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CO2からのメタノール合成とその触媒開発

CO2からのメタノール合成とその触媒開発

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、CO2を効率よくメタノールに変換する固体触媒に必須な要素・技術について、実例を示しながら解説いたします。

開催日

  • 2022年3月4日(金) 10時30分16時15分

受講対象者

  • CO2水素化によるメタノール合成に特化した固体触媒に関心のある方

修得知識

  • 種々のメタノール合成触媒・反応機構の解析手法
  • 固体触媒設計
  • 合成・反応の評価指針

プログラム

第1部 銅触媒を用いたCO2の高効率メタノール変換技術

(2022年3月4日 10:30〜12:00)

 日本政府が掲げた「2050年に温室効果ガス排出実質ゼロ (ゼロエミッション) 」の目標を達成するため、革新的な技術の開拓が求められている。講演者は、再生可能エネルギーを活用することでCO2をメタノールにアップグレードする固体触媒の開発を行っている。
 本触媒開発の目的は、現在化石資源で賄ってきた燃料・化成品をCO2起源物質に置き換え、持続可能な社会を実現することにある。メタノールが様々な化学物質合成の起点 (たとえば低級オレフィンや芳香族) として有望であることを踏まえると、本触媒開発はCO2からC2以上の有用化合物 (燃料を含む) を合成する試みの足掛かりとして重要である。本セミナーでは、CO2を効率よく変換する固体触媒に必須な要素・技術について、実例を示しながら解説する。

  1. メタノール合成の意義と課題
    1. CO2を効率的に燃料・化学品に変換する革新的プロセスの創成
    2. CO2メタン化反応とメタノール合成反応の比較
    3. CO2水素化によるメタノール合成プラント
  2. 固体触媒
    1. 触媒とは
    2. 固体触媒の設計
    3. 反応場制御
  3. 講演者が行ってきた触媒開発の実際
    1. 反応機構に立脚した触媒の開発:非晶質材料の展開
    2. 工業応用を見据えた触媒の連続合成:火炎噴霧熱分解法
    3. 銅の微細化によるCO2の高効率メタノール変換技術
    • 質疑応答

第2部 固体触媒を用いた二酸化炭素水素化による低温メタノール合成

(2022年3月4日 13:00〜14:30)

 CO2をサステナブルな炭素資源とした化成品合成は持続可能社会実現のためのコア技術である。なかでも基幹化学品であるメタノールをCO2の水素化による合成する触媒法は工業的価値が高い。
 本講座では、我々が進めている固体触媒を用いたCO2/H2からの低温メタノール合成の現状について紹介する。触媒探索結果に加えて、様々なキャラクタリゼーションの結果も紹介し、開発触媒の構造や反応機構を考察する。また、データ科学的手法を用いた二酸化炭素水素化用触媒の開発事例についても紹介する。

  1. 二酸化炭素水素化による低温メタノール合成の重要性について概説
  2. 担持Re触媒を用いた低温メタノール合成
    1. 担持Re触媒の構造解析
    2. 担持Re触媒の低温メタノール合成活性調査
    3. 担持Re触媒上での低温メタノール合成の反応機構解析
  3. 担持Pt触媒を用いた低温メタノール合成
    1. 担持Pt触媒の構造解析
    2. 担持Pt触媒の低温メタノール合成活性調査
    3. 担持Pt触媒上での低温メタノール合成の反応機構解析
  4. CO2/H2混合ガスによる芳香族化合物のメチル化反応
  5. データ科学を用いた二酸化炭素水素化用触媒の開発
    1. 外挿的探索が可能な機械学習手法の開発
    2. 外挿的探索が可能な機械学習手法を用いた触媒開発
    • 質疑応答

第3部 二酸化炭素の水素化による低温・低圧メタノール合成触媒の開発

(2022年3月4日 14:45〜16:15)
 カーボンリサイクル技術としてCO2からのメタノールの合成技術の開発が求められている。メタノールは、化学原料としてだけでなく、ガソリン、DME等の燃料への変換も可能である。これまで、銅系触媒開発で膨大な研究蓄積があるが、平衡制約や反応選択性など問題から、反応低温化が課題となっている。
 本講演では、CO2水素化による低温メタノール合成のための触媒開発について紹介する。

  1. 固体触媒によるCO2水素化反応
  2. 分子触媒を用いたメタノール合成
  3. 気固反応中での複核触媒を用いた低温メタノール合成
    • 質疑応答

講師

  • 多田 昌平
    北海道大学 大学院 工学研究院 応用化学部門
    助教
  • 鳥屋尾 隆
    北海道大学 触媒科学研究所
    助教
  • 姫田 雄一郎
    国立研究開発法人 産業技術総合研究所 ゼロエミッション国際共同研究センター
    首席研究員

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
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  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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