技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

UV硬化技術の基礎と光硬化開始剤の設計と選択方法

UV硬化技術の基礎と光硬化開始剤の設計と選択方法

大阪府 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年2月7日(火) 12時30分16時30分

修得知識

  • 光硬化技術の基礎
  • 光硬化開始剤の種類と特徴
  • 光硬化開始剤の正しい設計と選定の仕方
  • 光硬化開始剤の選定における問題点と課題

プログラム

 光硬化技術は、省資源、省エネルギー、高生産性、環境保全などの実用的な観点から優れた技術であり、様々な用途に広く利用されています。光硬化開始剤の特性が光硬化の効率や最終生成物の特性を決定する大きな要因となっているため、各用途で求められる特性を満足するためには、光硬化開始剤の選択と適切な使用が重要です。
 本講演では、光硬化技術の基礎および代表的な光硬化開始剤の種類と特徴について概説し、用途に適した光硬化開始剤の設計と選択法について分かりやすく解説します。

  1. はじめに
    1. 光硬化技術 (その利点及び用途)
    2. 感光波長と露光光源
    3. 光硬化樹脂組成物
    4. 光硬化に利用される反応の機構とその特徴
  2. 光硬化開始剤の役割と要求項目
    1. 光硬化特性を決定する因子
    2. 光硬化開始剤への要求特性
    3. 光硬化開始剤に必要な2次特性
  3. 光硬化開始剤の特徴 – ラジカル硬化型I
    1. アセトフェノンの光反応機構
    2. 代表的なアセトフェノン型光硬化開始剤の種類と特徴
    3. α-アミノアセトフェノンの光増感反応の利用と増感剤の選定
    4. 他の単分子開裂型光硬化開始剤の種類と特徴
  4. 光硬化開始剤の特徴 – ラジカル硬化型II
    1. 分子内水素引抜型光硬化開始剤の特徴
    2. 分子間水素引抜型光硬化開始剤の特徴
    3. 分子間電子移動型光硬化開始剤の特徴
  5. 光硬化開始剤の特徴 – カチオン硬化型
    1. 光カチオン硬化開始剤の種類
    2. オニウム塩型光カチオン硬化開始剤の光反応機構
    3. オニウム塩型光カチオン硬化開始剤の特徴
    4. オニウム塩の光増感反応の利用及び増感剤の選定方法
  6. 光硬化開始剤の最適使用法 – 各種硬化条件での選定の仕方
  7. 光硬化における阻害要因及び光硬化開始剤の2次特性
    1. 酸素阻害-ラジカル硬化
    2. 着色 (黄変) 、臭気、アウトガス
  8. おわりに
    1. 光硬化開始剤の選定における問題点と課題
    2. まとめ

会場

ドーンセンター

4F 中会議室2

大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
ドーンセンターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/7/23 ナノインプリントの基礎と最新の動向 オンライン
2025/7/23 プラスチックの加飾技術の最新動向と今後の展望 オンライン
2025/7/23 高分子における残留応力/内部応力の発生メカニズムと低減化 オンライン
2025/7/23 高分子材料における難燃化技術と難燃性評価、難燃剤の配合設計・規制動向と実際技術 オンライン
2025/7/24 欧州プラスチック産業の最新動向 東京都 会場・オンライン
2025/7/25 高分子材料の分析・物性試験における注意点とそのポイント オンライン
2025/7/25 熱可塑性エラストマーの基礎 オンライン
2025/7/25 押出機による混練技術の基礎と応用 オンライン
2025/7/28 プラスチック成形品の残留応力の発生機構 & 解放機構の予測法 オンライン
2025/7/28 押出機による混練技術の基礎と応用 オンライン
2025/7/29 高分子材料の粘弾性に伴う残留応力発生 & 解放機構と低減化法 オンライン
2025/7/29 ゴムの配合・混練・加工技術とトラブル対策への活用事例 オンライン
2025/7/29 高分子結晶化のメカニズムと評価法 オンライン
2025/7/30 ポリマーアロイにおける分散構造、界面構造の形成とモルフォロジーの観察・解析手法 オンライン
2025/7/30 グローバル包装業界におけるトップ企業の事業展開と包装技術・規制対応・環境政策の詳細 オンライン
2025/7/31 ゴムの配合・混練・加工技術とトラブル対策への活用事例 オンライン
2025/7/31 天然植物繊維を強化材とする複合材料の繊維原料特性と活用・複合化のポイント 東京都 会場
2025/7/31 プラスチック射出成形の可塑化工程に起因する成形不良と対策 オンライン
2025/8/4 高屈折率ポリマーの分子設計、合成手法と屈折率の測定方法 オンライン
2025/8/5 廃プラスチックの最新リサイクル技術の動向 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/31 ポリウレタンの材料設計、環境負荷低減と応用事例
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例