技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
本書は2015年2月に発行した「リチウムイオン電池の3R政策の現状と動向 (回収・リサイクルと再資源化) 」の改訂版である。この6年間を振り返ると、リチウムイオン電池の市場環境は大きく変化しており、状況変動の大きさは、リユース、リサイクルに関するテーマにもその量的・質的なレベルアップを迫っている。
特にコロナウイルス禍に見舞われたこの1,2年の経済社会と地政学的な変動は大きく、地球環境と合わせ自動車産業も脱炭素 (カーボンニュートラル) へのシフトを加速し、世界的に2030~35を目標に、ガソリン車の生産中止とzEVへの移行が宣言されている。
前書の2015年版の段階では、EVも対象に含まれてはいたものの、圧倒的に個数の多い民生用リチウムイオン電池の、都市ゴミ的な処理が主題であった。この2021年版においては、EVの電池が主題である。10年後には年間のEV電池所要量が、現在の10倍の1000GWh以上に達する。また既に年間約200万台 (2019年、世界) を越えるEVの電池は、10年後にはそのリユースとリサイクルのピークが押し寄せる。
本書は以下の第1章から9章までの項目で、化学二次電池としての特性、構成と構造を踏まえて、データの集約、試算と解析を行った。キーワードは元素資源 (Co、Ni、Liほか) 、正極材合成、安全性、ケミカル・ハザード、湿式/乾式処理などであるが、可能な限り関連各社の開発事例などを示した。
第7章の電池化学物質、第8章の電池外装と第9章のEVの冷却システムは、原型の電池システムから、R/リユースまたはR/リサイクルする場合に避けて通れない、解体や処理に付随する事項を資料としてまとめた。R&Rのステップでは、左記に関する技術情報が逸散した状況での、不安定なアクションになりがちであろう。
また、第10章は早稲田大学の所教授から寄稿を頂き、第9章までではカバーできなかった最新の研究動向を概説し、更には処理の促進のための、グローバルなルールの在り方にも言及した。
本書が、EV用リチウムイオン電池のリサイクル・リユースに関心を持つ方々の資料として役立てば幸いである。
メールマガジンに登録なさる方は、定価の10%割引価格にてご購入いただけます。
| 開始日時 | 会場 | 開催方法 | |
|---|---|---|---|
| 2025/11/10 | 新しいリチウムイオン電池の電極構成、特性と材料 & プロセス技術 | オンライン | |
| 2025/11/11 | バッテリマネジメントシステムの基礎とバッテリパックの設計手法 | 東京都 | 会場・オンライン |
| 2025/11/12 | xEV用パワーエレクトロニクスの技術トレンド | 東京都 | 会場・オンライン |
| 2025/11/18 | EVの最新技術動向および将来展望 | オンライン | |
| 2025/11/19 | 新しいリチウムイオン電池の電極構成、特性と材料 & プロセス技術 | オンライン | |
| 2025/11/19 | EVの最新技術動向および将来展望 | オンライン | |
| 2025/11/21 | xEV駆動モータコアの要求特性と材料・加工の最新動向 | オンライン | |
| 2025/11/28 | ワイヤレス給電の基礎と応用 | オンライン | |
| 2025/12/1 | ワイヤレス給電の基礎と応用 | オンライン | |
| 2025/12/5 | EUバッテリー規則の最新技術動向と対応策 | オンライン | |
| 2025/12/8 | トヨタ Woven Cityの狙いは? OEM大変革時代へ | オンライン | |
| 2025/12/9 | リチウムイオン蓄電池最適管理のための残量・劣化推定技術解説 | オンライン | |
| 2025/12/9 | リチウムイオン電池ドライプロセスの開発動向と製造技術 | オンライン | |
| 2025/12/10 | 使用済みリチウムイオン電池からのレアメタルの分離、回収技術 | オンライン | |
| 2025/12/11 | レオインピーダンスによる電池材料・機能性材料のその場解析 | オンライン | |
| 2025/12/12 | リチウムイオン電池セパレータのコーティングによる機能付与 | オンライン | |
| 2025/12/16 | AEM (アニオン交換膜) 型水電解の基礎、要素材料・要素技術および最新動向と今後の展望 | オンライン | |
| 2025/12/16 | 全固体電池における技術・研究開発の現状と今後の動向 | オンライン | |
| 2025/12/16 | 自動車用パワーエレクトロニクスの基礎と技術動向 | 東京都 | 会場 |
| 2025/12/17 | 全固体電池における技術・研究開発の現状と今後の動向 | オンライン |
| 発行年月 | |
|---|---|
| 2013/6/24 | 車載用主機モータの絶縁技術 |
| 2013/5/17 | 2013年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望 |
| 2013/4/15 | リチウムイオン電池 製品・材料・用途別トレンド 2013 |
| 2013/1/8 | LiB構成材料の技術・コスト分析と市場動向 2013 |
| 2012/11/9 | 2013年版 蓄電デバイス市場・部材の実態と将来展望 |
| 2012/7/26 | EV・HVに向けた車載用インバータ |
| 2012/7/13 | '13 一次電池・二次電池業界の実態と将来展望 |
| 2012/6/15 | '12 電気自動車市場・技術の実態と将来展望 |
| 2012/5/11 | '12 リチウムイオン電池業界の実態と将来展望 |
| 2012/5/1 | リチウムイオン電池 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版) |
| 2012/5/1 | リチウムイオン電池 技術開発実態分析調査報告書 |
| 2012/3/15 | 車載用電池 技術開発実態分析調査報告書 |
| 2012/3/5 | PEDOTの材料物性とデバイス応用 |
| 2012/2/8 | 全固体リチウムイオン二次電池の開発と製造技術 |
| 2012/1/27 | '12 太陽光発電ビジネスの実態と将来展望 |
| 2011/11/14 | '12 蓄電デバイス市場・部材の将来展望 |
| 2011/10/27 | 脱・省レアアースモータ |
| 2011/9/15 | Liイオン二次電池の製品規格&安全性試験 2011 |
| 2011/7/1 | '12 電池業界の実態と将来展望 |
| 2011/6/15 | トヨタ、ホンダ、日産3社 技術開発実態分析調査報告書 |