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技術体系構築・自社&他社有望技術の評価と技術ポートフォリオへの落とし込み

技術体系構築・自社&他社有望技術の評価と技術ポートフォリオへの落とし込み

東京都 開催 会場 開催 演習付き

概要

本セミナーでは、技術体系の構築、技術の評価のための技術ポートフォリオの作成方法及び経営層へ説明・説得のためのポートフォリオ分析について説明いたします。

開催日

  • 2015年7月17日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 技術体系
  • 技術評価
  • 技術ポートフォリオ

プログラム

 昨今、アベノミクスによる経済状況の持ち直し、将来の見通しの不確実性の減少、企業の投資意欲の増大などの傾向が見えることから、より一層の成長戦略の実現が待望されている。企業にとって、財務体質の強化、コスト経営など経費・原価の低減、さらに各企業の経営課題の解決、成長戦略の実施が急務となっている。成長戦略については、企業の収益性の確保、売り上げの増大等の目標は明確にできるが、その実施計画を提示できるまでに至っていない。
 さらに、ICT (Information and Communication Technology) 技術の進化は目を見張るものがあり、クラウド・コンピューティング、スマートフォン、スマートテレビ、スマートメーターなど新しい技術をベースにした商品群、サービス及びソリューションなどが市場に投入され続けている。
 成長戦略の実現には、技術開発が重要となってきている。
 研究開発の中でも研究開発テーマの選択が非常に重要課題である。一度選択されテーマ化された研究開発テーマは、毎年研究開発費の投入を余儀なくされる。昨今のように経済状況、技術の進展、技術領域の拡大など環境の変化が劇的に起こる状況では、定期的に研究開発テーマの見直しが必要とされる。 しかし、材料系の研究開発などのように、研究開発期間が10年以上掛かる場合には、長期的な視点が必要である。短期・中期・長期の研究開発テーマへの研究開発費の投入バランスが大きな課題である。
 また、研究開発テーマは、各種の技術から成り立っており、その技術体系を整備することは、保有技術と外部活用技術を明確化し、さらに、そのテーマの評価に役立つ。
 研究開発テーマの優先付けは、そのテーマ評価により判断されるが、その評価は非常に難しく、絶対的方法が見いだせていない。
 その評価法の一つとして、技術ポートフォリオがある。
 研究開発評価の多角化・見える化により、技術出身及び文科系出身の経営層が技術経営という視点での研究開発の検討に参加でき、納得性を得ることができる。

  1. 「研究開発とは」
    1. 課題認識と貢献の構造 :研究開発の構造を示し、課題認識との関係性を明らかにする。
    2. 研究開発の評価 :研究開発の評価を構造化して、関係性を示す。
    3. フェーズ管理 :フェーズ管理の概念を理解する。
    4. 技術の生産性指標 :一般的な生産性指標について概説し、研究技術の生産性指標の事例を提示する。 :経営層が納得する“説得力のある“数字の出し方、根拠の示し方を示す。
    5. 一般的な分析方法 :SWOT分析による強み・弱みデータの効果的な見せ方を概説する。
    6. フェーズ管理とフェーズ毎のテーマ数及びR&D資源投入量 :フェーズ毎のR&D資源投入量を概説する。
  2. 「研究開発テーマ」
    1. 顧客提供価値 a. 顧客要求から顧客感動へ :顧客要求から顧客の感動を与える価値づくりの概念を提示する。 b. 技術優位性から技術突出性へ :技術の顧客提供価値への貢献を提示する。 c. 顧客提供価値の考え方 :顧客価値と技術の関係を構造化して示す。
    2. 研究開発テーマ企画書 :研究開発テーマ企画書の適応フェーズと事例を示す。
    3. 技術テーマの選定と中止、撤退判断の仕方 :研究領域を新規領域、既存・周辺領域に区分し、その区分に沿ったテーマ評価例を概説する。
    4. 技術ロードマップ :経営層が納得する効果的な技術ロードマップの作り方と留意点及び研究領域の区分に沿った技術ロードマップの例を概説する。
  3. 「バリューチェーンと収益」
    1. バリューチェーンの考え方 :バリューチェーンと収益の構造を説明する。
    2. バリューチェーン毎の収益と費用の考え方 :バリューチェーンでの収益と費用の考え方を説明する。
  4. 「研究開発資源の最適配分と判断基準」
    1. 事業収益性の分析と投資の考え方 :事業収益分析の考え方の一例を解説する。
    2. 研究開発の収益性分析と投資 :研究開発の収益と投資の関係を明らかにする。
    3. 中期・長期戦略での研究開発投資の検討 :中期・長期戦略での研究開発投資検討の一例を解説する
  5. 「研究開発テーマ/プロジェクトの費用対効果の考え方」
    1. 研究開発での収益と費用の考え方 :研究開発での収益と費用の考え方の一例を説明する。
    2. 研究開発の売上への貢献度の算出 :研究開発の売上への貢献度の算出例を説明する。
    3. 技術の生産性指標を用いた費用対効果 :技術の生産性指標による収益と費用の測定例を解説する。
    4. 研究開発の各フェーズの費用算出 :各フェーズでの費用の算出例を解説する。
  6. 「ポートフォリオ分析」
    1. 「技術体系」 :技術体系構築の考え方、構築のキーポイント、事例を示す。 a. 技術体系の構築の概要 b. 技術体系の構築の実際
    2. 「技術ポートフォリオ」 :技術ポートフォリオの様々な例を提示する。 a. 技術ポートフォリオの種類 b. 自社に必要な技術ポートフォリオ
    3. 「技術ポートフォリオの分析」 :技術のポートフォリオ分析・有望性の見極め方とその事例を概説する。 :技術畑出身常務が納得する評価手法とデータの導き方 a. 技術ポートフォリオ分析方法とその視点 b. 技術テーマの分析 (経営的、技術的視点) c.有望性の見極め方
    4. 「技術体系をベースにした技術ポートフォリオ分析」 :技術体系とポートフォリオの関係性と必要性を概説する。
    5. 「技術ポートフォリオの課題/限界」 :ポートフォリオの今後の進め方を提示する。
  7. 「全体のまとめ」
  8. 演習
    1. 「技術ポートフォリオの作成の演習」 :簡単な技術ポートフォリオ作成練習を通じて、ポートフォリオの考え方を深く考える手助けとする。
    2. 「技術の生産性指標の作成演習」 :技術の生産性指標の簡単な作成演習により、生産性指標の一例を学ぶ。
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第1グループ活動室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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受講料

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: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

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本セミナーは終了いたしました。

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