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メタノール社会の青写真

メタノール社会の青写真

~カーボンニュートラルに向けて~
東京都 開催 オンライン 開催
  • ライブ配信セミナーには、特典としてアーカイブ配信が付きます。
  • アーカイブ配信の視聴期間は2026年2月24日〜3月2日を予定しております。
  • ライブ配信を受講しない場合は、「アーカイブ配信」をご選択ください。

開催日

  • 2026年2月17日(火) 13時30分16時30分

修得知識

  • エネルギーキャリアの選択に不可欠な定量的な視点
  • メタノール社会の優位性、他のエネルギーキャリアとの違い
  • カーボンニュートラル実現に必要なエネルギー効率・コスト・インフラ・流通量の全体像
  • 世界におけるメタノールエネルギー利用の最新動向
  • メタノールを基盤としたビジネスモデルとロードマップ
  • メタノール利用の社会的・倫理的意義

プログラム

 気候変動とエネルギー問題をめぐって、行政・企業・市民・学界の間で世界は混乱のただ中にあります。私たちはまず、気候変動とは本質的にエネルギー問題であることを正しく認識しなければなりません。化石資源に依存する現状から、再生可能エネルギーへの転換は不可避ですが、その道のりには多くの課題が存在します。カーボンニュートラルの鍵は、「どのエネルギーキャリアを中心に据えるか」にあります。バッテリーのみでは、膨大なエネルギーの輸送・貯蔵を担うことはできません。地球規模での課題解決には、発展途上国でも使える既存技術の組み合わせが不可欠です。その中で、既存インフラを活かし、誰もが利用可能なメタノールは、現実的で持続可能な選択肢として注目されています。メタノールはCOまたはCO2と水素から合成でき、火力発電所・製鉄所・セメント工場・化学工場などで排出されるCO2を回収し、再生可能エネルギー由来の水素と反応させることで製造可能です。生成されたメタノールは、内燃機関や燃料電池の燃料として再利用でき、CO2を再びメタノール合成に循環させる「CO2-メタノール循環社会」を形成します。これこそが、カーボンニュートラル社会の現実的な姿です。さらに、メタノールはMTO (Methanol to Olefin) プロセスによりエチレンやプロピレンを生産でき、化学工業の基幹原料としても重要です。
 講演者は1993年よりCO2からのメタノール合成触媒を研究し、その成果をもとに、2025年11月にSpringer Natureより『Blueprint for a Methanol Society-Toward Carbon Neutrality』が出版されました。現在、日本語版の出版も進行中です。本セミナーでは、この著書の主要な内容をわかりやすく紹介します。

  1. 第I部 地球温暖化の何が問題なのか? (1時間)
    1. 地球温暖化とCO2排出
      • 地球表面温度の異常上昇
      • 科学的証拠と誤解
    2. エネルギー問題
      • エネルギー利用と気候変動
      • エネルギーキャリアの課題
    3. 産業課題
      • 鉄鋼・セメント・化学・プラスチック廃棄の現状
    4. 政策課題
      • 主要国の政策
      • 過度な技術依存とコスト認識不足
  2. 第II部 我々はどこへ向かうべきか-メタノール社会 (1時間)
    1. なぜメタノール社会なのか
      • CO2-メタノール循環と経済的合理性
    2. メタノールのエネルギー利用
      • 内燃機関・SOFC・DMEの展開
    3. メタノールの化学的利用
      • 化学産業の将来と触媒技術
    4. メタノール社会の進展
      • 主要国の動向とCCUS・水素製造技術
  3. 第III部 我々は何をすべきか-ビジネス・政策・教育・理念 (1時間)
    1. メタノール社会のロードマップと産業展開 (2025年〜2050年)
    2. 必要な技術
      • メタノールエンジン
      • ギ酸キャリア
      • 再生可能エネルギー水素製造
    3. 科学技術の核心
      • Cu/ZnO触媒のメカニズムとコスト低減戦略
    4. 未来への考察
      • 市民運動
      • モデル都市
      • 倫理と「もったいない」精神

講師

  • 中村 潤児
    九州大学 カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所
    特任教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)
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