニズムと切断、強度評価 オンライン
2025/9/10 強化ガラスのクラック伝播と破壊挙動の理解 オンライン
2025/9/11 金属材料の破断面観察の基礎と事例紹介 東京都 会場・オンライン
2025/9/18 非線形有限要素法による構造解析の基礎 オンライン
2025/9/26 プラスチック破壊メカニズムの基礎と材料強度設計 オンライン
2025/9/26 ソフトマテリアルの摩擦・摩耗メカニズムおよび材料内部のひずみや接触挙動の可視化技術と摩擦・摩耗制御への応用 オンライン
2025/9/29 プラスチック破壊メカニズムの基礎と材料強度設計 オンライン
2025/9/30 高分子材料 (プラスチック・ゴム) の基礎知識とその劣化・破壊原因と対策 オンライン
2025/10/6 インフォマティクスと近赤外光による高分子材料の劣化予測 オンライン
2025/10/14 残留応力の基礎と測定・評価の要点 東京都 会場・オンライン
2025/10/15 高分子材料 (プラスチック・ゴム) の基礎知識とその劣化・破壊原因と対策 オンライン
2025/10/16 インフォマティクスと近赤外光による高分子材料の劣化予測 オンライン