技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

カーボンナノチューブの分散制御と高機能複合材料への展開

カーボンナノチューブの分散制御と高機能複合材料への展開

~カーボンナノチューブに魅せられて~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、カーボンナノチューブの基礎から解説し、透明導電膜/フィルム、透明静電防止塗料、複合材料への応用について詳解いたします。

開催日

  • 2011年11月21日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • カーボンナノチューブの応用が見込まれる製品の技術者、開発者、研究者
    • エネルギー分野
      • リチウムイオン電池、二次電池
      • 燃料電池
      • キャパシタ など
    • 樹脂分野
      • エレクトロニクス包装材料
      • 自動車部品 など
      • 複合材料
    • 電子機器分野
      • 導電性ゴム
      • 電子デバイス
      • MEMS
      • 歪みセンサー など

修得知識

  • カーボンナノチューブの基礎
  • カーボンナノチューブの応用
  • カーボンナノチューブと複合材料の調整方法
  • カーボンナノチューブの毒性/安全性

プログラム

 多面的な特性を有するカーボンナノチューブが発見、合成されてから25年。産業用途への展開の大きな障害となっていた高純度安定量産化技術や分散技術は著しく進歩してきました。
 また、懸念された毒性/安全性に関するリスク評価結果も公表され、作業現場における一定のガイドラインも示されました。このような状況の中、著者らの10年に亘る開発成果がカーボンナノチューブを用いた次世代の機能部品、高性能デバイス実用化の一助となれば幸いです。

  1. カーボンナノチューブの魅力
    1. CNTとの出会い
    2. CNTとは
    3. CNTの製造法
    4. CNTの特性
    5. CNTの期待される用途
  2. 弊社の企業戦略
    1. 弊社の技術基盤
    2. 用途開発ネットワーク
    3. プロトタイプ開発のやり方
  3. 各社MWーCNTのデータベース化の試み
    1. 公表分析データ
    2. SEM写真 (同一4水準撮影)
    3. TEM写真
    4. ラマン分光
    5. TG-DTAデータ
    6. 透明導電性評価データ
  4. CNT液相分散技術
    1. 分散上の留意点
    2. 各要素の界面科学的役割
    3. 分散機の選択
    4. 分散剤の選択と分散安定化技術
    5. 提供可能なCNT分散液
  5. 応用開発事例
    1. CNT透明・静電防止塗料
      1. CNT透明・静電防止塗料の調製法
      2. CNT透明・静電防止塗料の特性
      3. 他の透明・静電防止塗料との比較
    2. CNT透明導電膜/フィルム
      1. CNT透明導電フィルムの調製法
      2. CNT透明導電フィルムの特性
      3. CNT透明導電フィルムの課題と改良策
      4. 他の透明導電フィルムとの比較
      5. ITO代替塗布型透明導電フィルムの市場
    3. CNTペーパー
      1. CNTペーパーの製造法
      2. CNTペーパーの期待される用途
    4. CNT繊維
      1. CNT繊維の製造法
      2. CNT繊維の期待される用途
    5. CNT/熱可塑性樹脂複合材料
      1. CNT/熱可塑性樹脂複合材料の製造法
      2. CNT/樹脂複合材料の特性
      3. 新規CNT固相分散技術の開発
      4. CNT/熱可塑性樹脂複合材料の今後の展開
    6. CNT/熱硬化性樹脂複合材料
      1. CNT/熱硬化性樹脂複合材料の製造法
      2. CNT/熱硬化性樹脂複合材料の特性
    7. CNT/ゴム複合材料
      1. CNT/ゴム複合材料の製造法
      2. CNT/ゴム複合材料の特性
    8. CNT/金属複合材料
      1. CNT/金属複合材料の調製法
      2. 粉末冶金法によるCNT/金属複合材料の特性
      3. めっき法によるCNT/金属複合材料の特性
    9. CNT/セラミックス複合材料
      1. CNT/セラミックス複合材料の調製法
      2. 粉末焼結法によるCNT/セラミックス複合材料の特性
    10. その他開発事例
  6. CNTの毒性/安全性
    1. CNTの毒性に関する報告
    2. CNTの取扱いに関する行政の動き
    3. CNTメーカーの動き
    4. NEDOのCNTリスク評価結果
  7. まとめと将来展望
  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 角田 裕三
    有限会社スミタ化学技術研究所
    代表取締役

会場

大田区産業プラザ PiO

6階 C会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

関連する出版物

発行年月
2022/6/28 GFRP & CFRPのリサイクル技術の動向・課題と回収材の用途開発
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2021/12/31 導電性材料の設計、導電性制御および最新応用展開
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2018/11/19 炭素繊維・炭素繊維複合材料の未来
2017/10/23 カーボンブラック 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/10/23 カーボンブラック 技術開発実態分析調査報告書
2016/5/16 カーボンナノチューブの応用技術 (2016年版) 技術開発実態分析調査報告書
2016/5/16 カーボンナノチューブの応用技術 (2016年版) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2016/2/20 自動車用プラスチック部品・材料の新展開 2016
2013/8/5 透明導電性フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/8/5 透明導電性フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2013/3/25 カーボンナノチューブ応用技術 技術開発実態分析調査報告書
2013/3/25 カーボンナノチューブ応用技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/20 導電・絶縁材料の電気および熱伝導特性制御
2013/1/25 炭素繊維 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/1/25 炭素繊維 技術開発実態分析調査報告書
2012/11/25 FRP(繊維強化プラスチック) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/11/25 FRP(繊維強化プラスチック) 技術開発実態分析調査報告書