技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ナノコーティング粒子の表面・界面評価

Bコース

ナノコーティング粒子の表面・界面評価

~評価技術編~
大阪府 開催 会場 開催

関連するコーティング技術のセミナーとの同時申し込みで特別割引にて受講いただけます。
2011年5月25日「ナノコーティング粒子の表面・界面評価」との同時受講
(通常受講料 : 94,500円 → 割引受講料 78,750円)

概要

本セミナーでは、ナノコーティング粒子の表面・界面評価の基礎から解説し、表面・界面評価において実用的に有効である手法の電位差滴定法、多検体遠心沈降分析法、NMR溶媒緩和法などの最新評価手法について詳解いたします。

開催日

  • 2011年5月25日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 機能性ナノコーティングの応用に関連する技術者、品質担当者
    • 化粧品
    • 塗料
    • 高速液体クロマトグラフィー など
  • 粉体・表面処理に関連する技術者、品質担当者

修得知識

  • ナノコーティング粒子の評価において実用的に有効である手法の原理と特徴
    • 電位差滴定法
    • 多検体遠心沈降分析法
    • NMR溶媒緩和法 など

プログラム

 機能性ナノコーティング粒子の開発を進める上で、粒子の表面・界面特性評価は非常に重要となります。しかしながら、これまでその評価方法は FT-IRやXPSで代表されるような分光学的な手法に限定され、液中での評価方法はあまり開発されて来ませんでした。
 したがって分光学的評価を行っても塗布工程など湿式プロセス制御に活かせるような実用的情報は得られ難いという側面がございました。その理由は、粒子表面は物理的にも化学的にも一様なものはあまりなく、ほとんどのそれが不均一であるがためです。
 そこで実用的にも有効である手法として、電位差滴定法、多検体遠心沈降分析法、NMR溶媒緩和法など最新の評価手法を取り上げ、その原理と特徴を紹介致します。

  1. 粒子/溶媒界面特性
    1. 粒子の表面特性にはどのようなものがあるか?
    2. 吸着と吸着等温線
    3. 濡れ性 (親溶媒性) と酸塩基特性
  2. 液中粒子の界面電気化学的特性
    1. ゼータ電位とは?
      - 表面電荷との違いは何? –
    2. 電荷零点・等電点・等酸点の違いは何?
    3. 種々のゼータ電位測定法
      - 応用分野と適応機種の選び方のポイント –
    4. 実用系 (粒子濃厚系) のゼータ電位測定
      - 超音波法の特徴 (電気泳動法とどこが違うの?) –
  3. 液中粒子の酸・塩基特性評価法
    1. 粒子表面の酸・塩基特性評価法と表面電荷の評価法
    2. ナノ粒子表面の酸・塩基特性 – H+の授受をどう捉えるか?
      - 酸でもあり電荷でもあり –
    3. 酸・塩基特性評価法 (電位差滴定法) を活用した高感度品質管理法
      - 具体例を用いて –
    4. 粉体の濡れ性 (親溶媒性) の支配因子と種々の評価手法
  4. 多検体遠心沈降法を用いた粉体の表面特性評価
    1. 多検体遠心沈降法の概要
    2. 多検体遠心沈降法による評価例
  5. NMR溶媒緩和法を用いた粉体の表面特性評価
    1. パルスNMR溶媒緩和法を用いた湿式比表面積測定
    2. パルスNMR溶媒緩和法を用いた微粒子/溶媒界面状態評価
  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 武田 真一
    武田コロイドテクノ・コンサルティング株式会社
    代表取締役

会場

ドーンセンター

4階 大会議室3

大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
ドーンセンターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/8 基材への塗布層の形成、コーティング液の塗布技術 オンライン
2025/1/10 高機能化、高性能化のための表面処理法の基礎と表面分析法 オンライン
2025/1/15 スラリー中粒子の分散・凝集状態の制御に向けた評価技術 オンライン
2025/1/17 ぬれ性のメカニズムと測定・評価・利用法 オンライン
2025/1/20 大気圧プラズマの基礎と最新応用技術 オンライン
2025/1/20 常温型フッ素コーティングによる防湿・絶縁・耐酸・撥水・撥油・離型技術とPFAS規制 オンライン
2025/1/20 塗布膜乾燥プロセスのメカニズムと均一化・制御法 オンライン
2025/1/21 フィルムの乾燥とプロセスの最適化、トラブル対策 オンライン
2025/1/22 ゾル-ゲル法の基礎と高機能性材料設計への応用・新展開 オンライン
2025/1/23 粉体・微粒子の表面処理と機能性ナノコーティング技術 会場・オンライン
2025/1/23 気体・ガスの吸着・脱着の基礎と効果的な活用法 オンライン
2025/1/24 トラブルのない上手な粉体装置・設備のエンジニアリング オンライン
2025/1/24 ぬれ性のメカニズムと測定・評価・利用法 オンライン
2025/1/28 微粒子の分析技術、磁化率測定の基礎、粒子の開発・評価・品質管理への活用 オンライン
2025/1/28 塗布膜乾燥プロセスのメカニズムと均一化・制御法 オンライン
2025/1/28 めっきの基礎とプラスチックへのめっき技術 オンライン
2025/1/28 粉体圧縮プロセスの数値解析 (DEM、FEM) の基礎から最新の研究事例・今後の展望 オンライン
2025/1/29 コナ (粉体) の固結メカニズムと評価・対策法 東京都 会場
2025/1/29 超親水化・超撥水化のメカニズムと評価および制御技術 オンライン
2025/1/29 気体・ガスの吸着・脱着の基礎と効果的な活用法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/8/30 塗工液の調製、安定化とコーティング技術
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2023/11/30 造粒プロセスの最適化と設計・操作事例集
2023/8/31 “ぬれ性“の制御と表面処理・改質技術
2023/8/31 分散剤の選定法と効果的な使用法
2023/5/31 塗布・乾燥のトラブル対策
2022/5/20 コーティング技術の基礎と実践的トラブル対応
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻) (製本版 + ebook版)
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻)
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上
2019/10/31 粉体の上手な取り扱い方とトラブルシューティング
2018/8/31 防汚・防水・防曇性向上のための材料とコーティング、評価・応用
2018/3/29 超親水・親油性表面の技術
2015/10/1 すぐ分かるラミネート加工技術と実際およびトラブル・シューティング
2015/7/30 ダイ塗布の流動理論と塗布欠陥メカニズムへの応用および対策
2014/8/25 ぬれ性のメカニズムと測定・制御技術
2014/4/30 微粒子最密充填のための粒度分布・粒子形状・表面状態制御
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)