技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

マイクロリアクター徹底活用セミナー

マイクロリアクター徹底活用セミナー

~極小反応装置を使い倒すために~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、マイクロリアクターの基礎から解説し、反応制御、流路や材料の設計、スケールアップなど専門家が利活用方法を徹底伝授いたします。

開催日

  • 2011年7月27日(水) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • マイクロリアクターに関連する技術者
  • マイクロリアクターの応用に関連する技術者、研究者
    • 燃料電池用オンデマンド水素製造
    • 薬品のオンデマンド製造、輸送
    • 医療機器・診断装置 など
  • 有機合成に関連する技術者

修得知識

  • マイクロリアクターの基礎
  • マイクロリアクターの設計
  • マイクロリアクターの加工
  • マイクロリアクターによる微粒子合成
  • マイクロリアクターのスケールアップ

プログラム

第1部 マイクロリアクターの基礎学理からみた効果的利用法と応用範囲 (13:00~14:40)

 マイクロ空間での特長を整理し、マイクロフロー系を用いることで製造や製品設計に有利となる操作法を有機合成からナノ粒子設計など各種分野別に例示しながら詳述する。
 次に、マイクロリアクターがもつ差別化技術としての特徴、大量生産への可能性について開発現況を概観しながら紹介し、マイクロリアクター徹底利用法の理解を促す。

  1. マイクロリアクターとは
    1. これからの生産技術に求められること
    2. マイクロへスケールダウンによる輸送特性変化
    3. マイクロ空間で期待できる効果
    4. 生産用マイクロデバイス概観
  2. マイクロ混合と熱交換
    1. 迅速混合と精緻混合及びマイクロ混合論理
    2. マイクロリアクターの迅速熱交換能力
  3. ナノ粒子厳密製造におけるマイクロ化の効果
    1. 迅速混合/核生成制御による均一ナノ粒子製造
    2. 核生成と粒子成長の独立制御による粒子設計
  4. 有機合成反応でのマイクロ化の効果
    1. 有機合成反応における選択性制御
    2. 素反応の厳密制御による選択性向上
    3. 過酷な条件での反応
  5. 生産プロセスへの展開の可能性
    1. マイクロリアクターの差別化技術としての利点と研究開発における特徴
    2. 実用化が期待できる分野とその開発現状
    3. どこまで大量生産可能か?
    4. 国内での研究開発の動向
    • 質疑応答

第2部 マイクロリアクターの設計・加工の要点とスケールアップについて (14:50~15:30)

 近年、ファインケミカルや医薬品分野などで製造される粒子は、単分散化、微小化、カプセル化、複合化など高機能、高付加価値への要望が増えて来ており、これに対応すべくマイクロリアクター技術が注目されている。
 マイクロリアクター技術は、直径1mm以下の微小流路によるフロープロセスを用いて、マイクロスケール空間特有な現象を利用した粒子合成方法であり、この技術を用いて優れた粒子合成が可能となっている。
 本セミナーでは、特に工学以外の医療、バイオ、ケミカルなどを専門とされる技術者の方々が、マイクロリアクターを新規に試験又は導入するに当たって、マイクロリアクターを使用するとメリットがある微粒子合成、マイクロリアクターの選定方法から取り扱いの要点、さらには量産時のスケールアップについてできるだけ平易に解説する。

  1. マイクロリアクターの設計・加工
    1. マイクロリアクターの分類
    2. マイクロリアクターの流体制御
    3. マイクロリアクターの設計
    4. マイクロリアクターの加工
    5. マイクロリアクターの取り扱い
  2. マイクロリアクターによる微粒子合成
    1. 各種微粒子合成例
    2. 微粒子合成の要点
  3. マイクロリアクターのスケールアップ
    1. スケールアップの現状
    2. スケールアップの課題
    • 質疑応答

講師

  • 前 一廣
    京都大学 工学研究科
    教授
  • 藤井 泰久
    株式会社KRI フェロ&ピコシステム研究部
    部長

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5階 第4講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 42,000円 (税込)
複数名
: 33,000円 (税別) / 34,650円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/20 医療機器プログラムにおける該当性判断のポイントと事業化への留意点 オンライン
2024/12/20 QA業務 (GMP監査・自己点検) 入門講座 オンライン
2024/12/20 医薬品開発段階での処方・製法変更におけるBE試験の考え方と生物学的同等性確保のための開発戦略 オンライン
2024/12/20 マイクロリアクターによるフロー合成・反応、活用方法と最新動向および今後の展望 オンライン
2024/12/20 医療機器バリデーションで必要となる統計的手法とサンプル数の決定 オンライン
2024/12/20 ペプチド医薬品の疾患別事例からみる市場性およびペプチドの合成・分析のポイント オンライン
2024/12/23 GMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2024/12/23 日米欧当局のプロセスバリデーションにおける要求事項と承認申請にむけた準備について オンライン
2024/12/23 PIC/Sを踏まえた治験薬GMPガイドラインと運用上の注意点および三極 (日米欧) 規制の解説 オンライン
2024/12/23 承認申請パッケージにおける海外データ利用と開発戦略 オンライン
2024/12/23 体外診断薬の海外市場を踏まえたマーケティング戦略策定 オンライン
2024/12/23 医療機器開発における計画の立案から承認取得のポイント オンライン
2024/12/23 承認申請にむけた個別症例安全性報告 (ICSR) の取り扱いと評価 オンライン
2024/12/23 QMSRポイント解説 オンライン
2024/12/23 GMP省令対応:医薬製造所における製品品質照査と品質システムの構築 (PQS) オンライン
2024/12/24 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2024/12/24 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2024/12/24 核酸医薬品の品質管理および分析・評価のポイント オンライン
2024/12/24 体外診断用医薬品における承認申請書作成ノウハウおよびPMDA相談のポイント オンライン
2024/12/25 グローバル開発における承認申請のための医薬英語/英文ライティング入門 オンライン

関連する出版物

発行年月
2014/4/15 自動車向け燃料電池〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/1 メディカルバイオニクス(人工臓器) 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/1 メディカルバイオニクス(人工臓器) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/3/25 先端癌治療機器 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/3/25 先端癌治療機器 技術開発実態分析調査報告書
2014/3/10 人工透析装置 技術開発実態分析調査報告書
2014/3/10 人工透析装置 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/10 PET装置(診断) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/10 PET装置(診断) 技術開発実態分析調査報告書
2014/1/25 CT(コンピュータ断層撮影装置) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/1/25 CT(コンピュータ断層撮影装置) 技術開発実態分析調査報告書
2013/12/13 2014年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2013/11/28 正しいALCOA原則・実践から治験Quality Managementと適合性調査
2013/11/8 2014年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2013/9/20 ステント 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/9/20 ステント 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/15 カプセル内視鏡 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/9/15 カプセル内視鏡 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/7/20 マッサージ機〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書