技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子材料のトラブル対策

高分子材料のトラブル対策

~劣化・変色・ブリードアウト~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高分子の基礎から解説し、高分子の劣化反応の基本的メカニズムを解析事例を交えて解説いたします。
また、ブリードアウトの原因と対策、防止策について解説いたします。

開催日

  • 2014年4月18日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 高分子材料の基礎
  • 高分子の熱劣化・熱酸化劣化・光劣化
  • 高分子の安定化
  • 高分子劣化の事例
  • ブリードアウトの原因と対策

プログラム

 高分子の劣化に伴う劣化変色とブリードアウトは実用上の大きな問題である。いずれも、高分子の分子構造とモルフォロジー、および劣化反応の基礎的な理解なくしては解決することができない。
 本講では、初めに高分子の特徴的な化学構造を概観した後に、劣化反応の基本的メカニズムをその解析事例を交えて解説する。さらに、ブリードアウトの支配因子について説明を行い、防止対策について言及する。

  1. 高分子の特徴的化学構造
    1. 高分子の分子量
    2. 高分子のモルフォロジー
  2. 高分子の熱・熱酸化劣化機構
    1. ポリオレフィンの熱劣化素反応
    2. ポリオレフィンの酸化劣化素反応
    3. 芳香族高分子の劣化過程
  3. 高分子の光劣化機構
    1. 光化学反応の特質
    2. 光劣化の素過程
    3. 光劣化の支配因子
  4. 高分子の安定化
    1. 酸化防止剤
    2. 紫外線吸収材 (UVA)
    3. ヒンダードアミン系光安定剤 (HALS)
  5. 高分子劣化のケーススタディ
    1. SANの熱黄変化-IRによる解析
    2. PCの光黄変化-深さ方向分析
    3. PSFの光劣化-ケイ光・リン光測定による解析
    4. PPSの光黄変化-モデル化合物による検討
  6. ブリードアウトのメカニズムと対策
    1. ブリードアウトの熱力学
    2. ブリードアウト挙動の事例
    3. ブリードアウト現象の制御

会場

タイム24ビル

4F セミナールーム

東京都 江東区 青海2丁目4-32
タイム24ビルの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/4/16 ヒートシールのくっつくメカニズムと不具合対策、品質評価 オンライン
2025/4/17 低誘電性樹脂の開発と伝送損失の低減、高速・高周波通信への対応 オンライン
2025/4/17 メタルレジストの特徴とEUV露光による反応メカニズム オンライン
2025/4/18 塗装の加速劣化試験方法と劣化評価・寿命予測技術 東京都 会場・オンライン
2025/4/18 ラジカル重合 基礎講座 オンライン
2025/4/18 電気光学 (EO) ポリマーの基礎と評価技術および光制御デバイスへの応用 オンライン
2025/4/21 はじめてのプラスチック材料と成形法 オンライン
2025/4/21 ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法 東京都 会場
2025/4/21 レオロジー測定・データ解釈の勘どころ オンライン
2025/4/21 UV硬化樹脂の硬化不良要因と硬化状態の測定・評価技術 オンライン
2025/4/21 微生物劣化のメカニズムと対策技術 東京都 会場
2025/4/21 サーキュラーエコノミーが目指す持続可能な社会におけるプラスチックの使い方 オンライン
2025/4/22 5G/6G時代の高周波基板材料に求められる特性と材料設計・低誘電損失化技術 オンライン
2025/4/22 ポリマーアロイの基本、構造・物性および新規ポリマーアロイの材料設計の必須 & 実践知識 オンライン
2025/4/23 ゲル化剤・増粘剤の基礎・特性・評価法 オンライン
2025/4/23 プラスチック強度設計に必要な材料特性と設計の進め方 オンライン
2025/4/23 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) における変色劣化の機構とその防止技術 オンライン
2025/4/24 結晶性高分子における力学物性と高次構造の関係 オンライン
2025/4/24 樹脂の硬化反応におけるレオロジー解析 オンライン
2025/4/25 ゴム材料における摩擦・摩耗現象の理解と制御・対処に必要な基礎知識 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用