技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

抗体医薬品における知財戦略と抗体発明の権利化・権利行使

グローバルな知的財産戦略と戦略を踏まえた研究開発戦略のあり方を検討する

抗体医薬品における知財戦略と抗体発明の権利化・権利行使

~次世代の抗体医薬品・高機能化をふまえた戦略~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、抗体医薬品における知的財産戦略について基礎から解説し、権利行使において留意すべきポイント、延長登録制度・特許出願などを活用した権利の延命について詳解いたします。

開催日

  • 2011年6月29日(水) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品・製薬における研究開発者・知財担当者
  • 抗体医薬品における次世代の知財戦略において先手を打ちたい方
  • 知財戦略を駆使して他を圧倒したい経営企画法務担当者
  • 大学・公的機関研究所の知財担当者・研究開発の担当者

修得知識

  • 研究開発段階で必要な抗体医薬の知財戦略の要点を習得
  • バイオジェネリック時代を迎えた抗体医薬の知財戦略の総合戦略を習得

プログラム

 抗体医薬が実際の医療の現場で利用されるようになり、研究開発の関心は改良・高機能化に移っており、ビジネスの根幹を成す知的財産戦略にも関心が高まっている。
 他方、知的財産実務の現場では、抗体医薬に関する医薬発明について日米欧三極で相次いで審査基準の改訂がなされ、画期的な判例・審決例が出されている。
 特許出願では、出願後のデータ追加は事実上不可能である等、知的財産戦略では、「最初が肝心」であり、研究開発と一体となって先手先手と攻める必要がある。
 また、医薬分野に特有の視点として、特許期間の延長登録制度や、薬事法上のデータ保護 (Data Exclusivity) ・再審査制度も知財戦略の一環として考慮する必要がある。特にバイオジェネリックが登場した現在では、その知財戦略には総合的な対策が必要である。
 これらに基づき、次世代の抗体医薬研究開発を念頭に、特許出願戦略を中心として、今後の日米欧三極を中心にグローバルな知的財産戦略、およびそれを踏まえた研究開発戦略のあり方を検討する。

  1. 抗体医薬と知的財産権
    1. 抗体医薬とは ~バイオテクノロジー発明・化学発明の一種~
    2. 特許からみた抗体医薬 抗体医薬のこれまでとこれから
    3. 抗体の知的財産権の取得手法 ~ 高機能化を踏まえた戦略
    4. 抗体医薬の権利行使~特許の利用関係
  2. 抗体医薬の研究開発段階で「知財戦略」上留意すべきポイント
    1. 医薬品の研究開発と関連する知的財産権
    2. 抗体等バイオ医薬に特有のポイント~低分子医薬との相違
    3. 高機能化における留意点~古典的バイオ医薬との相違
  3. 抗体医薬の特許取得~権利化における「知財戦略」上留意すべきポイント
    1. 出願の際の留意事項
    2. 審査段階での留意事項~審査基準・関連する審決例・判決例
    3. 高機能化の案件の留意事項
    4. 海外での権利化の留意点
      1. 総論
      2. 米国
      3. 欧州
      4. その他
  4. 抗体医薬の知的財産権の権利行使において留意すべきポイント
    1. 特許権の権利行使概論
    2. 抗体等バイオ医薬に特有のポイント~低分子医薬との相違
    3. 海外での特許権の権利行使
    4. データ保護 (Data exclusivity) ・再審査制度の「権利価値」
  5. 抗体医薬の延命
    1. 延長登録制度
    2. 知的財産権としてのデータ保護・再審査制度
    3. 特許出願を活用した延命
    4. 高機能化時代の抗体医薬の知財戦略と延命~総合的に展開する
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 馰谷 剛志 (駒谷 剛志)
    山本秀策特許事務所 特許部門 (化学・バイオ・医薬)
    リーダー / 弁理士 (侵害訴訟代理付記)

会場

東京流通センター

2階 第5会議室

東京都 大田区 平和島6-1-1
東京流通センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 42,000円 (税込)
複数名
: 33,000円 (税別) / 34,650円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/24 GMP対応工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン
2025/1/24 GMP省令が要求するQAの逸脱の防止対策とCAPA/変更管理 オンライン
2025/1/24 CMC試験におけるOOS・OOT 判断/発生時の対応 東京都 会場・オンライン
2025/1/27 洗浄バリデーションでの洗浄方法選択、残留限度値とホールドタイム設定 オンライン
2025/1/28 遺伝子治療薬の開発・薬事戦略と承認取得 オンライン
2025/1/28 QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策 オンライン
2025/1/29 洗浄バリデーションの基礎と残留許容値、回収率設定の科学的根拠の示し方 オンライン
2025/1/29 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン
2025/1/29 特許請求の範囲 (クレーム) をしっかり読めますか? オンライン
2025/1/30 一般医薬品向け: CTD-M2作成 / 規格及び試験方法と分析法バリデーション / 技術移転と同等性評価 (全3コース) オンライン
2025/1/30 CTD-M2 (CMC) 作成セミナー オンライン
2025/1/30 一般医薬品における有効期間を考慮した規格及び試験方法の設定と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2025/1/30 一般医薬品における技術移転 (製法・試験法) の手順と同等性の評価方法 オンライン
2025/1/30 変更管理・逸脱管理 (リスクのクラス分類と運用の留意点) オンライン
2025/1/30 特許情報からみた5G・6G材料開発戦争 2022 オンライン
2025/1/30 特許情報からみたBeyond 5G 材料開発戦争 2023 オンライン
2025/1/31 リスクベースのGCP監査 オンライン
2025/1/31 GMP対応工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン
2025/2/4 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン
2025/2/5 GMP省令が要求するQAの逸脱の防止対策とCAPA/変更管理 オンライン

関連する出版物