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生成AIの平均的な正解を超えるテキスト分析

生成AIの平均的な正解を超えるテキスト分析

~VOC分析と特許分析を事例とした意思決定に資する透明性あるインサイト~
オンライン 開催
  • ライブ配信セミナーには、特典としてアーカイブ配信が付きます。
  • アーカイブ配信の視聴期間は2026年6月24日〜30日を予定しております。
  • ライブ配信を欠席し、アーカイブ配信のみ受講をご希望の場合は、通信欄に「ライブ欠席、アーカイブのみ受講」とご記入ください。

概要

本セミナーでは、テキスト分析について基礎から解説し、テキストデータに潜む因果構造を分析し、意思決定に資するインサイトを導出するアプローチを蒯越いたします。
また、VOC分析や特許分析の具体事例を通じて、AIを複合利用した独自の分析プロセスを実践的に解説いたします。

開催日

  • 2026年6月23日(火) 13時00分16時30分

受講対象者

  • テキストデータの分析に携わる方
  • 生成AIを使った分析に違和感や限界を感じられている方
  • 自然言語処理技術の体系的理解を深められたい方
  • テキストマイニングを発展させた高度な分析方法に関心のある方
  • テキストデータから意思決定に資するインサイトの獲得を目指されている方

修得知識

  • 生成AIに至る自然言語処理技術の全体像と各種技術の特徴
  • テキスト分析における生成AIの適用可能性と限界
  • PLSAやベイジアンネットワークを応用したテキスト分析の方法
  • VOC分析や特許分析などの実務的な分析プロセス
  • テキストデータからインサイトを導出する方法

プログラム

 生成AIが業務で当たり前に使われる今、その限界や違和感に気づき始めている現場も増えてきています。生成AIは高精度に「平均的な正解」を出力する一方で、意思決定に必要な「透明性のあるインサイト」を必ずしも提供できるわけではありません。データ分析においても生成AIによる自動化が期待されていますが、実際は生成AIだけでは到達できない分析があります。例えば、毎日実施する分析や定型レポートなど、効率性重視の業務では、平均的な正解を高精度かつ高速に出力する生成AIは非常にマッチします。一方で、現場の意思決定や重要な投資に直結する分析では、スピードだけでなく分析の質やプロセスの透明性も求められ、現場が納得できることが重視されます。特に競合他社も当然生成AIを使っている前提では、生成AIの平均的な正解では得られないインサイトをいかに獲得できるかが競争優位の鍵になります。
 本講演では、文章で構成されるテキストデータの分析を対象として、生成AI単体では到達できない分析をどのように実現するかについて、理論編と実践編と応用編に分けて解説します。理論編では、テキストデータの分析の基礎となる自然言語処理技術について、特に生成AIの基盤となるLLM (大規模言語モデル) に至るまでの各種技術について体系的に解説します。また、生成AIの得意な分析と限界を指摘しながら、生成AIだけでは困難な分析を実現する技術も解説し、それをアレンジして私が開発した分析手法「Nomolytics」についてご紹介します。Nomolyticsは、テキストデータからトピックを抽出し、それらが持つ因果関係を構造化することで、意思決定に資する要因と効果を可視化する手法です。技術的には、テキストマイニング、PLSA、ベイジアンネットワークを統合的に応用したものです。
 実践編では、そのNomolyticsをVOC (Voice of Customer) と特許文書のデータに適用した分析事例をご紹介し、実務における具体的な活用方法を解説します。VOC分析では、主に顧客の声を生かして業務改善や商品企画を検討することを目的とした分析です。今回は、旅行の口コミを分析対象とした事例ですが、顧客の生の声から、顧客が求めるモノやサービスの在り方を探るための分析アプローチとしてご紹介します。特許分析では、技術のトピックや競合他社の動向を把握したり、用途と技術の関係を分析して技術の新規用途などを探索します。更に応用編では、特許分析の事例を対象に、よりディープなインサイトを獲得するために開発した拡張技術をご紹介し、その実務的な有効性を解説します。
 本講演では、テキストデータの分析に生成AIを導入したものの、期待していた成果が得られていない、分析に違和感を感じる、現場で納得のいく意思決定が進まない、そのような課題を感じられている方々に新たなヒントをご提供できればと思います。

  • はじめに
  1. 理論編
    1. AI領域における自然言語処理技術の体系
      1. 自然言語処理技術の分類と整理
      2. 前処理技術
      3. トピックモデル
      4. 深層学習モデル
      5. 大規模言語モデル
    2. 生成AIの適用可能性と限界
      1. AI技術の分類 (理解系・識別系・生成系)
      2. テキスト分析における生成AIとテキストマイニングの比較
      3. 生成AIの得意な分析と限界
      4. 現場が理解し考える分析の意義
    3. 理解系AIを応用したテキスト分析
      1. テキストマイニングの課題
      2. 単語をトピックに類型化するPLSA
      3. 因果関係を構造化するベイジアンネットワーク
      4. 三位一体で意思決定に資するインサイトを分析するNomolytics
  2. 実践編
    1. Nomolyticsを適用したVOC分析の事例
      1. 温泉旅行に関する口コミデータ
      2. 分析プロセスの全体像
      3. トピックの抽出
      4. トピックのスコアリング
      5. 地域と観光客の特徴分析と活用
      6. 満足度の要因分析と活用
      7. NomolyticsによるVOC分析のまとめ
    2. Nomolyticsを適用した特許分析の事例1
      1. 風・空気に関する特許文書データ
      2. 分析プロセスの全体像
      3. トピックの抽出
      4. トピックのスコアリング
      5. 出願年×トピックによるトレンド分析
      6. 出願人×トピックによる競合分析
      7. 用途×技術の関係分析<その1>〜用途⇒技術の関係〜
      8. 用途×技術の関係分析<その2>〜技術⇒用途の関係〜
      9. Nomolyticsによる特許文書分析のまとめ
    3. Nomolyticsを適用した特許分析の事例2
      1. 電気自動車に関する特許文書データ
      2. トピックの抽出
      3. 出願年×トピックによるトレンド分析
      4. 出願人×トピックによる競合分析
  3. 応用編
    1. ディープなインサイト獲得を実現するNomolyticsの拡張技術
      1. インサイト獲得で求められるトピック抽出
      2. あるターゲットに特化したトピックを抽出するPCSA
      3. PCSAを適用した特許分析事例
      4. 頻度によらない個性的なトピックを抽出するdifferential PLSA
      5. differential PLSAを適用した特許分析事例
    2. Nomolytics×生成AIで効率化・高度化する分析
  4. おわりに
    • 質疑応答

講師

  • 野守 耕爾
    株式会社アナリティクスデザインラボ
    代表取締役

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,400円 (税別) / 37,840円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,400円(税別) / 37,840円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

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