技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

製剤 In Vitro-In Vivo Correlationと開発段階の生物学的同等性評価におけるBiowaiver

製剤 In Vitro-In Vivo Correlationと開発段階の生物学的同等性評価におけるBiowaiver

~製剤変更時にヒト試験は必要か? IVIVCの"確立"とは~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、製剤 IVIVC の基礎から解説し、手法・妥当性・製剤変更時対応までを詳解いたします。

開催日

  • 2011年9月29日(木) 10時15分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品、製剤に関連する技術者、品質担当者、管理者

修得知識

  • 製剤 IVIVC の基礎
  • 製剤 IVIVC の手法
  • 製剤 IVIVC の妥当性
  • 製剤変更時の具体的な対応

プログラム

第1部 3極における開発段階の製剤変更時にヒト試験が必要なケースとIVIVCを含むBE試験の免除 (10:15~12:15)

 医薬品製剤の開発では、生物学的利用率 (BA) と生物学的等価性 (BE) は非常に重要な試験である。
 新規医薬品の開発期間は長く、その過程で製剤の処方、製造法等が変更する局面が発生することがある。
 その場合、変更前後の製剤の生物学的同等性を検証することが要求される。
 本セミナーでは経口剤に焦点をあて、日欧米3極でのBE試験の要件、実施のタイミングについて概説したのち、BA/BEに影響を及ぼす製剤学的、生理学的及び薬物動態学的要因の予測及び評価及びIn vitro/in vivo相関性 (IVIVC) のコンセプトについて概説する。
 ついで、 BCS 及び BDDCS の概念に基づいたBE試験の免除 (バイオウエーバ) 、デザイン及び課題について述べ、如何にBE試験を効率よく実施し、成功させるか解説したい。

  1. 日欧米3局におけるBE試験
    1. BE試験の要件
    2. BE試験の実施のタイミング
  2. バイオアベイラビリティ (BA) に影響を及ぼす要因とその変動要因の予測 (BCS, BDDCS)
    1. 物理化学的・製剤学的因子、生理学的要因について
    2. BCS
    3. BDDCS
    4. In vitro/in vivo相関性 (IVIVC)
  3. バイオウエーバ (BE試験の免除)
    1. バイオウエーバとは
    2. 日欧米3局におけるバイオウエーバ
  4. BE試験のデザイン

第2部 欧米ガイドラインを踏まえた製剤In Vitro-In Vivo Correlationと開発段階での変更時対応 (13:00~16:30)

 グローバルなGMPシステムの構築としてICH Qトリオのシステムが導入された。
 医薬品の品質保証においてリスク管理と科学を取り入れ、製造工程のより高い理解を図ることにより製剤設計から製造法確立への合理的なステップアップが可能となる。
 放出制御製剤においてIn Vitro /In Vivo Correlationsおよび重要工程パラメータによる溶出特性の把握から科学的な管理戦略をいかに設定していくかについて製剤の生体内の動き等の基礎的なデータの紹介を含めて解説していく。

  1. 医薬品の研究開発
    1. 医薬品の流れ
    2. 品質設計
    3. 薬事規制
    4. 適合性調査
  2. 合理的な製剤設計
    1. Preformulation
    2. ICH Qトリオの適用
    3. 論理的手法の事例
  3. 放出制御製剤の開発
    1. 生体内の動き
    2. In Vitro溶出特性
    3. In Vitro/In Vivo Correlations FDAガイドライン
    4. In Vitro/In Vivo Performanceの最新動向
    5. 開発段階での変更対応
  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 秦 武久
    有限会社 レギュラトリーサイエンス研究所
    代表取締役
  • 上杉 恵三
    グロファーマフィジクス
    主宰

会場

大田区産業プラザ PiO

1階 A+B会議

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/4/9 GMP省令対応:医薬製造所における製品品質照査と品質システムの構築 (PQS) オンライン
2025/4/9 開発初期段階の事業性評価・売上予測/ケーススタディ オンライン
2025/4/9 薬物動態の基礎と活用 オンライン
2025/4/9 市場分析により導き出す医薬品開発におけるアンメットメディカルニーズ開発戦略と評価法 オンライン
2025/4/10 国際共同治験におけるグローバル開発に求められるプロジェクトマネジメントと国内治験との相違 オンライン
2025/4/10 ICH M7におけるニトロソアミン原薬関連不純物 (NDSRI) の当局対応・規制動向をふまえた評価・許容値設定と分析の留意点 オンライン
2025/4/10 GMP管理ではない (non-GMP) 原材料供給業者における特有の製造・品質管理の要求事項と監査 (書面・実地) ポイント・事例 オンライン
2025/4/10 体外診断用医薬品の製造販売承認 / 認証申請およびQMS適合性調査に係る法規制と対策 オンライン
2025/4/10 クラウドの基礎とGXPクラウド利用時のCSVアプローチやデータインテグリティ対応・留意点 オンライン
2025/4/11 核酸医薬品や遺伝子治療薬などの薬価申請・戦略と当局の薬価妥当性判断の視点 オンライン
2025/4/11 グローバル開発における承認申請のための医薬英語/英文ライティング入門 オンライン
2025/4/11 製造サイトにおけるデータインテグリティの実務対応のポイント オンライン
2025/4/14 R&D領域のデューデリジェンスで確認すべき (した方がいい) ポイントとリスク対応の考え方 オンライン
2025/4/15 ペイシエントセントリシティに基づくリサーチ戦略と医薬品マーケティングへの活用 オンライン
2025/4/15 海外製品導入/導出品のCTD-Q (CMC申請資料) 作成の留意点と照会事項削減のポイント オンライン
2025/4/16 GMP文書・記録の作成・管理の基本 東京都 会場・オンライン
2025/4/16 GMP超入門セミナー オンライン
2025/4/16 E&L試験の進め方および国内外の規制動向 オンライン
2025/4/16 無菌製剤工場の製造プロセスと設備・施設設計のポイントと注意点 オンライン
2025/4/16 抗がん剤の臨床開発実施の留意点とプロトコール作成のポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)