技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

うつ病治療における診断評価と診療現場が望む新薬像とは

うつ病治療における診断評価と診療現場が望む新薬像とは

~現在どのような薬剤選択が可能なのか / 現在進行中の治験薬、中止になった治験薬、今後開発されそうな治験薬を解説~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年3月31日(木) 12時30分16時30分

プログラム

 うつ病は生物学的・心理学的・社会学的疾患であり、個々のうつ病患者において、どの要因が強く関連しているかが異なっている極めてheterogeneousな疾患群である。当然、どの要因が強く関連しているかによって、治療方針が異なってくるし、転帰・予後も異なってくる。
 各国のうつ病治療ガイドラインは、うつ病を軽症、中等症、重症に分け、それぞれ治療方針を整理しているが、各ガイドラインにより多少のばらつきがある。特に軽症うつ病に対する抗うつ薬使用に関しては、各ガイドラインで扱いが異なっており、軽症うつ病への抗うつ薬使用を否定的なものもある。はたして、軽症うつ病に抗うつ薬が無効というエビデンスはどの程度正しいのか改めて考える必要がある。
 そもそも、うつ病の重症度を診立てることはそう簡単なことではない。DSM診断における軽症の判断は、症状の数と社会的または職業的機能障害の程度ですることになっているが、ICD診断では、うつ病エピソードの重症度分類に関する説明の中で「個人的、社会的、文化的な影響により、症状の重症度と社会的活動とは必ずしも並行しない。そのような影響はふつうにみられ、かつ強力なので、社会的活動を重症度の必須基準に含めることは賢明ではない」と明記している。見かけ上の軽症に惑わされない診立てが、ここでも重要となる。
 2013年改訂されたDSM-5では、双極性障害と抑うつ障害群の特定用語として、「不安性の苦痛を伴う」と「混合性の特徴を伴う」が追加された。この2つの特定用語は、自殺のより高い危険性、転帰不良、治療抵抗性と関連してくる。これらは、うつ病の中にある双極スペクトラム障害概念も含め、大変重要な知見といえる。
 Heterogeneousなうつ病に対し、それほど強力とはいえない抗うつ薬という武器を手に立ち向かうために、今何ができるのか、さらに、今どのような薬剤選択が可能で、今後どのような薬剤が希求されているのかをもう一度考えてみたい。

  1. はじめに
  2. うつ病の増加はなぜ起きたか?
  3. うつ病診断と診療の現状
  4. うつ病のheterogeneousさの再考
  5. DSM-5はうつ病を考える上で、どの程度有効なのか
  6. うつ病評価尺度の実際と限界
  7. うつ病と双極性障害との関連
  8. 難治性あるいは治療抵抗性うつ病とは何か?
  9. 改めて単一精神病論を考える
  10. モノアミン仮説による抗うつ薬の限界
  11. 現在ある抗うつ薬の選択方法
  12. 現在進行中の治験薬、中止になった治験薬、今後開発されそうな治験薬
  13. 結局どのような抗うつ薬が現場で求められるか
  14. まとめ
    • 質疑応答

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 第2研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/1/21 洗浄バリデーションの基礎と残留許容値、回収率設定の科学的根拠の示し方 オンライン
2026/1/21 医薬品の品質保証 (QA) / 品質管理 (QC) における具体的対応手法 オンライン
2026/1/21 薬物動態パラメーターから読み解く血中濃度変動要因と薬物相互作用の予測・回避法 オンライン
2026/1/22 GMP管理ではない (non-GMP) 原材料供給業者の製造・品質管理の要求事項/監査 (書面・実地) のポイントと監査時のチェックリスト・着眼点 オンライン
2026/1/22 医薬品・バイオ医薬品における事業開発の進め方と注意点 オンライン
2026/1/22 医薬品開発における事例を含めた事業性評価の進め方 オンライン
2026/1/22 医薬品の品質保証 (QA) / 品質管理 (QC) における具体的対応手法 オンライン
2026/1/23 GDPにおける輸送車両・コンテナ・倉庫の温度管理とバリデーション オンライン
2026/1/23 GMP工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース 2026 (2日間) オンライン
2026/1/23 分析法バリデーションの進め方と分析試験計画の策定 オンライン
2026/1/23 医薬品製造におけるバリデーション対応とQ&A オンライン
2026/1/23 GMP工場(増築・新規構築)における 設計/施工時の注意点とUSRの具体的記載例 オンライン
2026/1/23 薬物特性に応じた製剤設計戦略と処方・剤形変更に伴う生物学的同等性試験回避の判断基準 オンライン
2026/1/23 医薬品・バイオ医薬品における事業開発の進め方と注意点 オンライン
2026/1/23 原薬を変更する際の留意点と同等性評価のポイント オンライン
2026/1/23 医薬品開発における事例を含めた事業性評価の進め方 オンライン
2026/1/23 核酸・mRNA医薬品の基礎および動態評価と送達技術の要点 オンライン
2026/1/23 製造販売後データベース調査と再審査申請での活用のための基礎的知識 オンライン
2026/1/26 洗浄バリデーションの基礎と残留許容値、回収率設定の科学的根拠の示し方 オンライン
2026/1/26 医薬品製造におけるバリデーション対応とQ&A オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/6/11 タンパク質分解医薬の実用化に向けた基盤技術と評価
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/2/20 医薬品製造を目的としたプロセス化学と薬事規制及び製薬企業の動向
2025/1/27 世界の中分子医薬・抗体医薬、およびCDMO最新業界レポート
2024/11/29 ファインケミカル、医薬品の連続生産プロセス
2024/9/30 最新GMPおよび関連ICHガイドライン対応実務
2024/9/30 タンパク質、細胞の吸着制御技術
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用