技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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「走る、曲がる、止まる」という自動車の基本機能に加え、「環境、安全、快適、情報、セキュリテ」などの社会的なニーズを実現する上で、1970年代の排気ガス規制をきっかけに始まった車のエレクトロニクス制御化は、今では車にとって切り離せない技術となった。エレクトロニクスによる制御の基本構成は、人間の頭脳に相当するコンピュータ、五感にあたるセンサ、そして手足となるアクチュエータである。
コンピュータは4bitsから8→16→32bitsと半導体技術の飛躍的な進歩とともに高機能・高速化し、アクチュエータも小型化・高機能化・低コスト化・知能化しながら発展してきた。他方、センサは1970年代のベーン式エアフローセンサ、高温センサ、1980年代のカルマン渦エアフローセンサ、半導体圧力センサ、1990年代のヨーレートセンサ、半導体加速度センサなど現在のセンサの雛型が誕生し、以降マイクロマシニング等の加工技術の高度化、半導体技術の高密度化などの流れを受けながら著しい変革を遂げている。近い将来、自動車がユビキタス情報社会のネットワークに組み込まれることや運転者の多様化や高齢化に伴う操作の自動化が、ますます要求される。それに伴い、カーエレクトロニクス用センサの多様化が一層促進される。
本書前半では、一見まとまりのない雑多な技術の集合と考えられがちなセンサ技術を、原点に立ち返って、センサ技術の全体像を明確にし、センサ機能の本質を見極めると、一見脈絡のない多彩な信号変換やデバイスの構造が、共通の原理や数少ない法則により支配されていることが明らかになることを説明する。この知識を背景にして既得の知見を整理することにより、センサの正しい選択や応用、信号処理を行う電子回路の設計が可能となる。他方、自動車においては特に信頼性が大切で、設計と生産の両面から、信頼性技術の基礎も紹介する。本書後半では、現在車で採用されているセンサの実例とセンサの設計や評価をする際の具体的なポイントを筆者の経験を踏まえながら説明し、信頼性に関しては、どのようにして車載用センサとしての信頼性を造りこんできたか、クレームをどのように解決してきたかを筆者独自の切り口でまとめた。本書は、これからセンサに取り組もうとされている入門者からベテランの方、更にセンサ事業にこれから参入されようとされる方まで広く役立つと信じる。
開始日時 | 会場 | 開催方法 | |
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2025/2/25 | ヒューマンセンシングの基礎と製品・サービスへの活用法 | オンライン | |
2025/3/5 | 生体情報センシングの基礎とデータ処理・活用および応用展開 | オンライン | |
2025/3/7 | 自動運転用各センサの特徴・役割とセンサフュージョンの最新動向 | オンライン | |
2025/3/12 | 生体情報センシングの基礎とデータ処理・活用および応用展開 | オンライン | |
2025/3/12 | 匂いセンシング技術の基礎知識と匂いバイオセンサの研究開発 | オンライン |
発行年月 | |
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2023/6/30 | 生産プロセスにおけるIoT、ローカル5Gの活用 |
2022/6/30 | 自動運転車に向けた電子機器・部品の開発と制御技術 |
2022/4/6 | Society 5.0 時代を切り開くデバイス・部材・製造装置 |
2020/7/31 | 生体情報センシングと人の状態推定への応用 |
2020/4/30 | 生体情報計測による感情の可視化技術 |
2019/1/31 | センサフュージョン技術の開発と応用事例 |
2017/8/10 | 車載テクノロジー関連製品・材料の市場動向 |
2017/6/30 | 生体情報センシングとヘルスケアへの最新応用 |
2014/6/30 | マイクロセンサ 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版) |
2013/9/15 | カプセル内視鏡 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版) |
2013/9/15 | カプセル内視鏡 技術開発実態分析調査報告書 |
2013/1/30 | 圧力センサ 技術開発実態分析調査報告書 |
2013/1/30 | 圧力センサ 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版) |
2009/4/22 | MEMSデバイス総論 【新装版】 |
2007/5/28 | 車載カメラ/セキュリティカメラ・システム |
2006/10/26 | カメラモジュールとその周辺技術 |
2000/3/31 | CCD/CMOSイメージセンサ技術 |