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わかりやすいクリーンルーム総合講座

2011年7月~9月 通信講座

わかりやすいクリーンルーム総合講座

~歩留まり向上のための改善ポイント~
会場 開催 演習付き

クリーンルームの基礎から作業員管理、局所高清浄度域の確保・維持までを詳解!

概要

この通信講座では、クリーンルームの基礎知識を総合的に高め、さらに応用として、製品の歩留まり向上に結び付く理論と実践をわかりやすく解説いたします。実務への即応力を身に付けていただけます。
講座の期間中は、テキストの内容について 何回でも、メールでのご質問に回答いたします。

開催日

  • 2011年7月1日(金) 9時00分 2011年9月30日(金) 18時00分

受講対象者

  • クリーンルーム管理、実務の担当者
    • 工業用途
      • 精密機械
      • 半導体製造
      • 電子機器・エレクトロニクス
      • 液晶工場
      • ガラス・光学加工
      • プラスチック成形
      • 塗装
      • フィルム加工
    • 医療用途
      • 研究室
      • 無菌室
      • 手術室
    • 食品用途
      • 調理場
      • 製造ライン
    • 製薬工場
    • バイオハザード施設
    • 動物実験施設
    • RI (環境) 施設

修得知識

  • クリーンルームの基礎
  • 作業員の管理・教育
  • クリーンルームの清掃
  • 国内・海外の規格動向
  • 局所高清浄度域の確保と維持

プログラム

この通信講座では、クリーンルームに関する知識を総合的に高め、さらにその応用として、製品の歩留まり向上に結び付く様々な考え方 (理論) とコツ (実践) のわかりやすい解説を通して、実務への即応力を身に付けることを第一の目的とする。
現在では、省エネのために、「必要な場所に、過不足のない清浄度レベルで」という要求があたりまえになってきている。しかし、製品廻りでこのような状態を確保・維持するにはどのようにすればよいのであろうか?
この課題に何らかの指針を与えてみたいと思う。

第1講 クリーンルームの一般知識と実状

 この第1講では、後に続く内容を理解するために、クリーンルームに関する重要な用語・事項を確認する。特に、クリーンルーム内の気流・塵埃の実状 (流れ、発塵、拡散範囲) を見る。
 これらは、第3講で出てくる“局所高清浄度域の確保と維持“に重要な関わりを持ってくる。

  1. 清浄度を再確認する
    1. 清浄度のイメージと定義
    2. 現実は不均一?
  2. クリーンルームの種類
    1. 用途種類・空気の流し方による種類・構造による種類
  3. クリーンルーム内の気流の実状
    1. クリーンルーム内の気流
    2. 模擬製造装置廻りの気流
  4. クリーンルーム内の塵埃・ミストの実状
    1. 基本的な性質
      • 気流との関係
      • 拡散範囲
    2. 物や運動機構からの発塵
  • 演習問題

第2講 作業員の管理と教育、クリーンルームの清掃、国内外関連規格の動向

 この第2講では、クリーンルームあるいはクリーンエリア内の主要発塵源の一つである人間 (作業員) からの発塵機構を解明すると共に、その汚染防止の指針を探る。
 また、クリーンスーツ・クリーン手袋・エアシャワーなどについて、正しい認識が持てるようにする。併せて、クリーンルームの清掃について解説する。さらに、国内外関連規格の最新動向についても言及する。

  1. クリーンルーム内の作業員管理と教育
    1. 守るべき大原則
    2. 適正な着用
    3. 人の位置取り・適正な動作
    4. 管理・教育の要点/注意点
    5. 人からの発塵機構
      • 内圧変動
      • 摺動発塵
      • 拡散範囲
    6. クリーンスーツの選定方法・洗濯頻度・劣化
    7. クリーン手袋の扱い
    8. エアシャワーの効果
  2. クリーンルームの清掃
    1. 清掃の種類
    2. 各部位の清掃方法・頻度・注意点
    3. クリーンルーム運転停止時の塵埃挙動
  3. クリーンルームの国内外関連規格の最新動向
    1. ISO規格、JACA指針、JIS規格など
      • 表面清浄化のコンセプト
      • 清浄化の対象範囲
      • 汚染とその原因
  • 演習問題

第3講 局所高清浄度域の確保と維持 (含、対策指針) 、その他

 この第3講では、第1・2講で得た知識・知見に基づき、「局所高清浄度域の確保と維持」について解説する。
 そして、歩留まり向上への対策指針と、製造環境の改善事例も示す。
 最後に参考文献紹介を付す。

  1. 局所高清浄度域の確保と維持
    1. 給排気バランスと流線の制御
    2. クリーンベンチ内とその周辺気流の制御
    3. 異風速吹出し
    4. 垂直一方向流域と非一方向流域との境界
      • 気流性状
      • 塵埃拡散
    5. 各種吹出口による気流性状、除塵能力
    6. 可搬式クリーンブースの clean up 特性
    7. FFU吹出しゾーン内の清浄度確保と維持
    8. 室間差圧
      • 気流性状
      • 風速分布
      • 塵埃拡散
    9. まとめ
  2. さらなる清浄化への指針 (対策)
    1. 微小塵埃/ミスト/気流を見える化 (可視化) → そして対策へ
    2. 普遍的な対策コンセプト
    3. 回避/除去/抑制の手順と考え方
    4. 汚染対策の要点 → 製品の歩留まり改善へ
  3. 製造環境改善事例
    1. 模擬機器または作業台廻りの気流性状改善
    2. クリーンベンチ奥の滞留解消
    3. クリーンベンチ内テーブルの改善
    4. 狭い領域の清浄化
  4. 参考文献
    初級~上級者向けまで、主要なものを紹介
  • 演習問題

スケジュール

1ヶ月目(申込翌月1日) 第1講 テキスト配本
1ヶ月目 月末 第1講 演習問題回答締切 (必着)
2ヶ月目 月初 第2講 テキスト配本
2ヶ月目 中旬 第1講 添削結果と模範解答送付
2ヶ月目 月末 第2講 演習問題回答締切 (必着)
3ヶ月目 月初 第3講 テキスト配本
3ヶ月目 中旬 第2講 添削結果と模範解答送付
3ヶ月目 月末 第3講 演習問題回答締切 (必着)
4ヶ月目 中旬 第3講 添削結果・模範解答送付・修了書送付

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,000円 (税別) / 31,500円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 26,250円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

割引特典について

複数名で同時にお申し込みいただいた場合、割引を適用いたします。

同時申込人数 1名あたりの受講料(税込)
1名 31,500円
2名 26,250円
3,4名 21,000円
5名以上 18,900円

開講日

毎月1日

申込締切

毎月月末

学習期間

3ヶ月

添削・質問

テキストを各自学習の上、毎月月末に演習問題を提出していただきます。
指導講師が直接添削し、提出いただいた翌月中旬に返却いたします。
質問は、随時メールで受け付けいたします。

本セミナーは終了いたしました。