技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子材料のパーコレーション転移

高分子材料のパーコレーション転移

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーではシミュレーションと二つの開発事例を用いて、パーコレーション転移の考え方をわかりやすく解説するとともに、それを制御するための材料設計の手法を開示いたします。

開催日

  • 2019年12月12日(木) 10時30分16時30分

修得知識

  • 高分子材料の電気電子物性評価法

プログラム

 高分子の物性改良を目的としフィラーを添加するが、この時パーコレーション転移のため物性がばらつく。絶縁体高分子に導電性フィラーを添加して半導体高分子を設計する場合に、それが顕著に表れ、目的とする導電性の値を安定に得られないことがある。力学物性の改良を期待してフィラーを添加した時も同様に目的とする補強効果が現れなかったり、力学物性が大きくばらついたりする。
 パーコレーション転移については数学者により古くから議論されてきたが、高分子材料分野にその考え方が導入されたのは1990年代になってからである。それ以前は、混合則 (複合則) でこの現象を議論してきた。パーコレーション理論の数学的説明が難解だったので普及が遅れたと思われるが、本セミナーではシミュレーションと二つの開発事例を用いて、パーコレーション転移の考え方をわかりやすく解説するとともに、それを制御するための材料設計の手法まで開示する。
 なお、本セミナーでは塗布と混練分野の事例で説明するが、その時プロセシングの効果についても過去の複数の学会で発表されたデータを用いて実践的に解説するとともに、新しい混練技術であるカオス混合についても触れる。

  1. パーコレーション転移について
    1. パーコレーション (浸透) 理論概説
    2. 簡便なシミュレーション手法
    3. 複合則 (混合則) との比較
  2. 高分子材料の複合化と物性
    1. 高分子材料技術概説
    2. 混練プロセスとパーコレー ション転移
    3. カオス混合について
    4. 高分子材料のインピーダンス
  3. フィルムの帯電防止技術とパーコレーション転移
    1. 導電性ナノ粒子を用いたフィルムの帯電防止技術
    2. プロセシングと配合設計によるパーコレーション転移制御
    3. インピーダンス測定によるパーコレーション転移閾値評価
    4. パーコレーション転移の崩壊による導電性劣化
    5. 引張試験によるパーコレーション転移の崩壊現象観察
  4. 複写機部品とパーコレーション転移
    1. 導電性カーボンを用いたWパーコレーション転移制御技術
    2. シミュレーションによる考察
    3. プロセシング技術の効果
  5. まとめ

講師

会場

ちよだプラットフォームスクウェア
東京都 千代田区 神田錦町3-21
ちよだプラットフォームスクウェアの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 20,000円(税別) / 22,000円(税込)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/6/12 UV硬化樹脂の活用におけるトラブル・不具合対策 オンライン
2026/6/12 分子シミュレーションの基礎と高分子材料の研究・開発の効率化への展開 オンライン
2026/6/12 プラスチックの難燃化技術 オンライン
2026/6/15 高分子における「熱履歴」の基本的な考え方、構造解析の進め方、成型加工への応用 オンライン
2026/6/15 廃プラスチックのリサイクル最新動向 東京都 会場・オンライン
2026/6/15 微粒子分散系のレオロジー オンライン
2026/6/15 プラスチックの難燃化技術 オンライン
2026/6/16 ナノフィラーの高分散・充填化技術の基礎と機能性ナノコンポジットの開発動向 オンライン
2026/6/16 高分子レオロジー特性の理解と高分子材料複合化設計への活用 オンライン
2026/6/17 ポリビニルアルコールの基本構造・物性および各種トラブル対策 オンライン
2026/6/17 高分子の分子量・分子量分布の測定・評価方法と分子情報の抽出 オンライン
2026/6/18 高分子材料および高分子基複合材料の粘弾性の基礎と評価 オンライン
2026/6/18 ゾル・ゲル法の基礎と応用 オンライン
2026/6/18 ポリビニルアルコールの基本構造・物性および各種トラブル対策 オンライン
2026/6/19 粘弾性測定を用いた材料物性評価 オンライン
2026/6/22 高分子レオロジーと粘弾性測定 データ解釈のコツ オンライン
2026/6/22 高分子における「熱履歴」の基本的な考え方、構造解析の進め方、成型加工への応用 オンライン
2026/6/22 プラスチック成形部材の劣化、トラブル対策と品質管理 オンライン
2026/6/23 安定性・凝集抑制を目指したタンパク質溶液製剤の合理的設計・添加剤選定と構造安定性の評価 オンライン
2026/6/23 高分子溶液の構造形成・構造解析と物性設計・構造制御の指針 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/31 ポリウレタンの材料設計、環境負荷低減と応用事例
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例