技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

フィラーの樹脂中への分散・配向技術とその応用

フィラーの樹脂中への分散・配向技術とその応用

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、少ないフィラーで効率的に樹脂を高機能化する方法、効率的な混練のポイント、電場や磁場を利用した配向制御技術とその評価手法を解説いたします。

開催日

  • 2019年1月17日(木) 10時00分17時00分

修得知識

  • 少ないフィラーでの樹脂の高機能化 (導電性、高強度化、熱伝導性)
  • 各手法の比較と最適な手法の選び方
    • 電場配向、磁場配向、化学処理、ラビング法

プログラム

第1部 二軸押出機の混練条件の最適化とフィラーの分散制御技術

(2018年1月17日 10:00〜11:30)

  1. 押出機における混練技術の考え方
    1. 混練後術とは (混合・混練と製品品質)
    2. 分配と分散
    3. スクリュー構成と流れの基本
  2. 二軸押出機の構造と応用例
    1. スクリューエレメントの種類と効果
    2. 二軸押出機の基本形状
    3. スクリューデザインの構成と応用
  3. 混練の最適化、効率化について
    1. 材料特性が運転条件に及ぼす影響とは?
    2. 材料に応じたフィラーの供給方法とは?
    3. ナノフィラーを分散させるには?
    4. 押出能力をUpさせるには?
    5. 吐出を安定させるには?
    6. 繊維状フィラーの混練時のポイントは?
    7. 粒状フィラーの混練時のポイントは?
    8. スクリュー内の流動現象を把握するには?
    9. フィラーの分散度を評価するには?
    10. リアクティブプロセッシングの進め方とは?
    • 質疑応答

第2部 複合材料の繊維及びフィラーの配向分布及び熱伝導率の評価方法

(2018年1月17日 11:40〜13:10)

 繊維やフィラーを含んだ複合材料は、それらの配向や含有量で熱伝導性が大きく変化する。測定原理と実例を学ぶことで複合材料の熱伝導率を正確に把握することが可能となる。一方で、それらの性質を逆手に取ることで、繊維やフィラーの配向や含有量を高速で非破壊で評価することが可能になる。
 本セミナーでは、高速で非破壊な繊維及びフィラーの配向評価手法を測定原理と実例を通して学ぶ。

  1. 繊維及びフィラーの配向と熱拡散率の関係
  2. 熱拡散率測定装置の測定原理
  3. 繊維及びフィラーを含んだ複合材料の熱物性測定の実例
  4. 繊維配向分布評価装置の測定原理
  5. 繊維配向との相関の証明
  6. 繊維量や強度などとの相関
  7. 繊維配向分布評価装置の測定事例
    • 質疑応答

第3部 磁場を利用したフィラー (分散媒中粒子) の配向制御

(2018年1月17日 13:50〜15:20)

 磁場配向法は、物質的条件はあるが、非接触で粒子の配向制御が可能な室温プロセスです。また、回転変調磁場なる磁場を印加することで三軸結晶配向も可能となります。
 本セミナーでは、磁場配向の原理、磁場配向成立の条件などの磁場配向の基礎に加えて、直線的に搬送される連続製造プロセスに回転変調磁場発生装置の開発、層状銅酸化物粒子の配向現象などの実施例について紹介します。

  1. 磁場配向の原理
    1. 静磁場配向
    2. 回転磁場配向
    3. 三軸結晶配向としての回転変調磁場配向
  2. 回転磁場配向および回転変調磁場配向の磁場配向条件
    1. 配向エネルギーの考え方
    2. 回転磁場による磁化困難軸配向の成立条件
  3. 回転工程を含まない回転変調磁場発生装置の開発
    1. 連続プロセスに適用可能な回転変調磁場の発生方法
    2. リニア駆動型回転変調磁場発生装置の仕様
  4. 層状銅酸化物粉末を利用した実施例の紹介
    1. 超伝導電磁石 (10テスラ級磁石) での実施例
    2. リニア駆動型回転変調磁場発生装置での実施例
  5. まとめ
    • 質疑応答

第4部 フィラーの垂直配向技術・配向制御法とその応用

(2018年1月17日 15:30〜17:00)

 有機物と無機物の長所を組み合わせることで、相反する機能を同時に達成する超ハイブリッド材料に関する研究が盛んに取り組まれている。無機フィラーの制御の観点から、当該研究の動向について概説する。

  1. 有機無機ハイブリッド材料とは?
  2. 無機フィラー配向における世界の研究動向
  3. 放熱材料における無機フィラー配向の重要性
  4. 異方性形状を持つ無機フィラーの合成方法
    1. ナノ粒子合成法
    2. ナノ粒子分散法
  5. 有機無機ハイブリッドの複合プロセス
    1. 高エネルギー場によるフィラー配向制御
    2. ナノ秒工学とナノ工学のクロスオーバー
    3. 強磁場によるフィラー配向制御
    4. 電場配向と磁場配向の特徴と相違
  6. ナノ電極を用いたナノレベル配向制御手法
  7. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 辰巳 昌典
    株式会社 プラスチック工学研究所 技術開発部
    部長補佐
  • 羽鳥 仁人
    株式会社ベテル ハドソン研究所
    副所長
  • 堀井 滋
    京都大学 大学院 エネルギー科学研究科
    准教授
  • 中山 忠親
    長岡技術科学大学 技術科学イノベーション専攻
    教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 59,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 118,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 178,200円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/6/17 ポリビニルアルコールの基本構造・物性および各種トラブル対策 オンライン
2026/6/17 エポキシ樹脂の機能化設計方法とその評価 オンライン
2026/6/17 高分子の分子量・分子量分布の測定・評価方法と分子情報の抽出 オンライン
2026/6/18 ゾル・ゲル法の基礎と応用 オンライン
2026/6/18 高分子材料および高分子基複合材料の粘弾性の基礎と評価 オンライン
2026/6/18 ポリビニルアルコールの基本構造・物性および各種トラブル対策 オンライン
2026/6/22 高分子レオロジーと粘弾性測定 データ解釈のコツ オンライン
2026/6/22 高分子における「熱履歴」の基本的な考え方、構造解析の進め方、成型加工への応用 オンライン
2026/6/22 プラスチック成形部材の劣化、トラブル対策と品質管理 オンライン
2026/6/23 安定性・凝集抑制を目指したタンパク質溶液製剤の合理的設計・添加剤選定と構造安定性の評価 オンライン
2026/6/23 高分子溶液の構造形成・構造解析と物性設計・構造制御の指針 オンライン
2026/6/24 ゴム・高分子材料のトライボロジー特性と接触面の観察および評価方法 オンライン
2026/6/24 高分子添加剤の基礎と活用および特許情報から見る動向・展望 オンライン
2026/6/25 樹脂のレオロジー特性の考え方、成形加工時における流動解析の進め方 オンライン
2026/6/25 ビニル重合によるポリマー合成と精密重合技術による高分子の高機能化 オンライン
2026/6/25 架橋剤を使うための実践的総合知識 オンライン
2026/6/25 シリコーンの必須基礎知識と開発・応用および少量多品種生産の戦略・ポイント オンライン
2026/6/26 フィルム製膜における延伸・配向制御、その評価と応用 オンライン
2026/6/26 電気自動車、ハイブリッド車と車載部品の高電圧絶縁品質評価法、関連のIEC国際規格と樹脂材料の高性能化に向けた特性評価 オンライン
2026/6/26 高分子添加剤の基礎と活用および特許情報から見る動向・展望 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/31 ポリウレタンの材料設計、環境負荷低減と応用事例
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例