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自動車触媒の構造・機能と劣化抑制技術

自動車触媒の構造・機能と劣化抑制技術

~触媒技術の進化と触媒開発のヒント、劣化抑制技術、今後の研究開発の方向性~
大阪府 開催 会場 開催 個別相談付き

概要

本セミナーでは、自動車触媒の更なる技術革新と触媒開発のヒント、劣化抑制技術、今後の研究開発の方向性を詳解いたします。

開催日

  • 2011年7月8日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 触媒に関わる技術者、研究者
    • 触媒開発・設計・関連部品
    • 燃料電池など
  • 石油、天然ガスのクリーン化を目指す燃料メーカーの技術者・研究者

修得知識

  • 自動車触媒の基礎
  • 自動車触媒の材料と要素技術
  • 触媒開発のヒント・方向性を探るための知識

プログラム

 自動車触媒に関する研究開発の歴史は約40年、実用化されておよそ36数年しか経過していませんが、その技術は、その時々の環境浄化や資源問題を克服しながら、ナノテク技術を駆使して年々進歩の一途を辿ってきました。
 本セミナーでは、自動車触媒の更なる技術革新を促進すべく、過去に開発された軌跡を顧みます。
 ガソリン用三元触媒、リーンバーンガソリンエンジン用NOx吸蔵還元型触媒、ディーゼルエンジン用触媒それぞれの構造と機能・劣化抑制技術について解り易く解説することによって、これからの触媒開発のヒント、方向性を提示いたします。

  1. はじめに
    1. 触媒反応の立場から見た自動車排気の特質
    2. 自動車触媒開発の必要性-工業触媒との相違点-
      1. 希薄な反応ガス系における貴金属系触媒作用
      2. 自動車触媒の基本技術
    3. 排気規制の変遷と動向
  2. ガソリンエンジン用三元触媒
    1. 三元触媒の設置環境
    2. 三元触媒の構造、機能 (反応・呼吸作用) と劣化抑制
    3. 基材、触媒 (貴金属) 、担体、助触媒
      1. 貴金属
      2. 担体
      3. 助触媒
    4. 新しい技術
      1. ハニカム基材の改良
      2. HC吸着材料としてのゼオライト利用
      3. 大量酸素貯蔵放出型三元触媒技術
  3. リーンバーンガソリンエンジン用NOx吸蔵還元型触媒
    1. リーンバーンガソリンエンジン用NOx吸蔵還元型触媒の設置環境
    2. リーンバーンガソリンエンジン用NOx吸蔵還元型触媒の構造、機能 (反応・呼吸作用) と劣化抑制
      1. NOx吸蔵・還元
      2. 基材、触媒 (貴金属) 、担体、助触媒
  4. ディーゼルエンジン用触媒
    1. ディーゼルエンジン用触媒の設置環境
    2. ディーゼルエンジン用触媒の構造、機能 (反応・呼吸作用) と劣化抑制
      1. 基材、触媒 (貴金属) 、担体、助触媒
      2. HC吸着・浄化
      3. PM濾過・浄化
      4. NOx吸蔵・還元
      5. 尿素選択還元
  5. まとめ
  6. 今後の研究開発の方向
  • 参考文献
  • 質疑応答・名刺交換・個別相談

会場

大阪市立中央区民センター

第2会議室

大阪府 大阪市 中央区久太郎町1丁目2-27
大阪市立中央区民センターの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2人目は無料 (2名で49,980円)
    • 案内登録をされない方、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

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