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大気圧プラズマによる表面改質と接着性向上技術

材料の基本特性を損なわずに接着、接合をするためのポイントが習得できる

大気圧プラズマによる表面改質と接着性向上技術

会場 開催

業務に直結する具体的情報を提供する技術セミナー!

概要

本セミナーでは、大気圧プラズマ複合処理技術を用いて、フッ素樹脂の基本特性を損なわず、接着、接合を行う手法について詳解いたします。
また、ガラス、ポリマー、金属の大気圧プラズマ表面処理の応用事例を詳解いたします。

開催日

  • 2010年11月15日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 以下、表面処理、表面改質に関連する部門の技術者
    • 材料
    • 金属
    • 半導体
    • 薄膜
    • 高分子
    • 電子部品
    • ガラス 他
  • 光学素子メーカーの加工技術者
  • 半導体・電子材料メーカーの加工技術者
    • SiC、SOIウエハ
    • 水晶ウエハ 等
  • 表面処理の技術者
  • プラズマ表面処理を基礎から習得したい技術者

修得知識

  • プラズマの基礎
  • フッ素樹脂の基本特性を損なわず、接着、接合を行う手法
  • 接着性の評価
  • 大気圧プラズマ表面処理の応用事例
    • ガラス
    • ポリマー
    • 金属

プログラム

 フッ素樹脂 (テフロン、PFA、PTFE、PCTFEなど) は、耐薬品性、電気絶縁性、耐熱性、難燃性、高ガスバリア性など優れた基本特性を持ち、広範囲で使用されています。しかし、高い撥水特性から、基本特性を損なわず接着、接合を行うことが困難でした。
 講師は、革新的な大気圧プラズマ複合処理技術により、これを可能とし、高い接着性を初めて実現しました。今後の広範囲な応用が期待できます。
 そのほか、ガラス、ポリマー、金属の大気圧プラズマ表面処理技術に関して応用事例を詳細に解説し、受講後、類似の開発を直ちに開始できるような具体的情報提供を行います。

  1. 大気圧プラズマ複合プロセスによるフッ素樹脂フィルムの接着性向上技術
    1. 大気圧低温プラズマと発生法
    2. プラズマとは何か
    3. プラズマの種類
    4. 電流電圧電力波形
    5. プラズマジェット電極
    6. プラズマ装置の電子回路
    7. フッ素樹脂の特性
    8. 大気圧プラズマグラフト重合処理装置
    9. グラフト重合とは
    10. フッ素樹脂フィルム処理の実験装置と実験条件
    11. 接触角による親水性評価
    12. はく離試験による接着性評価
      • 質疑応答
    13. ESCA (XPS) による表面分析評価
    14. FT-IRによる表面分析評価
    15. 電子顕微鏡による表面写真撮影
    16. 従来技術 (ナトリウム-アンモニア処理等) との比較
    17. 誘電率と誘電正接
    18. テフロン表面へのめっきについて (プラズマ複合めっき処理)
    19. テフロン上無電解銅めっき法
    20. テフロン表面への透明電極形成について
    21. 大面積 (A4) 処理装置の実現
    22. テフロン上めっきのフォトリソグラフィによる微細化工
    23. 今後の展開
    24. プラズマ照射装置のその他の応用 (低温殺菌技術など)
  2. 大気圧プラズマ複合プロセスによるガラス表面およびポリマー表面の恒久的処理技術
    1. ガラス表面の改質装置
    2. 自動車のフロントガラスやサイドミラーのプラズマによる水滴除去
    3. プラズマのみを照射した場合 (親水性向上)
    4. プラズマ・ケミカル複合プロセスによる恒久的はっ水処理
    5. 恒久的表面処理のメカニズムについて
    6. 親水性向上による流体熱伝達制御
      • 質疑応答
      • 試作品回覧
    7. ポリマー・布表面の改質装置 (ロール ツー ロール処理)
    8. PETとアクリル酸のプラズマ重合反応について
    9. 親水性の評価結果
    10. 繊維表面のSEM写真
    11. プラズマグラフト重合による脱臭性能付加
    12. 空気清浄機フィルターへの適用
    13. 煙の浄化のデモンストレーション
    14. 衣類への応用
    15. プラズマ重合片面処理スポーツウェアとその性能
  3. 大気圧プラズマ複合プロセスによるアルミ板表面の処理技術
    1. 各種大気圧プラズマ照射装置
    2. 処理プロセスの詳細
    3. 各種の非熱プラズマ表面処理装置
    4. クロメート処理法 (従来技術) とプラズマ法の比較
    5. 接触角による評価
    6. 耐食性能 (キャス) 試験結果
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

東京・品川区大井町 きゅりあん 5F 第1講習室

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時申し込みで特別割引

2名で参加の場合1名につき7,350円割引
3名で参加の場合1名につき10,500円割引 (同一法人に限ります)

本セミナーは終了いたしました。

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