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水素キャリア・代替燃料としてのアンモニア利用技術とその現状

水素キャリア・代替燃料としてのアンモニア利用技術とその現状

~持続可能な燃料としてのアンモニアの可能性と今後の展望~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、持続可能な燃料としてのアンモニアの可能性と今後の展望について、これまでの研究成果を解説いたします。

開催日

  • 2023年10月17日(火) 13時00分16時30分

修得知識

  • 燃料としてのアンモニアの可能性と課題
  • アンモニア分解による水素生成方法
  • 水素供給システムの構成と課題

プログラム

 水素キャリアあるいは代替燃料としてのアンモニアのアイデアは80年以上も前から議論されてきましたが、毒性と悪臭のために炭化水素系燃料の改質に比べて注目されてきませんでしたが、最近、カーボンフリーの観点から水素キャリアとしてのアンモニアが注目され始めています。
 2017年7月には科学技術振興機構 (JST) が「グリーンアンモニアコンソーシアム」を設立し、CO2フリー燃料としてのアンモニアの供給から利用までのアンモニア・バリューチェーン形成に向けて、研究開発ならびに社会実装に向けた取り組みを検討し始めました。地球温暖化防止への関心が高まるにつれ、現実的な解決方法として、CO2フリーの水素キャリア燃料としての可能性が見えてきました。
 本セミナーでは、持続可能な燃料としてのアンモニアの可能性と今後の展望についてこれまでの研究成果を解説します。

  1. 持続可能な燃料としてのアンモニア
    1. カーボンフリーのアンモニアの製造と輸送
      1. アンモニアの特性
      2. カーボンフリー・アンモニアの製造
    2. 液体アンモニアの形で再生可能エネルギーを輸送するための可能な経路
    3. 燃料としてのアンモニアの導入
      1. 燃料として必要な特性
      2. 燃料としてのアンモニアの特徴
      3. 尿素からのアンモニア生成
    4. エクセルギー解析を用いた燃料の検討
      1. 燃料のエクセルギー
      2. アンモニア燃料電池のエクセルギー解析
  2. 水素キャリアとしてのアンモニア
    1. アンモニアの分解反応
    2. 高純度の水素生成
    3. ルテニウム触媒によるアンモニア分解・水素供給システム
      1. 電気加熱型分解器
        • メタルハニカム触媒
      2. 円筒型分解器
        • ペレット触媒
      3. 熱交換型分解器
        • マイクロチャンネル触媒
  3. アンモニア供給システム
    1. アンモニア燃焼の利用技術
    2. タービンおよび内燃機関でのアンモニア燃焼
    3. 水素生成システム
      1. アンモニア分解システム
      2. 尿素分解システム
    4. 燃料電池を介した定置用途のアンモニア利用
      1. 低温型燃料電池用途
      2. 高温型燃料電池用途
    5. 燃料電池自動車用アンモニア分解・水素供給システムの開発
      1. 車両搭載用アンモニア分解システム
        • ヒーター部
        • 分解部
      2. 残留アンモニアの除去
        • ゼオライトを用いたアンモニア吸着

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 35,000円(税別) / 38,500円(税込)
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  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
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  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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