技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

免疫チェックポイント阻害剤の開発と試験デザイン設計

免疫チェックポイント阻害剤の開発と試験デザイン設計

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2015年11月12日(木) 11時00分14時45分

プログラム

第1部. チェックポイント阻害剤+がんワクチン併用療法の開発

(2015年11月12日 11:00〜12:30)

  1. チェックポイント阻害剤の有効性が報告されているが、数多くのNon-responderが存在する。その原因は?
  2. Non-responderへの対処法の確立。
  3. チェックポイント阻害剤+がんワクチン併用プロトコールの確立
  4. チェックポイント阻害剤の有効性が報告されているが、数多くのNon-responderが存在する。その原因は?
    1. PD-1リガンド発現の有無
    2. リンパ球浸潤の有無
    3. その他免疫抑制機構の働き (VEGF等)
  5. Non-responderへの対処法の確立。
    1. PD-1リガンドの発現誘導⇒炎症反応
    2. リンパ球浸潤の誘導⇒がんワクチンGVAXで証明。
      • 日本で使用可能な他の免疫療法/がんワクチンにて確認
        ⇒パイロットスタディの実施
    3. 抗VEGF療法との併用等も検討されている。
  6. チェックポイント阻害剤+がんワクチン併用プロトコールの確立
    1. リンパ球浸潤やリガンド発現を誘導できる方法は?
      ⇒上記パイロットスタディにて確認
    2. チェックポイント阻害剤+がんワクチン併用プロトコールの確立と臨床試験/治験の実施
    • 質疑応答

第2部. 肺がんに対する免疫チェックポイント阻害薬剤開発と今後の可能性

(2015年11月12日 13:15〜14:45)

近年免疫応答に関与する特異的な免疫療法のひとつである免疫チェックポイント阻害薬剤 (抗CTLA-4抗体, 抗PD-1抗体, 抗PD-L1抗体等) などが悪性黒色腫をはじめとする多くの進行固形がんにおける薬剤開発の最前線に登場し、肺がん領域においてもがん免疫療法が急速に進歩しつつある。本講演では肺がんに対する免疫チェックポイント阻害薬剤開発に関する現状および今後の可能性・開発動向等について解説する。

  1. 新しい免疫治療 (総論)
    • 免疫チェックポイントの作用機序
    • 免疫チェックポイント阻害薬剤
  2. 肺がんに対する免疫チェックポイント阻害療法 (各論)
    • 抗CTLA-4阻害薬
    • 抗PD-1/PD-L1阻害薬
  3. 肺がんにおける免疫チェックポイント阻害薬の臨床試験データ
  4. 免疫チェックポイント阻害療法の課題
    • Immune-related Adverse Event (irAE) 免疫関連有害事象に対するマネジメント
    • Immune-related Response Criteria (irRC) による抗腫瘍画像評価と実臨床
    • 効果予測因子としての候補バイオマーカー
    • 探索的な免疫チェックポイント阻害薬剤の「併用療法」ストラテジー
    • 免疫チェックポイント阻害療法を用いた臨床試験デザイン
  5. 開発中の新規免疫チェックポイント標的薬剤
  6. 肺がんにおける免疫チェックポイント阻害薬開発の今後の展望

講師

  • 岡本 正人
    北里大学 薬学部 先端免疫治療学講座
    特任教授
  • 清水 俊雄
    近畿大学 医学部 内科学腫瘍内科部門
    講師 医局長

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/6/11 医薬品製造現場におけるQuality Culture醸成とCAPAの推進 オンライン
2025/6/11 製造/ラボにおける監査証跡の運用方法とレビュー手順・効率的対応へのヒント オンライン
2025/6/11 ラボでの電子実験ノート管理・運用における経験からわかった製造や研究開発部門での電子情報管理の問題点・解決とDXの進め方 オンライン
2025/6/11 バイオ医薬品のQC業務に絶対必要なタンパク質分析技術の基礎とスキル オンライン
2025/6/11 バイオ医薬品 原薬製造工程・セルバンク管理/申請コース オンライン
2025/6/11 バイオ医薬品の原薬製造工程に関する承認申請書/CTD作成の留意点 オンライン
2025/6/12 単なる書類監査で終わらない実効性のある監査にするための監査員養成の具体的ポイント オンライン
2025/6/12 再生医療等製品/細胞加工物の製造・品質管理 (GCTP省令) における施設・製造管理とPMDAによる指摘事例を踏まえた査察準備と対応 オンライン
2025/6/13 環境モニタリングにおけるポイント設定根拠・手順とアラート・アクションレベル設定の妥当性および汚染管理戦略に従ったSOP記載事項/作成上の留意点 オンライン
2025/6/13 コンピュータ化システムバリデーション (CSV) の基礎と注意点 (Q&A) オンライン
2025/6/16 PV領域におけるQMSの本質と役割、導入・運用管理のポイント オンライン
2025/6/16 GMP工場の設備設計および維持管理のポイント オンライン
2025/6/16 開発候補品の想定薬価検討と有効な薬価申請資料作成・交渉戦略のポイント オンライン
2025/6/16 コンピュータ化システムバリデーション (CSV) の基礎と注意点 (Q&A) オンライン
2025/6/16 不確実性を考慮した事業性評価の実践 東京都 会場
2025/6/16 塩野義製薬株式会社の「Healthcare as a Service」戦略と具体事例 東京都 会場・オンライン
2025/6/17 試験検査室管理の実務ポイントと査察対応 オンライン
2025/6/17 医薬品製造における不純物の取り扱いと当局への対応の重要ポイント オンライン
2025/6/17 バイオ医薬品における分析法バリデーション オンライン
2025/6/17 臨床開発をスムーズに進めるためのTarget Product Profile (TPP) の作成とPMDAとの交渉ポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/2/20 医薬品製造を目的としたプロセス化学と薬事規制及び製薬企業の動向
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策