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高分子材料の結晶化度測定と分子構造解析およびその応用

高分子材料の結晶化度測定と分子構造解析およびその応用

大阪府 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高分子の分子構造についての基礎知識と最新の分析手法による評価法について詳しく解説いたします。

開催日

  • 2018年11月7日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 高分子の結晶と高次形態についての基礎知識
  • 立体規則性や結晶化度などの基礎知識
  • 固体高分解能NMR、熱分析などの分析装置の詳細な基礎知識と応用例

プログラム

 高分子材料は工業用途、日常用途として幅広く用いられている。しかし新規材料を開発するときあるいは材料の物性改善を行う時には、開発方針を立てる必要があります。そのためには詳細な分子構造解析を行う必要があり、分析手法ばかりでなく高分子構造の知識を修得することが必要不可欠です。
 本講座では高分子の分子構造についての基礎知識と最新の分析手法による評価法について詳細に述べます。その結果、材料開発、物性改善に役立つヒントが得られることを期待しています。

  1. 高分子材料と歴史
    1. “高分子”の概念以前の高分子材料
    2. 高分子量の化合物という概念の確立
    3. 高分子材料の概観
  2. 高分子のキャラクテリゼーション
    1. 分子量と分子量分布
    2. SEC (GPC) による分子量測定の原理と注意点
    3. 粘度法、光散乱法による分子量決定
  3. 高分子の結晶と高次構造
    1. 房状ミセル、ラメラ、球晶
    2. ポリオレフィンの立体規則性
    3. 相構造
      • 結晶
      • 非晶
      • 中間相
  4. 結晶化度
    1. 熱分析
      • 結晶化度
      • ガラス転位点
      • 融点とラメラ長の関係
    2. X線
    3. 密度法
  5. 分子構造、物性解析
    1. 固体高分解能NMR
      • 結晶化度
      • 緩和時間
      • 分子運動性
      • 相構造
    2. X線回折 (結晶構造、結晶化度) 中性子回折
    3. 赤外分光
      • らせん構造
      • 架橋点の定量
    4. 力学物性
      • ヤング率
      • 最大応力
    • 質疑応答

会場

滋慶医療科学大学院大学

11F 講義室3

大阪府 大阪市 淀川区宮原1-2-8
滋慶医療科学大学院大学の地図

主催

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: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

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