技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

製薬企業における医薬経済学的評価の導入と薬価算定・交渉

製薬企業における医薬経済学的評価の導入と薬価算定・交渉

~いかにして薬剤の価値に見合った妥当な薬価を取得するか~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、来たるべき厚生労働省の医薬経済評価の導入に向け、価値に基づく価格設定 (VBP) 流の交渉ポイントを解説いたします。

開催日

  • 2011年10月27日(木) 10時30分16時00分

受講対象者

  • 医薬品の薬価算定・交渉に関連する担当者、管理者

修得知識

  • 薬価設定における価格の妥当性の示し方
  • 医薬経済的有用性データ
  • 薬価算定における医薬経済評価・薬価交渉術

プログラム

第1部 薬価設定における価格の妥当性の示し方・製品価値向上と医薬経済的有用性データ (10:30~12:30)

 いかにして薬剤の価値に見合った妥当な薬価を取得するかは大きな課題である。
 臨床試験成績が薬剤の価値を証明することは言うまでもないが、昨今医療経済的評価の重要性も高まってきている。
 本講座ではこれらの点について触れたい。

  1. 価算定方式
    • 概要
    • 類似薬効比較方式
    • 補正加算
    • 原価計算方式
    • 外国平均価格調整
    • 規格間調整
    • 薬価算定プロセス
  2. 薬価戦略
    • 戦略立案
    • シナリオの検討
    • 各シナリオの課題
    • 医療経済データの活用
  • 質疑応答・名刺交換

第2部 薬価算定における医薬経済評価と薬価交渉術 (13:20~16:00)

 最近の厚労省の医療改革案では、医療のイノベーショ評価への医療経済手法の活用の検討が謳われた。特に、どのように薬価算定に応用されるのかに関心が高まっている。
 そこで前半では、そのような評価とは何を意味するのか、そのキー概念は何かといった医薬経済評価の概念と手法の基本をわかりやすく解説する。
 さらに、それを受けて後半では、来るべき厚労省の医薬経済評価の導入を想定して、価値に基づく価格設定 (Value-based Pricing; VBP) 流の交渉ポイントを解説する。

  • 医療技術評価とは何か
  • 医療イノベーションをどう評価するのか
  • 費用/QALYの賛否
  • データの不確実性にどう向き合うか
  • 交渉時に保つべき姿勢とは
  • 交渉のポイントをどう絞るか
  • 費用の削減を主張すべきか
  • 薬価算定の高度な戦略をどう立てるか
  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 野村 英昭
    協和発酵キリン(株) 製品戦略部 腎分野戦略担当
    統括マネージャー
  • 鎌江 伊三夫
    慶應義塾大学大学院 健康マネジメント研究科 製薬協寄附講座「医薬経済学教育研究プログラム」
    特任教授

会場

大田区産業プラザ PiO

6階 D会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/9/22 GDPに対応する温度・文書管理・バリデーションと輸送業者の管理 オンライン
2025/9/24 査察での指摘ポイントを踏まえた洗浄バリデーションの基礎と残留許容値、回収率設定のポイント オンライン
2025/9/24 無菌医薬品GMP入門 オンライン
2025/9/24 核酸医薬品開発のための製造技術移転と非臨床試験段階の構築方法 オンライン
2025/9/24 新規モダリティの事業価値を最大化する特許・知財戦略と費用対効果 オンライン
2025/9/24 GMP管理ではない (non-GMP) 原材料供給業者における特有の管理の要求事項と監査ポイント・ (非協力的な場合・監査不適合) 事例 オンライン
2025/9/24 医薬品研究開発における事業価値評価とポートフォリオマネジメント実践手法 オンライン
2025/9/25 各開発段階におけるCMC開発と取得すべきデータ・品質保証レベル オンライン
2025/9/25 体外診断薬における開発から販売・サービスまでの構築実務とノウハウ オンライン
2025/9/25 医薬品HPLCの基礎と予想されるトラブルへの対応 オンライン
2025/9/25 グローバル開発でのEU-RMP/REMS/J-RMPの比較・差異とRMP (医薬品リスク管理計画) 作成・安全対策の留意点 オンライン
2025/9/25 ICH Q2 (R2) /Q14・AQbDをふまえたバイオ医薬品の分析法バリデーションと判定基準の設定方法・許容範囲の考え方 オンライン
2025/9/26 抗体医薬品をはじめとしたバイオ医薬品の特性解析 (構造解析) と規格及び試験方法 (ペプチドマップ、糖鎖プロファイル) オンライン
2025/9/26 GMPヒューマンエラー防止・削減コース オンライン
2025/9/26 ヒューマンエラー・逸脱・GMP違反を防ぐSOP・製造指図記録書の作成とは? 教育訓練とは? GMP記録とは? オンライン
2025/9/26 GCP監査実施におけるQMSの考え方とCAPA作成のトレーニング方法 オンライン
2025/9/26 事例に基づく照会削減・再照会防止の為の対策と効率的な申請書およびCTD (CMCパート) の作成 オンライン
2025/9/26 信頼性基準適用試験の運用への落とし込みと (海外導入品など) 日本申請時の信頼性保証 オンライン
2025/9/26 体外診断薬における開発から販売・サービスまでの構築実務とノウハウ オンライン
2025/9/26 オーファンドラッグの開発戦略と事業性評価の考え方 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価